よしだ予想

2024.12.07

前途洋々

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 今週はまず配信を2本観ました。U-NEXTで『A.B.C-Z Concert Tour 2024 F.O.R』、ミュージカル『モーツァルト!』。前者は別公演を神奈川で観たもの、後者はチケットが入手困難で諦めたもの。どちらも配信で観られてよかったです。続いてこれも配信ですが映画館でリアルタイムで観るライブビューイング、宝塚歌劇団・星組の『記憶にございません!』。楽しかった。礼真琴さんは歌も踊りもうまいしコメディもうまいですね。これが退団公演となる娘役トップの舞空瞳さんのさよならショーも美しく華やかでした。続いてこれはたまたまですが小さな会場で上演されるオリジナルミュージカル作品を続けて2本観ました。『翼の創世記』と『AI-WRI-EN』。どちらも役者のレベルが高く意欲的で完成度が高い。国産ミュージカルとしてはかなり垢抜けた仕上がりだったと思います。作家陣のレベルも日進月歩、状況はどんどん変わって行ってるんですね。変わって行ってるといえば歌舞伎界も新勢力の躍進が著しい。絵本を歌舞伎化した『あらしのよるに』は人気作。既に何演か重ねていますが私は観るのは初めて。予想以上の面白さでした。「歌舞伎に不可能はない、なんでもやれる」と常々思っているところ、ここでもその底力をまざまざと見せつけられた思いです。この作品が襲名披露となる澤村精四郎さんが口上で涙を流す姿が感動的でした。『加賀鳶』で久々に観た勘九郎のいなせなカッコよさと『鷺娘』の七之助の美しさはただただ感服…でしたね。

 土曜の中日新聞杯はロードデルレイとフライライクバードから行くつもりだったんでお呼びでなかった。日曜のカペラSはエティエンヌ、チカッパ、ジレトール。阪神JFはメイディレデイ、ミストレス、コートアリシアン。

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2024.11.30

Not for me

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 演劇や映画を観て「面白くない」と感じるのはどういう時なのでしょうか。作品そのものが稚拙だった、自分が期待したものと違った…理由は様々だと思います。ましてやSNSでの評判が上々だったりした場合には自分の感想とのギャップに戸惑うことも少なくありません。ABC座『大金星』は私には全く楽しめない作品でした。出演者それぞれに振られた極端に個性的なキャラクターを誰もがどう演じて良いのか迷いが見られるように感じましたし、ストーリーも浅くて、言葉を最大限に選んでも“お金のかかった学芸会”という印象でした。あの事務所の先輩後輩の楽曲がジュークボックスミュージカル形式でふんだんに使われて、それが楽しい嬉しいという客が多かったようですが、私はそこには全く魅力を感じないし。主演のグループは力のある人達だと思っており、だからこそ観に行ったわけで、しかし出演者が好きだということと舞台作品としての出来は全く別の問題です。もちろん良い部分が全くなかったわけではなく、楽しんだ人を否定は致しません。これがNot for meというやつなのでしょう。さて、ハードリピートの劇場通いが一段落してようやく映画も観られる日々になりました。『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』はとても面白かった。この監督さんはやはり才能のある人ですね。『六人の嘘つきな大学生』は自分の期待と違ったパターン。もっと胸糞展開を期待したのに(笑)。『ぼくとパパ、約束の週末』はなんとなく興味を覚えてリマインドしておいたらちょうど空き時間がハマる上映回があったので観てみたもの。実話を元にした物語だそうで、これは観てよかった。息子役の演技は見事でした。

 土曜のステイヤーズSはシュヴァリエローズからフォワードアゲン、フェーングロッテン、シルブロンと人気薄へ行ってみます。チャレンジCはエピファニー、ディープモンスター、ラヴェル。日曜のチャンピオンズCはヤマニンウルスの出走を楽しみにしてたんだけど…残念。素直にレモンポップをアタマに据えてガイアフォース、ドゥラエレーデ、ハギノアレグリアスへ。

