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2026.07.25

大きく叩けば大きく鳴る

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 月後半は仕事が忙しくなるので今週は歌舞伎座だけ。『鎌髭』『め組の喧嘩』『春興鏡獅子』の3本で4時間半を超える長丁場、でも少しも飽きさせない大サービスのラインナップ。まずは中村鷹之資くんが歌舞伎十八番の主役を務める『鎌髭』。おおらかで豪快で、そして品があって楽しい。舞台役者としては小柄な方なのだけど、その大きく見えること、立派なこと。なんといっても歌舞伎座を揺るがすような見事な発声。惚れ惚れしますね。彼は「大きく叩けば大きく鳴る」タイプの役者だと思うので、今後もどんどんこういう大役に充てて欲しいです。中村虎之助くんの入道のイジリも楽しかったなぁ。最近は行く先々の舞台に彼がいます。続く2本はいずれも團十郎に素直に拍手。め組の辰五郎も弥生も獅子も、姿の美しさは文句ナシに眼福のひと言。以前はゴツゴツして見えた女形も最近はたおやかにこなしているように見受けます。辰五郎が叩きつけて割った盃のかけらが飛んでくるような、弥生の登場でフワーッとお香の香りが漂ってくるようなとても良いお席で楽しませていただきました。

 日曜、関屋記念は前走大負けしてる馬が多くて難しいね…考えても仕方ないのでダノンセンチュリー、ブエナオンダ、ファーベントぐらいでそっと様子見。東海Sはインユアパレス、ベルジュロネット、ハッピーマン。こんなところでそーっとね。

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2026.07.17

演技力というものは

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 今週は芝居を3本。『歌舞伎鑑賞教室』では中村萬太郎さんによる軽妙な語り口の『解説 歌舞伎のみかた』と中村亀鶴さんが六蔵を務める『神霊矢口渡』を。半館が学生さんの団体でしたが、とてもお行儀の良い女子高生さんたちで沸くべきところでは素直に沸いてたくさん拍手をしてくれてとても良いお客さんでした。また続けて歌舞伎を観に来てくれたらいいな。常々このBlogでもお話ししている通り戯曲『12人の怒れる男』のマニア的大ファンの私、この度戯曲の一部を現代日本に通じるように書き換え、女性も混ぜた形の舞台が上演されるということで観てきました『12人の怒れる男と女』…内容の書き換えの工夫や意図、演出家のやりたいことは理解できた。でもその全てを台無しにしたのが出演者達の言語道断的力不足。多少芝居の心得があるかなぁというのが12人中2〜3人。話にならないお粗末さでした。いくら60人キャパのミニミニシアターだとしても観覧料金を取ってこういうレベルの人たちを板の上に上げて、よりによってこの作品をやらせてはいけません。ただただ呆然と半笑いで観ているしかありませんでした。その後に観たのが三浦透子さんの独り芝居『プライマ・フェイシィ 私の声を聞いて』…これはもう、凄まじい演技力でした。まったく逆の意味で呆然と、ただ拳をギューッと握りしめて観ているしかなかった。膨大なセリフをこなしながらの完璧な感情と肉体のコントロール、戯曲の中に生きる女性を目に見える姿でその場に立ち上がらせ、泣き、喚き、のた打ち回りながら彼女の身に起きた物語を見せる。しかもその全てに抑制が効いていて決して演劇の枠組みからは過剰にはみ出しては来ない。なんという見事な演技者でしょうか。映画で観て「ぜひこの作品を日本語版で観たい」と願っていた、その思いがこの女優を得て理想的な形で叶い、芝居見として大変な幸福でした。枚数合わせの1枚は仲良しの人生の大先輩と焼肉食べに行った、きれいなお肉です。おいしかったよよん。

 土曜の小倉9Rひまわり賞が今週の私のメインレースです。トシミチ、がんばってー!! 西郷タカモリも木戸タカヨシも出るんだよね。楽しみです。日曜、函館2歳Sはシグレ、イモージェンを軸にダマスク、ウンスイと人気薄へ。小倉記念は同レース最高齢勝利を狙うエヒト、サフィラにカエルム、最低人気かな?のトータルクラリティあたり、人気薄で遊んでみます。

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2026.07.11

この人を観たい!

