その他・観ました

2026.08.22

挑む役者たち

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 今週はまずミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』から。映画版は観ましたが、海外の舞台がそこまで評判になるほどの魅力は感じず…大河ドラマ『青天を衝け』や映画『国宝』その他でその演技力には大変信頼を置いている吉沢亮さんの芝居が観たくてチケットを手配しました。とても良かった。彼が初めて出演したミュージカル『プロデューサーズ』では「無難にこなして悪くはないな」ぐらいの印象だったのが、今回は本格的に歌い上げなければならない数々のミュージカルナンバーへの挑戦のためにかなり訓練したと思える歌唱もそれはそれは立派なものでしたし、何よりやはり芝居が良かった。尊敬できる役者です、彼は。大好きな石井一孝さんも今までなかったような普通の父親の役をじっくりと作り上げていて感銘を受けました。続いては山本耕史とゆりやんレトリィバァが全編英語のミュージカルに挑む『フル・モンティ』。以前に山田孝之さんによる日本キャスト上演も観ていますが、例によってすっかり内容は忘れており、今回も楽しく観ました。いやぁ本当に山本耕史は何をどうやらせても上手いしカッコいいねぇ。子役時代の初舞台から観てるんだから親みたいな心持ちのはずが、どうかするとポーッとなっちゃう。難を言えばあまりに何もかもスマート過ぎて妻に去られて失業したダメパパに見えないってことかな(笑)。ゆりやんも良かったよ。マインドが開放されてるね、彼女は。ただこの演目に国際フォーラムCは大き過ぎるな。シアタークリエやシアター1010あたりで客もキャーキャー騒ぎながらやるのがいいと思う。続きまして、A.B.C-Zの五関晃一さんがコントに挑む『混沌vol.9』。以前にこの混沌という公演を別キャストで観た時はあまり面白いとは思えず、要は私がお笑いのライブをあまり好きではないのかな、と自覚しているのですが…今回もまぁ、そんな感じでした(苦笑)。五関さんはなんかこう間合いが良くて、面白かったんだけどね。あの人はなんだか、何をやらせても何らかの自信と確信があるのがイイなと思うんだよね。今週観た3本は共通して“挑む”がキーワードだったように感じてます。枚数合わせの1枚はDEHの後に友達と入った居酒屋のメニュー「残酷なタコさんウインナー」。ぐっさり串刺し(笑)。

 日曜、いつもの如く馬名ぐらいしかファクターがない新潟2歳S。注目は重賞でデビューとなるマインドフルネスですね。こういうのは面白がって買っちゃうのがアホンダラの私。ミルファームさん大車輪だけど他の馬は避けておこう。インカルナータ、トップチェッカーぐらいで止めておく。キーンランドCはナムラクララから行っとこ。パンジャタワーはまぁ買うとして、後はゾンニッヒ、イツモニコニコあたりで遊んでおきましょ。

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2026.08.15

弾丸歴ヲタ旅

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 弾丸日帰り旅で大阪・柏原市歴史資料館へ『企画展 日本近代の児童福祉と柏原〜共に歩んだ100年』を見学に行ってきました。主な目的は大阪府公文書館所蔵で普段は非公開の大久保利武(大久保利通の三男)の胸像を見ること。大阪府知事時代に福祉政策にも腕を振るった利武の直筆の書簡など未見の資料が多数展示され、充実した内容でした。この地方ならではという内容の資料が並び、これは有意義なテーマだったと思います。企画展斯くあるべし、といった感じ。観劇旅か何かのついでにと考えていたのに予定が噛み合わず、このままでは見逃してしまうと焦っての強行軍でしたが、本当に行って良かったです。帰りにはちゃっかり阪神デパート地下の名物いか焼きも食べたし551の豚まんも買えたし。そして映画を3本。『開戦前夜』『白パンと独裁者』『ネタニヤフ調書』。いずれも何かしら戦争が絡むテーマの作品です。自分の知識の浅さを痛感しつつ、とにもかくにもこういうものに触れ続けることで自分の中の問題意識に多少は水をやり、枯らさないことが大事なのだと思っておくことにします。

 日曜、中京記念はブエナオンダ、チェルビアット、ファントムシーフ、カズミクラーシュをこの順番で。札幌記念はローシャムパーク、グランディア、レディネスぐらいで恐る恐る。