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2024.11.23

文句もあるよ

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 今週は舞台を4本。劇団ワンツーワークスの『線引き』から。この劇団はいつも手堅く面白いものを上演してくれるのです。ある時たまたま好きな役者さんが出演したのがきっかけで、以後ほとんど毎回観に行っています。大好きなミュージカル『プロデューサーズ』は良いところもありちょっとなーと思うところもあり…ってとこかな。何より素晴らしかったのはロジャー・デブリー役の新納慎也さん。歌えて踊れて芝居ができてゲイ役も上手くて、という彼の全てがこの役のためにあるかのようでした。彼には『ラ・カージュ・オ・フォール』のザザをやって欲しいなぁ。続いて『グラウンドホッグ・デー』。主演の桐山照史さんについては顔を知ってる程度でしたが、歌もうまく芝居もしっかりしていて、あの事務所でまた1人色眼鏡ナシで舞台で観たい役者を1人発見した思いです。ただしこの舞台、この演出家特有のくだらない悪ふざけが過ぎて作品が本来持つ魅力をかなり削いでいました。あの無駄を省けばもっと時間もコンパクトに上演できたはず。そして1年ぶりの立川立飛歌舞伎。中村壱太郎さんの9役早変わりが圧巻。心ならずも(?)澤瀉屋を背負う立場になった市川中車さん、ずいぶんと歌舞伎役者らしくなってきましたね。長時間の公演、内容的には楽しく観ましたが、とにかくここ立川ステージガーデンは客席の作りが演劇公演をやるには不向き過ぎてお話にならない。1階フロアはぺったんこ、位置的には良席でも前の人の頭が邪魔になって舞台の中心部分が何も見えない。劇場に行ってるのに頭上のモニターで舞台上で起きてることを見なければならないってどういうこと? 段差がつけられないならせめて千鳥配置にしてくださいよ。可動式の椅子はグラグラで横並びの誰かが少しでも身じろぎしたら酷く揺れるし。好きな役者が出るから仕方なく行くだけで、ちょっと観たいなと思う程度の演目の上演がここだったら私は絶対に行くのやめますね。

 土曜の京都2歳Sはサラコスティ、ウォータークラーク、ジョバンニと固い線で。日曜、豪華メンバーにも程があるジャパンカップはドウデュース、オーギュストロダン、チェルヴィニア、スターズオンアース。京阪杯はプルパレイ、ヴェントヴォーチェ、モズメイメイ。

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2024.11.17

NEWSIES of Hakata!

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 『NEWSIES』は最後の公演地・博多へ。本当に楽しい作品で、大千穐楽の幕を閉じた今でも頭の中でニュージーズたちがぴょんびょん元気に飛び跳ね、歌い続けています。アラン・メンケンの一分の隙もない音楽作りにこの再演でもすっかりヤラレました。今回は改めて「この人の踊りはイイなぁ」と思えるダンサーさんを見つけて、彼を目で追いかけているのも楽しかったです。別の舞台に出るのを楽しみにしようっと。博多から帰ってすぐに鹿賀丈史さんのソロライブ『MIS CAST 2』4回公演に全通。何年ぶりになるのか…鹿賀さんの歌う『ジキル&ハイド』のナンバーが聴けて嬉しかった。相変わらずダンディーでちょっとお茶目で、のけぞるような美声。劇団チョコレートケーキ『つきかげ』、コント公演『混沌vol.5』、歌舞伎座にて『アフタヌーンに歌舞伎を』という中村獅童&澤村國矢トークショー→『石橋』を4階から幕見→アフタヌーンティーを楽しむという素敵イベントに参加、そして同日に東京国立博物館の特別展『はにわ』へ。お仕事もプライベートもドタバタの1週間でした。

 その他ちょっと私的にもジタバタしていてBlogの更新が遅れまして申し訳ありません。土曜の東スポ杯2歳Sはレッドキングリーとクロワデュノールと思ってたので1着3着…2頭ウラオモテで買っててもダメかー。日曜のマイルCSはブレイディヴェーグをアタマに固定してタイムトゥヘヴン、オオバンブルマイ、アルナシームに行ってみますかね。

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2024.11.09

NEWSIES of Hyogo!

