その他・観ました

2023.03.04

エンタメは心の栄養

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 今週も東奔西走、楽しそうなことを見つけたら躊躇なく足を運ぶ。名取事務所「占領の囚人」。パレスチナの俳優さんが出演ってどういう形で?と首を傾げながら劇場へ。なるほど、こういうことか。相変わらずこのカンバニーの作る芝居は奥深くて面白いです。2部構成のような作りになっていて、後半の独り芝居にあたる部分を務めた森尾舞さんはこの夜終演後、読売演劇賞の授賞式へ。今最も輝いている女優の1人だと思います。彼女を主演に「プライマ・フェイシィ」を観たいと熱望しているのですが…。横浜でアルコ&ピースの冠番組「ほんの気持ちですが!」(tvk)の公開イベント。最前列のお席が取れてしまい、間近でアルピーさんを楽しむことができましたし、進行のストレッチーズさんにはちょっとイジッてもらったりもしました。耳でラジオネームを聞き知った有名ラジオリスナーさんもたくさんいらしていたようで、みんながこの番組を愛してる温かな雰囲気がとっても楽しかったなぁ。事前に横浜中華街も満喫。大好きな同發の肉まんをおみやげに買って来ました。沼にドップリの「RRR」、また応援上映へ。パワーアップした鈴とジェンベという太鼓を携え、マルワリ(馬)の耳カチューシャを装備。マルワリの活躍シーンでは「マルワリー!!」を連呼。終盤の森の闘いの場面ではペンライト振り回して「アニキーーーッカッコいいー!!」と沸きまくり。いやー解放されてるわー。今回は終映後に時間の余裕があり、コスプレの皆様の集いにも紛れ込むことができました。自作のマルワリカードを配りましたところ「Twitterで見ました!」「馬なり読んでます」なんて方もいらして、すごく光栄な気分。馬のマンガ描いてて良かったー。映画はもう1本「シャイロックの子供たち」。私は気が小さくてひたすら平穏無事に小さく生きていたい人間なので、大金が動いたり綱渡りのような詐欺だったりの話は怖くて怖くて。映画は面白かったけどものすごくブルッた。しかし映画の中の競馬のイメージがあまりにも古臭くてちょっとカチンと来ましたね…いまだにこういう“ギャンブルで道を踏み外した”設定に競馬を使われるのはなんなんだよっていう。

 土曜、オーシャンSは人気ないけどレイハリアから行きます。ジュビリーヘッド、タイムトゥヘヴン、ヴェントヴォーチェへ。チューリップ賞は意外と人気になってないキタウイングからルミノメテオール、バースクライ、マラキナイアへ。日曜の弥生賞はワンダイレクト、トップナイフ、ゴッドファーザー、セッション。これを全組み合わせの馬連で。

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2023.01.14

競馬映画には点が辛い

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 年末から年明け、かなりゆっくりの日程でお休みがいただけたので精力的にあれこれ観て来ました。映画は「マガディーラ 勇者転生」「ファミリア」「ドリーム・ホース」、舞台は大好きな戯曲「十二人の怒れる男」の東京乾電池版、そしてその本歌取り的な作品のひとつである「12人のおかしな大阪人」、それから大好きな石井一孝さんのシークレットライブ。それぞれに楽しかったりちょっとコレはなぁだったり。中でも触れておかなければならないのは「ドリーム・ホース」だと思いますが…これは私個人の感想としてはあまり取り立てて面白いとは思えませんでした。実話を元にしているだけにそう突飛な事件は起こらず、1頭の馬の生い立ち、怪我による挫折、それを乗り越えての勝利…という競馬モノとしてはどうにもこうにも定型どおりというか、ありきたりな感動物語という以上のものは感じられなかったんですよね。「ライド・ライク・ア・ガール」の時と同様、どうしても競馬映画には点が辛くなってしまうな。でも気持ちのいい映画ではありました。共同馬主の1人である厳しい顔をしたおじさんが愛馬の応援で競馬場に行く時に馬蹄の模様の入った靴下を履いていくのがすごくかわいかった。

 土曜の愛知杯は人気薄だけどリアアメリアからフィオリキアリ、アブレイズ、アンドヴァラナウト、ルビーカサブランカへ。日曜の京成杯はシャンパンカラー、セブンマジシャン、シーウィザード。日経新春杯はもちろんロバートソンキーを熱烈応援だよ。そろそろ重賞に手が届いてもいいんじゃないかと思ってます。他にはハヤヤッコ、プライドランド、ヴェローナシチーなど名前の残る単勝馬券を買っておきたい馬が出てて楽しいね。