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2026.08.07

初めての両国

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 映画『ヒトラーの毒見役』を観ました。また新たな切り口のナチスものです。終戦直前、ヒトラーが隠れ住んでいた場所で毒見役をさせられていたという告白をした女性が実在していて、真偽は明確ではないもののドラマの題材としては興味をそそられるものですね。戦争に翻弄される女性たち、普段の生活では食べるにも困る状態の中で贅沢な美食と破格の給金を与えられ、しかし命を落とす可能性もあるわけで、その綱渡り感や女性同士の軋轢や友情、いわゆるストックホルム症候群とはまた違った色合いの将校との関係も描かれ、飽きさせずに見せる映画でした。上映されている新宿武蔵野館はロビーのディスプレイや上映作品の批評記事の展示など、映画館としてとてもやる気を感じさせてくれるので好きです。続いて、生まれてからずっと長いこと東京に住んでるのに今まで一度も行ったことがなかった両国の街、江戸東京博物館へ『特別展 洋館〜明治の夢と挑戦』を観に行きました。洋館マニアなんです。明治以降、近代化・欧風化する日本にが生まれた洋館の数々、その成り立ちについてたくさんの資料と写真、設計図などが展示されて大変見応えがありました。贅沢を言えば日本各地に今も現存する幾多の洋館の写真をドッと集めて見学ガイドのように見せてくれたら後々までの興味につながって楽しかったかなと思うのですが、今回の眼目はそういうことではないのでしょう。両国の駅に降りることさえ初めてな気がするので、ついでに吉良邸跡や勝海舟生誕の地などを巡ってきました。ランチは元力士の白馬さんがオーナーシェフのモンゴル料理店『ウランバートル』で羊肉と春雨のスープ・ホイツァイのセットを。とてもおいしかったです。

 土曜のダリア賞にトシミチ号が出走するので楽しみにしています。エルムSはルクソールカフェ、ペリエール、ヒルノハンブルク、ヴァルツァーシャルまで。日曜のレパードSはチェリヴェント、マクリール、パラダイスフェイスぐらいにしておこうかな。CBC賞はサンアントワーヌをアタマに据えてレイピア、フィオライア、ディアナザールへ。

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2026.07.11

この人を観たい!

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 今週は舞台を3本。『超、Maria』は最近すっかりその才能にどハマッてしまっている田村芽実さんと『ミセン』の時に鮮やかな存在感に目を瞠った清水くるみさん、そして劇作家の根本宗子さんにも興味があって観てみました。主演の2人はお見事。素晴らしい。今後もますます出演舞台を観たい。作品的には「こういうのが好きな人も多いんだろうな」ということは理解できましたがプラス方向の感想のほとんどは役者の力によるものだったかも。燐光群『ラフカディオ・ハーン 琉球の夢』は大好きな森尾舞さんが目当て。これがもう本っっっ当にのけぞるぐらいに途方もなく芝居が上手い。どうしてこう何もかもがビシバシ命中するのか、ワケわかんないぐらい好き。こんな途轍もないパワーを持つ女優さんと出会えて良かった。芝居見冥利に尽きる。寓話と歴史と現代が巧みに絡み合わされた内容も楽しみました。ちょっとヒギンズ教授気質のある私はけっこう沖縄の言葉がわかって、自分でもビックリ。『路上8』は占部房子さんを観に行きました。いつも大劇場で観ている役者さんたちをこんな小さな空間で…贅沢。酸いも甘いも噛み分けた年齢の俳優さんたちがド真面目に繰り広げるスラップスティックコメディ、楽しかったです。占部さん、以前にもこのBlogで触れたことがありますが、ふんわりしているようでいざという時の芝居の瞬発力がすごいんだよね。今回も何度もそういう瞬間がありました。最後にシュガーこと佐藤隆紀さんのコンサートへ。年末から『ラ・カージュ・オ・フォール』で鹿賀丈史さんとWキャストでジョルジュを演じる人でもあり、下見…というわけでもないんですが(笑)、ここ近年ずっと「好きになりそう…」と思いながら観ている人です。元々声楽出身で歌はとびっきりに上手い人ですが、芝居も上手いところ観せてくれるしお人柄も穏やかで楽しい人でトークもお上手。コンサートのテーマに沿って悪役とヒーローの曲を巧みに歌い分け、軽やかにかつ感動的に「僕こそミュージック」を聴かせてくれたかと思えば「オー・ソレ・ミオ」では身につけた声楽のテクニックを全開にしてホールを揺るがし、それはそれは見事なワンマンショーでした。この人はきっとこれからもたくさんのチャンスを掴んでものにして行く人だと思います。追いかけていきたいですね。

 日曜の七夕賞はバトルボーン、ボーンディスウェイ、メリオーレム。ヤマニンブークリエの馬体重はどうかな?