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 博多に来てます。今日は前日輸送の夜でまだ空港でモツ鍋食べただけ(笑)。先週は土曜から大阪入り。天気が荒れて飛行機が遅れ、大変な思いをしましたが、これも前日輸送のおかげで予定に支障はなく、ちょっとした史跡巡りをしたり大阪城を臨む和食の名店で1人優雅にお食事をしたり…そして『NEWSIES』の兵庫公演を楽しみました。兵庫から帰京して、新橋演舞場で『有頂天家族』。歌舞伎以外の舞台に初めての主演という中村鷹之資さん、さすがの切れる台詞に鮮やかな演技、堂に入ったものです。彼には幅広く色々な経験をして欲しいですね。行く先々で愛される花を咲かせることのできる人だと思います。

土曜の武蔵野Sはペイシャエス、サンライズホーク、ドルチェモア。デイリー杯2歳Sはロヴィーサ、ランフォーヴァウ、ローレルオーブ。日曜、エリザベス女王杯はレガレイラ、スタニングローズ、サフィエラ。福島記念はフライライクバード、サトノエルドール、ダンディズムと高齢馬で。

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2024.11.02

日比谷通いは終了

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 『NEWSIES』東京公演も無事に閉幕しました。毎回満杯の劇場、舞台上も客席も熱気がすごかったです。こういうイキイキした公演はいいものですね。今週末からは兵庫公演。私も飛んで行きますよ。A.B.C-Zの戸塚祥太さんのソロツアー『guerrilla love』に行ってきました。当日にならないとわからない座席はなんと着席エリア最前列。彼はなんとなくいつも“何かになりたくてさまよっている”印象のある青年なのですが、今回のステージを観てやはり多面性こそが彼の武器であり、何にでもなれる人なのだということがわかりました。ずっとさまよい続けて、立ち止まったその時その時の姿こそが彼があるべき彼なのだと思います。おおいに迷い、おおいにさまよって欲しい。画像は撮影OKタイムのものです。映画は『八犬伝』を。ちょっと冗長。そしてエンタメとして充実していなければならないはずの虚実の“虚”の部分が拵えは派手なのにどうにも役者が弱くて腰砕け。せっかく名前も力もあるW主演を中心に据えたのに、あまり高い点はあげられない作品でした。ミュージカル『Bye Bye My Last Cut』、これは秀作。オリジナル作品としてはかなりハイレベルな仕上がり。役者もみんなすごく良くて、笑ったり大泣きさせられたりのとても良い観劇となりました。

 今週は重賞が4レースも。土曜の京王杯2歳Sはキタノクニカラが馬体重どのくらいで出てくるのかに注目。馬券的にはゾが足りない!と思ってしまうヒシアマン、レモンバーム、エンドレスサマー。ファンタジーSはヴーレヴーをアタマに固定してウォーターエアリー、ウォーターガーベラ、ラヴェンデルへ。日曜のアルゼンチン共和国杯はひたすらハヤヤッコがんばれ。クロミナンス、フォワードアゲン、ラーグルフと絡めます。みやこSはドゥラエレーデ、プロミストウォリア、ロードアヴニールまで。

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2024.10.27

舞台とお料理

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 観劇に通ってる時、その作品の舞台になっている国の料理を食べに行くのが趣味のひとつです。『ミス・サイゴン』の時はベトナム料理、『チェス』の時はロシア料理、『ジキル&ハイド』ではイギリス料理でパスティやフィッシュ&チップスなど食べ、『エリザベート』の時には銀座のハプスブルク・ファイルヒェンにも行きましたしハンガリー料理にハマッてあちこち探して行きました。『ダ・ポンテ』では話の中に出てくるパネットーネを買って食べたり、ヒロインの得意料理の鶏とセロリのスープとはどんなものか想像で作ってみたり。そこで今通ってる『ニュージーズ』はというと…舞台はアメリカで登場人物のほとんどはビンボーな少年たちで、出てくる飲食物というと水とソーダ水とセリフにある羊のモモ肉ぐらい。それじゃあんまりなので、ある日同行観劇したお友達と一緒に銀座の資生堂パーラーでお食事してきました。オーソドックスで美しいお料理の数々、とてもおいしくて楽しい時間を過ごしました。松茸のコンソメは絶品でした…秋ですねぇ。

 アロンズロッド、初戦は勝てなかったけど将来有望との騎手のコメントを信じたいです。アルテミスSはミストレスからミリオンローズかなーってとこだったのでダメ。スワンSはシングザットソング、トラヴェスーラ、アグリの順番でと思ってたんでこれもどーにもビミョー。さて秋の天皇賞は…ゴリッゴリにレーベンスティールにイレ上げてリバティアイランド、ドウデュースへというどうしようもない馬券(笑)。せめてグルグルと全通り買っておきますか。