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2022.12.31

今年もお世話になりました

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 年の瀬も押し詰まったとはいえギリギリまでエンタメ摂取。映画「Dr.コトー診療所」…うーん、ちょっとドラマ作りが作為的過ぎるかなぁ。イマドキは視聴者もこういうものの“仕掛け”にそうそう素直に心を動かされないもので、ハイハイこうやって問題山積みにして危機感を煽ってこうやってミスリードしてエーッと思わせてこういうオチで泣かせようとするのね、という具合に図面が見えちゃうんですよね。素材も役者も揃ってるのだから、もっと小さな仕掛けでも観るものを感動させることはできるのにな。久々に、本当に久々に生で鹿賀丈史さんのお姿を目にする機会を与えていただいて大感謝のホリプロ主催「A Gift For You」。鹿賀さんの歌とご挨拶で開幕し、鹿賀さんの歌で幕を下ろす、本当にホリプロはこの人を大事にしてくれてるんだなぁと感じさせる構成のミュージカルコンサートでした。来年の秋に「生きる」の再々演も決まりました。まだまだずっと後をついて行きたい人です。Bunkamuraオーチャードホールでは「Japan Musical Festival Winter Season 2022」。中川晃教くん、島田歌穂さん、岡幸二郎さん等、大好きな人が揃ってのステージ、楽しく観ました。FUSION WALLという映像システムを使って自分自身と“競演”する中川くんなど面白い試みに拍手。ひさしぶりに歌穂ちゃんの「On My Own」を聴いて涙。これが私の今年の劇場納めとなりました。枚数合わせの写真は自分で作ったマグロとアボカドのユッケ丼です。

 年内はこれが最後のBlog更新。今年も1年、Twitterその他で「馬なり」読者の皆様には大変お世話になりました。いつも作品に温かいお気持ちをお寄せいただき、本当に励みになっています。新しい年も楽しいマンガ、愛されるイラストを描き続けていきたいと思っています。ご愛読、ご声援、どうぞよろしくお願いいたします。
 皆様、良いお年を!

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2022.12.24

寒さに負けず

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 ジャパンラグビー・リーグワン、開幕。まずは味の素スタジアムへサンゴリアスvsスピアーズの試合を観に行きました。強豪サンゴリアスが黒星スタートという波乱の展開で面白い試合でしたが、日頃超インドア派の私には冬のスタジアムは寒過ぎたー。次に行く時にはもっと重装備に…って行くんかい。行くつもりあるんかい。年寄りの冷や水ってそういうの言うんだぞ。もう少し気候が穏やかになってからにした方が身のためかもしれませんね。serial number labo01と銘打った公演「痩せた背中」は小規模公演ならではのていねいな作りの芝居で、詩森ろばさんの作品上演形態の今後の新たな可能性を感じました。多くの観客を相手にした大きな公演ももちろん大事ですが、こういう形でも彼女の作るものを観てみたい。ぜひ続けていってほしいです。大好きな島田歌穂さんの「アメリカン・ラプソディー」はガーシュインの歌がたっぷりの素敵な舞台でした。客席にはジャズの好きなお客さんもたくさんいらしてたみたい。良い空間でした。同じ日に同じ高円寺で荻野リサさんのフラメンコライブ。毎度毎度「すごい!」しか褒める言葉がなくて困っちゃう。

 オジュウチョウサン、いよいよラストランですね。何よりもまず、無事を祈ります。土曜の阪神Cはグレナディアガーズから人気薄へ。ラウダシオン、プルパレイ、ライトオンキュー。さぁ、日曜は有馬記念。私の大好きなレースです。本命はタイトルホルダー。イクイノックス、ジェラルディーナもはずせない。そして今回は隣の枠を気にせずに(笑)エフフォーリアも買っておきたい。良いレースになりますように。