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2026.07.04

再演バンザイ!

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 今週はまず『ラヴェル 最期の日々』から。これは2024年に上演された舞台の再演で、内容がとにかく素晴らしくてぜひぜひまた観たいと望んでいた作品。あの豊かな時間と空間、愛すべき登場人物たちにまた逢えてとても嬉しかったです。モーリス・ラヴェル役を美しいバレエで見せてくださる小㞍健太さん、ラヴェルの晩年の友人として膨大なセリフ量をこなしながら温かみある狂言回しで観客と作品世界をつないでくださった西尾友樹さん。音楽、演劇、舞踊の融合という意味でこの完成度はなかなかない理想的な作品だと思います。来年1/9(土)に北九州芸術劇場で上演がありますのでお近くの方はぜひぜひご覧になってください。続いて劇団TipTapの『ミュージカル嫌いの男』。B級ホラーでありミュージカルの自虐的セルフパロディであり、かなりシュールで変な作品ですが、実力派のミュージカル俳優さんがガチッと座を固め、面白い舞台に仕上げていました。ミュージカル好きとしてはくすぐられる部分がいっぱい。日を違えては明治大学博物館へ『瓢箪から駒』というミニ特集展示を観に行きました。私自身が「瓢箪から駒」の意匠が大好きで、それをコレクションしている人がいるということに羨望を感じつつの見学。規模はほんの小さなものでしたが楽しかったです。私も瓢箪から駒グッズを作ってみたいな。枚数合わせの1枚はモスバーガーの限定メニュー・海老フライバーガー。海老がプリッとしてとてもおいしかったです。もうすぐ終わっちゃうようなので興味のある人はモスへ急げ!

 日曜の北九州記念はデアヴェローチェ、アメリカンビキニと固いところ押さえておいてプロトポロス、ついでにイツモニコニコ…って感じでどうだろう。

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2026.06.21

理解力の問題…?

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 旧島津邸(清泉女子大学)の見学ツアーに当選し、参加してきました。写真はSNSには載せない方が良いようなので控えますが、憧れのジョサイア・コンドル設計の洋館を現役在学生さんのご案内でゆっくり見学できて感激。内部の美しい設えを堪能し、雨上がりのお庭から眺める美しいバルコニーにうっとりしました。映画は2本。『マイケル』についてはXでちょっと長めの感想を書きました。私はマイケル・ジャクソンが好きだったけど、今振り返ると彼のことを誰よりも色眼鏡で見ていたのは自分かもしれないと、この映画を観て改めて思ったりしています。とりあえずはこの映画が見せたかったMJ像というものをまっすぐに受け止めることができたかな。『アン・リー はじまりの物語』は題材とアマンダ・セイフライドに興味があって観てみましたが、これはもうひとつ訴えてくるものをうまく受け止められませんでした。続いては舞台。ミュージカル『神経衰弱ぎりぎりの女たち』はお友達に誘われての観劇。誘われなかったら選ばなかった演目だと思うけど、これは面白かった。観てみるものですね。すっかりファンになってしまっている藤山直美さんの『おだまり、お辰!』はとっても楽しかった。本当にちょっとした呼吸の押し引きで笑わせたり泣かせたりしてくれる直美サマはもちろんなのだけど、高畑淳子さんのまぁ上手いこと上手いこと。マダムな年齢になってから初めて恋をした時の少女のようなきらめき、舞台の真ん中でふざけているベンガルさんや柄本明さんを自由に泳がせながら自分の芝居は決して電源を落とさないその力。鮮やかでした。同じ日の夜に音楽劇『豪華客船タイクツタニック号沈没』を観たのだけど…私ね、ホント正直に言うんですが、こういうのワカランのですよ、私。こういうもののわからなさがどうしても苦手で、それで昔は小劇場系演劇を避けていたんです。こういうものをどういう心持ちで観ればいいのか、どう理解すればいいのか、どう解釈して納得して心を動かされればいいのか、ワカラン。私がバカなのか、と思うしかなくて悶々とする。タイタニック号沈没事件に興味があり、それをもじったタイトルに惹かれて観てみたというだけで、ワカランで終わりました…残念。金曜から1泊で博多座へ。夜の部の『ぢいさんばあさん』では中村亀鶴さんがとても説得力のある悪役を観せててくださいました。亀鶴さん、芝居が上手いせいか悪態をついて主人公を追い詰める役がよく来るのですが、こういう役に力がないと話に深みが出ませんからね。後でご本人から役作りの工夫などのお話を伺い、なるほど!と深く頷くところがありました。昼の部の三番叟なども華やかで楽しく、遠征した甲斐がありました。