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2024.10.19

休刊日には…

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 あいかわらず日生劇場に新聞買いに行く日々です。新聞休刊日(笑)に憲政記念館の企画展「人物シリーズ『継』 第1回 大久保利通・牧野伸顕」 に行ってきました。大久保利通公が1878年5月の暗殺事件の時に携えていたという革の鞄や牧野のユーモラスな似顔絵の周りに親族や親しい人たちが名前を寄せ書きした掛け物などの展示があり、とても興味深く拝見しました。こういう形で父子が取り上げられることは珍しく、多くの人に見てもらいたいなと思います。さらに同日、歌舞伎座にて『錦秋十月大歌舞伎』夜の部を観劇。もちろんお目当ては中村亀鶴さん。上方歌舞伎に出れば巧みな台詞術で「上方の匂いがする」と言われ、今回の『婦系図』で明治時代の東京の掏摸を演じれば粋さえ感じさせる男っぷり。かと思えば『源氏物語』では穏やかな高僧で落ち着きと品位を感じさせる。本当に何を演じてもきちんと役割を果たす、力のある役者さんだなぁと感心してしまいます。来月の立飛歌舞伎も楽しみ。

 土曜の富士Sはエアロロノアとタイムトゥヘヴンから行こうかなぁと思ってたから、お呼びじゃなかったですね。くすん。日曜は菊花賞かぁ…当たる気がしないなぁ。難しい。人気ないけどアレグロブリランテには良かった頃を思い出して欲しいので、思い切ってこれをアタマに据えてみます。シュヴァルツクーゲル、ハヤテノフクノスケ、ビザンチンドリームと寄らば大樹の本命党な私にしてはかなり珍しい穴狙いで行く。

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2024.10.12

心豊かな秋を

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 『NEWSIES』に通ってます。キャストの半分ぐらいが入れ替わり、また新たな魅力で日生劇場は毎回満員御礼。ダンスのビッグナンバーがたっぷりで身も心もワクワク。その合間を縫うように『9 to 5』『The Gentleman's』『少年Bの住む家』『黄金仮面』と良質の舞台を次々と。楽しい秋です。芸術の秋は食欲の秋。銀座の老舗・梅林でカツ丼などいただきました。心豊かだなぁ。

 大久保利通公墓所の清掃ボランティア、追加開催が13日(日)10:30から行われます。今回の参加御礼は私の手書きイラスト&書き文字でできた千社札。残りわずか、早い者勝ちです。これが欲しい、ついでに草むしり手伝っちゃおうかなという人はぜひ青山霊園までおいでください。ちょこっとでも助けていただけるとありがたいです。

 競馬界、あまり楽しくない話題ばかりです。それはそれとして、競馬は粛々と行われるのです。よく知らないこと、言っても仕方ないことについてはなるべく口を出さない…が私のポリシー。日曜は秋華賞。ガッチゴチでチェルヴィニア、ステレンボッシュ、クイーンズウォーク、ミアネーロ。これを全組み合わせの馬単で買ったら何通りだ?(算数が超苦手)…それよりも月曜の最終レースのニュージーズが気になるぞ。

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2024.10.06

創作の栄養素

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 今週も硬軟取り混ぜて色々と。とにかく楽しくて3時間半がアッというまの『CLUB SEVEN another place』、命とは家族とは医療とは…様々に想いが巡る『灯に佇む』、推理力皆無でミステリーがめちゃめちゃ不得手な私、全く犯人の目星が立たずに頭グラグラだった『ゼロ時間へ』、衝撃の問題作『最後の面会』。笑ったり泣いたり恐怖に震えたり愕然としたり、かなり幅広く様々な栄養素を摂取したような気分です。

 大久保利通公墓所のおそうじ会は9/29にほとんどの作業を終えたのですが、雨で早めの切り上げとなったために少しのやり残しとまだこれから銀杏が落ちることが予測されるため、10/13にも実施することになりました。この日なら参加できる!という人がおられましたらぜひ青山霊園までおいでください。10:30開始を予定しています。

 土曜のサウジRCはアルテヴェローチェから行こうと思ってたので単勝買ってれば当たりですが2番人気でしたね。日曜の毎日王冠はシックスペンスからニシノスーベニア、トップナイフ、ローシャムパークへ。京都大賞典はディープボンド、プラダリア、シュヴァリエローズ。

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