前途洋々
今週はまず配信を2本観ました。U-NEXTで『A.B.C-Z Concert Tour 2024 F.O.R』、ミュージカル『モーツァルト!』。前者は別公演を神奈川で観たもの、後者はチケットが入手困難で諦めたもの。どちらも配信で観られてよかったです。続いてこれも配信ですが映画館でリアルタイムで観るライブビューイング、宝塚歌劇団・星組の『記憶にございません!』。楽しかった。礼真琴さんは歌も踊りもうまいしコメディもうまいですね。これが退団公演となる娘役トップの舞空瞳さんのさよならショーも美しく華やかでした。続いてこれはたまたまですが小さな会場で上演されるオリジナルミュージカル作品を続けて2本観ました。『翼の創世記』と『AI-WRI-EN』。どちらも役者のレベルが高く意欲的で完成度が高い。国産ミュージカルとしてはかなり垢抜けた仕上がりだったと思います。作家陣のレベルも日進月歩、状況はどんどん変わって行ってるんですね。変わって行ってるといえば歌舞伎界も新勢力の躍進が著しい。絵本を歌舞伎化した『あらしのよるに』は人気作。既に何演か重ねていますが私は観るのは初めて。予想以上の面白さでした。「歌舞伎に不可能はない、なんでもやれる」と常々思っているところ、ここでもその底力をまざまざと見せつけられた思いです。この作品が襲名披露となる澤村精四郎さんが口上で涙を流す姿が感動的でした。『加賀鳶』で久々に観た勘九郎のいなせなカッコよさと『鷺娘』の七之助の美しさはただただ感服…でしたね。
土曜の中日新聞杯はロードデルレイとフライライクバードから行くつもりだったんでお呼びでなかった。日曜のカペラSはエティエンヌ、チカッパ、ジレトール。阪神JFはメイディレデイ、ミストレス、コートアリシアン。