 日曜、府中牝馬Sはヴァルキリーバースをアタマにセキトバイースト、テレサ、ウイントワイライトへ。しらさぎSはファーベントからスリールミニョン、ブエナオンダ、ファインラインと人気薄にそーっと流してみましょう。

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2026.04.18

単純な好奇心

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 大阪に来ています。明日は松竹座で歌舞伎鑑賞なのですが、風邪気味であまり元気がありません。あまりウロウロせずおとなしく予定だけこなして帰京しようと思います。先週はまず靖国神社・遊就館の特別展示『いななき』へ。戦争で人を助け、働いた軍馬についての展示です。最も厳しい現場で働く使役馬、あまり詳しい資料も公開されておらず、接する機会がありません。馬好きとして知識を得たい。彼らの果たした役割を知っておきたい。午年ならではの企画でした。その生涯の最後は残念な結末となってしまったわけですが、バロン西こと西竹一大佐とウラヌス号についてのコーナーは胸がしめつけられるような展示が並ぶ中に静かに咲き誇る花のようでした。翌日は練馬駐屯地の創設75周年記念行事『師団祭』へ。これは単純な好奇心で訪れました。音楽隊の演奏を聴いてラッパ隊の行進を見て、間近で見学した訓練展示の戦車の空砲の爆音に縮み上がり高機動車体験試乗でグワングワンVRパラシュート降下体験でヒェエエ等々して一日中楽しく過ごしました。トウチくん、かわいい。舞台は加藤健一事務所の『Flowering Cherry~夢見るチェリー』を。かわいらしいタイトルにはそぐわない、なかなか厳しい人生のひと幕…という感じかな。登場人物の誰一人として共感できる人がおらず、息子・娘・その友達の若手役者たちの演技はちょっと耳障りな発声で、これは残念ながらあまり心に染みない作品となってしまいました。カトケンさんの作品選びには全幅の信頼を寄せるところですが、意欲的に次々と発表される新作の中にたまにはピタッと来ないものもあるのは仕方ないです…。