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2022.12.10

小さな小さな映画館

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 ロック様ことドゥエイン・ジョンソンが好きなので「ブラックアダム」観て来ました。うーん、こういうアンチヒーローよりも彼は笑ってフザケてる方がいいと思う。そのかわり風をまとって舞い上がるサイクロンと無駄口が多くてビビリでいつも何か食べててでっかくてかわいいスマッシャーが大変気に入った。この2人がメインのスピンオフができたら走って観に行く(笑) 。「RRR」に触発されたわけではなく観劇友に勧められて観たインド映画「響け!情熱のムリダンガム」、これがすっごく面白かった。ミュージカル的でもあり師弟モノでもあり音楽のプロフェッショナルの話でもありと私の大好物がこれでもかと詰まってる。初めて行ったCINEMA Chupki TABATAという座席数20席の小さな小さな映画館はアットホームな雰囲気も好ましく、上映作品のラインナップも良かったのでまた訪れる機会がありそう。変わってこちらは舞台、文学座「文、分、異聞」。作品としてはよくできていて面白かったんだけど、これ、役者の演じ方次第でもっと軽めのタッチで笑わせていい戯曲だったんじゃないのかなぁ。文学座のカラーなのかわからないけど生真面目にやり過ぎたような気がする。文学座の往年の所属俳優が実名で登場し、それをもじったくすぐりで爆笑する客席の観劇IQの高さはなかなかのものでした。文学座のアトリエは信濃町にあり、ついでに慶應大学の近代建築を見学して来ました。洋館大好き。

 土曜、中日新聞杯は前走大負けしてる馬が多いな…大負け組から買ってみるか。ハヤヤッコは無条件に応援するとして、アルジャンナ、ギベオン、アスクワイルドモア。日曜、カペラSはリメイク、ヤマトコウセイ、オメガレインボーとこちらは固めに。阪神JFはウンブライルを熱烈応援です。なんとなれば彼女にはシンボリルドルフの一族の血が流れているからです。ワタクシ、かかっております。これを書いてる現時点で1番人気になってるのはいかがなものかと思うけどな。他にはラヴェル、モリアーナ、そのくらいで。

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2022.11.12

インプットは節操なく

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 我ながら幅広いというか傾向に統一性がないというか。映画「マイ・ブロークン・マリコ」は公開からだいぶ経ってしまい、ギリで観られました。風変わりな小作で面白かった。レイトショーでトークイベントつきの「グッドバイ、バッドマガジンズ」、多少は出版というものと関わりのある身として色々と響くところがありました。1週間の限定上映だったものが連日満席の評判で年明けから拡大公開が決まったそうです。密かにファンである仏師・松本明慶先生の仏像展、開催されるたびにできるだけ足を運んでいます。これだけの数の美しい木彫の仏像が並ぶ会場、圧倒されますね。今年は馬頭観音がなかったのが残念。そして私が通い詰めたいくつもの舞台の音楽をクリエイトしてくださっている大嶋吾郎さん、ゴローさんの56歳お誕生日ライブ。耳に馴染んだ楽曲の数々、とても楽しかったです。

 土曜の武蔵野S、これめっちゃ強いのかしらレモンポップ。外国人騎手で人気薄のエアスピネルとデュードヴァンとケイデンスコールをぶら下げてみましょう。デイリー杯2歳Sはシルヴァーデューク、クルゼイロドスル、オールパルフェ。名前の響きだけで選んだのにけっこう人気筋。日曜はエリザベス女王亡き後のエリザベス女王杯。デアリングタクトの復権を祈ります。ジェラルディーナ、スタニングローズ、ルビーカサブランカ、テルツェットと広めに買います。福島記念はオニャンコポンが裏でポンと勝つというストーリー。カテドラル、シャムロックヒル、ベレヌスまで。

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2022.09.10

ヲタ活旅!

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 Twitterでご存知の方も多いかと思いますが、大阪へ行ってました。木曜に浜松町で「ダブル・トラブル」という舞台を観て、その日のうちに飛行機で大阪へ移動。翌日、今まで何故か縁がなく今回が初めての松竹座で歌舞伎を観て、翌土曜日は兵庫で「リトル・ゾンビガール」。その日の夜に帰京して赤坂に宿泊、日曜は草月ホールで石井一孝さんの芸能生活30周年記念コンサートをマチソワというなかなかハードなヲタ活旅を無事にこなしてまいりました。これを加筆修正している今でもまだまだヲタクとしてやれるぜ自分!と自分で自分を褒めております。タコ焼き食べたりアメリカ村にある競馬グッズのお店に行ったりコンサート後のサイン会では石井さんとちょっとお話できたり、充実した旅でした。

 土曜の紫苑Sはサークルオブライフ、スタニングローズ、ライラック、シーグラス。日曜のセントウルSはメイケイエール、ソングライン、ファストフォース。京成杯AHはベレヌス、ミスニューヨーク、そして某団体の手が伸びるファルコニア。