 本調子でなく、早めに寝て明日の歌舞伎に備えたいので皐月賞の予想だけ。カヴァレリッツォ、フォルテアンジェロ、ゾロアストロ、バステールをこの順番で。

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2026.04.11

ファミリーの一員に

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  2週続けてラグビー観戦。ほんのり応援してるリコーブラックラムズ、今回の対戦相手はコベルコ神戸スティーラーズ。好機と見るや確実に攻め込み得点する力はさすがに歴史と伝統ある上位チーム。ぐぅの音も出ない完敗、脱帽。試合終了後、バックスタンドにご挨拶に来てくれた“敵”チームに向けてブラックラムズ応援団=ラムズファミリーが大音声で贈る「Go!Go!神戸!!」コールはとても気持ちの良いものでした。こういう空気の一員になれるからラムズ戦の観戦ではバックスタンドに座りたくなるのです。たまたまなんとなくの巡り合わせで選んだチームはなかなか応援のしがいがあるチームのようです。続いてずっとずっと観たかったのにどうしても時間が合わず、最終週にすべり込んだ映画『ナースコール』。当日映画館に向かう電車の運転見合わせにブチ当たり、急遽バスに乗り換えて映画館への到着もすべり込み。ヒィヒィ喘ぎつつがんばってギリギリ駆けつけただけある、これは見事な良作でした。観られて良かった。こういう小品の当たりは嬉しいですね。お次は舞台『汗が目に入っただけ』。アガリスクエンターテイメントの冨坂友さんが鈴木保奈美・蘭寿とむ・田中要次らを迎えて繰り広げるまったりお葬式コメディ…と思いきや、後半ビックリの展開が待ち構えており、怒涛の「えっえっ!?」で観客も手に汗握り…の、いろんな意味で問題作(笑)。実験的で画期的でアイデア溢れるとても面白い作品なのだけど、肝心の鈴木保奈美さんがどうもコメディセンスがあるように感じられず、面白いことやってるはずなのにあんまり面白くないんですよね。他共演者はほぼみんな面白いにも拘らず。うーん。ご縁あってアガリスクさんとの共同作業が続いている彼女だけど、私は正直あんまり食い合わせが良いとは思えずにいます。アガリスクメンバーでコメディセンス抜群の前田友里子さんがしゃべり出すと途端に舞台が弾み出す。間が良くてとにかく笑っちゃう。コメディエンヌというのは鍛えて作られるものではなく個々人の持てる資質なのかもしれません。資質といえばいつもアガリスクの舞台でなんとなく面白いんだよなぁと感じて好きだった伊藤圭太さん、今回中継アナ役で素晴らしく鮮やかなアナウンスぶりを披露してくださり、滑舌も声の張りも文句なしで「これは…!」となっちゃいました。これまではワンポイントくすぐり的にトボケた味わいが魅力だと思っていた役者の別の顔と高いスキルを見せてもらい、惚れ直した感じです。好きな役者が増えるのは幸せなことです。同じ日にミュージカル『天使にラブソングを』。大好きで上演される度に観ています。笑って泣いて一緒に踊ってなんとも楽しい気分で劇場を後にすることができる稀有な作品。今回は明治座での上演、作中に出てくる食べ物・フィリーチーズステーキを場内で観劇弁当として販売するという好企画があり、予約しておいて開演前に食堂でいただきました。おいしくて楽しくて、こういう遊びはイイなぁと嬉しくなりました。

 土曜、NZTはとりあえずロデオドライブが本命。ディールメーカー、ヒズマスターピース、ブルズアイプリンスヘ。阪神牝馬Sは昨年の桜花賞馬エンブロイダリーを頭にカムニャック、アスコリピチェーノ、クランフォードまで。日曜は桜花賞。仁川の桜はどんな感じ? 色々考えたんだけどドリームコア、スターアニス、アランカールら人気馬はどうしても切れない。そのまま買っておとなしく観てましょうかね。