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2022.08.13

力があるということ

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 今週はミュージカル俳優さんによるライブへ。ウィーンミュージカルをテーマに難曲・大曲を並べた豪華な選曲を男女3人ずつでたっぷり聴かせてくださいました。舞台裏のお話のトークコーナーもとても楽しかった。常日頃から大劇場のグランドミュージカルを支えている役者さんたち、実力は保証書つき。プロの仕事、素晴らしいです。舞台は幕末から明治時代がテーマの「シーボルト父子伝」を。大久保利通公が登場するというのが観に行った動機。演じたペナルティのヒデさんは「行先不明」という舞台で観た時にもちょっとビックリするような落ち着きのある演技ぶりでとにかく舞台で話す声が良いことに感心した記憶があり、今回も出番は少ないながらも重厚な演技を見せてくれました。こういう驚きは嬉しいものです。

 日曜、関屋記念はここへ来て絶好調のゴールデンシロップが勢いで格上挑戦を征するか。リアアメリアももうひとつ欲しいし、スカイグルーヴは応援したいな。ディヴィーナは勝つ順番(笑)。小倉記念はジェラルディーナ、カデナ、マリアエレーナ。あら、韻を踏んでいるわ(笑)。

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2022.08.06

海外戯曲の魅力

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 ここんとこ細かいお仕事で少々忙しくしていたのでお出かけは控えめ。舞台は「ハイゼンベルク」を観て来ました。40代の女性と70代の男性の恋愛のお話。揺れ動きながら少しずつ近づいて行く2人の関係をゆっくり丁寧に見せてくれました。日本人はこういう戯曲を書かない(書けない?)と思う…いかにも翻訳劇という印象で現実味が薄くいささか実感には欠けるのだけど、ひとつの物語としては面白く観ました。そして今月後半から通うことになる「リトル・ゾンビガール」というミュージカルの内容を紹介する講座に足を運びました。出演者代表が語ってくれた舞台の見処、楽しみ方に期待が膨らみました。良い予習ができて開幕が待ち遠しいです。

 日曜、レパードSはインディゴブラック、ハピ、メジロの血を引くカフジオクタゴン。エルムSは大負け経験のある馬が多い中で比較的安定しているブラックアーメットを本命に破竹の連勝を続けるブラッティーキッド、去年あたりからは堅実なオメガレインボー。大負け組の中からはアイオライト…かな。

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2022.07.16

史跡探訪の旅

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 ミュージカル『アラバスター』大阪公演に遠征のついでに前から行きたかった四條畷の小楠公墓地へ。石碑の「贈従三位楠正行朝臣之墓」の文字を明治の元勲・大久保利通公が揮毫しているのです。歴史ファンというものはこういうものを見るだけのためにわざわざ足を伸ばすわけですが、最近は積極的に観劇遠征のついでに旅程に組み込むようにしています。その足で四天王寺前夕陽丘駅近くにある小松帯刀墓所跡にも行きました。そして大阪へ行く時には訪れるようにしているのが天保元年創業の老舗料亭・花外楼。明治8年に日本の立憲体制の方針を定めるために大久保利通・木戸孝允・板垣退助・伊藤博文・井上馨らが集ったいわゆる大阪会議の舞台となった料亭です。といってもヨレヨレのジーンズで独り旅なので格式高い北浜の本店にはとても行くことができず、いつもあべのハルカスに出店しているカジュアルスタイルの方でお世話になってます。関西の料理は本当におダシがおいしくて感動しますね。『アラバスター』も1公演も欠けることなく無事に全日程を終え、良い千穐楽でした。帰京して週明け、映画「PLAN75」を観ました。これはなかなか考えさせられる作品。75歳を境に自らの生死を自由選択できる社会制度になっている日本のお話です。私は既に両親を亡くしているし自分自身ももうそろそろそういうことを考えておかなければならない年齢。ですが、うーん…と立ち止まったまま思考停止となってしまいました。良い映画ですが胸の塞がる映画でもあります。

 土曜、函館2歳Sは経験の浅い馬ばかり。どーしたもんかなー、名前で買うしかないや。いつもか(笑)。オマツリオトコ、ゴキゲンサン、オボロヅキヨ、いいねぇ。日曜の函館記念は宝塚記念除外のウップンを晴らすサンレイポケットをアタマにハヤヤッコ、アイスバブル、スマイル、アラタまで。

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