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2026.04.04

それでも観る意味

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 今週はいろんなジャンルに突撃してきました。まず『RRR in Concert』。国際フォーラムホールAにこんな数のDostiが集まってる状態がまず胸熱。映画を丸ごと上映しつつ劇伴をオーケストラが生演奏するという、昨今かなり流行ってる形式のコンサートです。いろんな映画でやってます。しかしこれ、私にはちょっと合わなかった。映画を観てるとオケが演奏していることを忘れてしまうし、オケの演奏ぶりを観ようとすると映画の方が疎かになるし、どっちつかずで私の席位置だとオーケストラ演奏の迫力というのもイマイチ届かず…それとこの映画はもう散々観倒してきてその音楽は身体に深く刻みつけられているわけですが、オケのリズム感がなんか聴き慣れたRRRの音楽のリズム感と違うんですよね。グルーヴが違うというか整然とし過ぎていてあのインド音楽独特のポリリズムのノリが感じられないというか。そんなこんなで催しとしては楽しかったけど全体的にはもうひとつ。それにしても改めて『RRR』はやっぱり面白いな。お次は久々に秩父宮でジャパンラグビーリーグワン・リコーブラックラムズvs三菱重工ダイナボアーズ戦。ほんのり応援してるBRが快勝。今季のBRは世界的プレイヤーであるTJ=ペレナラが加入した効果がようやく現れてチームとしての底力がアップした印象。攻めて攻めて押し切る強さが爽快でした。当日はまさかの29℃超え。暑かった〜。舞台はサルメカンパニーの『水の間の子供たち』を。1900年代のアメリカ、インディアン(という呼称を用いていたので、敢えて)の美しい4姉妹とアメリカ人男性たちとの関わり、人種の壁や歴史の残酷さを描く音楽劇。相変わらず主宰の石川湖太朗さんの作劇は巧みで鋭く、那須凛さんの演技は味わい濃くて引きつけられる。このカンパニー、今までは小さめの劇場で観てちょっと芝居とハコのサイズが合わず窮屈な気がしていたのが今回は中規模劇場の空間に放たれて存分にその世界を拡げ、そこに浸らせてもらうことができました。まだまだ今後も発展する劇団だと思います。映画は『炎かがよへ』…A.B.C-Zの戸塚祥太くんと、同じ事務所所属で舞台俳優として高く評価している原嘉孝くんが出てるというので観たんですけど…私が生涯で観た数えきれない映画の中のワースト5ランキングに彗星の如く飛び込んだようです(苦笑)。そもそもポスターを見たその時点で「この主役っぽい人、多分芝居できないな…」とその表情や佇まいでわかるってのもすごいんですけど、映画が始まったファーストカットから「あっこの映画ダメだ!!」と感じました(とめどなく汗)。戸塚くんと原くん含め名の通った何人かの出演者はまぁまともなんですが、出演者のほぼ半数が男も女も芝居がダメって、こんなことあり得るのか。所作はガチゴチ、チャンバラはバットスウィング、衣装はペナペナのポリエステル、そこだけこだわったらしいやたらとリアルな飛び散る血糊、えっそーなんですかそこなんですか?のBL展開…これはもう逆にみんなに観て欲しい。どのくらいダメなのか、それとも私が間違ってるのか、観て確認して欲しい。最初から最後まで本当に辛かった。イオンシネマの6ミタ特典でタダで観て良かったです…ハァ〜。でもね、たまにこういうのを観てしまうことで良いものとそうでないものの峻別がつくようになるわけですよ。良いものばかり、あるいは良くないものばかりを観ていては自分の中で価値の基準が作られない。勉強はし続けるものです。

 土曜のダービー卿CTはファーヴェント、ブエナオンダ、ゾンニッヒ、苦戦が続くエエヤン。チャーチルダウンズCはアンドゥーリル、サンダーストラックというガチガチ人気にストームサンダーをぶら下げてみる。日曜の大阪杯はもちろんレーベンスティール激推し。クロワデュノール、エコロヴァルツ、マテンロウレオまで。

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2026.02.28

実力者の実力

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 今週はまずおなじみ荻野リサさんのフラメンコライブから。今回も満席の高円寺『エスペランサ』、共演の泰晴美さんとギターラのミゲル・イグレシアスさんは私には初めてのお顔。どちらかというと悲しみや嘆きなど影を感じさせる踊りを得意とするリサさんと対照的に陽性の輝きを纏う泰さんの踊りもとてもステキでした。映画を1本、ミュージカル界の実力者が顔を揃えるショートムービー『なりすま師』。期間限定公開の日程でこの日しか行けそうにないなと席を手配した日がちょうどトークイベントの日で、出演者の楽しい裏話など聞くことができて運が良かったです。映画も奇想天外なアイデアで面白かった。シュールでフザケた内容(褒めてます)に本格的なミュージカル歌唱が浮いてるようなジャストフィットしてるような、の絶妙の味わい(笑)。やっぱり基礎力のある人たちは何をやらせてもある種の確信と安定感があるから面白いのですよね。続いて舞台はPカンパニーの『シン犯人』を。冤罪で投獄されたまま死刑になってしまった女性の話を彼女につながる人々の平凡な日常と地続きで描いてくれて、見応えがありました。ここはこういった社会問題を深刻にならないタッチで観せてくれる面白い劇団で、今後も内容を吟味しつつ拝見していこうかなと思っているところです。枚数合わせの画像は歌舞伎座ロビーのミニギャラリーにいる御所人形「見立て三番叟」くん。なんだかちょっぴり中村鷹之資くんの笑顔に似てる気がします(笑)。

 土曜、オーシャンSはママコチャ、ファンダム、レイピアと固めに。日曜の中山記念はレーベンスティールを不動の主軸に据えてチェルヴィニア、エコロヴァルツ、オニャンコポンもちょっぴりね。チューリップ賞はコニーアイランド、アランカール、ホワイトオーキッド。

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