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 今週は舞台を3本。『超、Maria』は最近すっかりその才能にどハマッてしまっている田村芽実さんと『ミセン』の時に鮮やかな存在感に目を瞠った清水くるみさん、そして劇作家の根本宗子さんにも興味があって観てみました。主演の2人はお見事。素晴らしい。今後もますます出演舞台を観たい。作品的には「こういうのが好きな人も多いんだろうな」ということは理解できましたがプラス方向の感想のほとんどは役者の力によるものだったかも。燐光群『ラフカディオ・ハーン 琉球の夢』は大好きな森尾舞さんが目当て。これがもう本っっっ当にのけぞるぐらいに途方もなく芝居が上手い。どうしてこう何もかもがビシバシ命中するのか、ワケわかんないぐらい好き。こんな途轍もないパワーを持つ女優さんと出会えて良かった。芝居見冥利に尽きる。寓話と歴史と現代が巧みに絡み合わされた内容も楽しみました。ちょっとヒギンズ教授気質のある私はけっこう沖縄の言葉がわかって、自分でもビックリ。『路上8』は占部房子さんを観に行きました。いつも大劇場で観ている役者さんたちをこんな小さな空間で…贅沢。酸いも甘いも噛み分けた年齢の俳優さんたちがド真面目に繰り広げるスラップスティックコメディ、楽しかったです。占部さん、以前にもこのBlogで触れたことがありますが、ふんわりしているようでいざという時の芝居の瞬発力がすごいんだよね。今回も何度もそういう瞬間がありました。最後にシュガーこと佐藤隆紀さんのコンサートへ。年末から『ラ・カージュ・オ・フォール』で鹿賀丈史さんとWキャストでジョルジュを演じる人でもあり、下見…というわけでもないんですが(笑)、ここ近年ずっと「好きになりそう…」と思いながら観ている人です。元々声楽出身で歌はとびっきりに上手い人ですが、芝居も上手いところ観せてくれるしお人柄も穏やかで楽しい人でトークもお上手。コンサートのテーマに沿って悪役とヒーローの曲を巧みに歌い分け、軽やかにかつ感動的に「僕こそミュージック」を聴かせてくれたかと思えば「オー・ソレ・ミオ」では身につけた声楽のテクニックを全開にしてホールを揺るがし、それはそれは見事なワンマンショーでした。この人はきっとこれからもたくさんのチャンスを掴んでものにして行く人だと思います。追いかけていきたいですね。

 日曜の七夕賞はバトルボーン、ボーンディスウェイ、メリオーレム。ヤマニンブークリエの馬体重はどうかな?

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2026.07.04

再演バンザイ!

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 今週はまず『ラヴェル 最期の日々』から。これは2024年に上演された舞台の再演で、内容がとにかく素晴らしくてぜひぜひまた観たいと望んでいた作品。あの豊かな時間と空間、愛すべき登場人物たちにまた逢えてとても嬉しかったです。モーリス・ラヴェル役を美しいバレエで見せてくださる小㞍健太さん、ラヴェルの晩年の友人として膨大なセリフ量をこなしながら温かみある狂言回しで観客と作品世界をつないでくださった西尾友樹さん。音楽、演劇、舞踊の融合という意味でこの完成度はなかなかない理想的な作品だと思います。来年1/9(土)に北九州芸術劇場で上演がありますのでお近くの方はぜひぜひご覧になってください。続いて劇団TipTapの『ミュージカル嫌いの男』。B級ホラーでありミュージカルの自虐的セルフパロディであり、かなりシュールで変な作品ですが、実力派のミュージカル俳優さんがガチッと座を固め、面白い舞台に仕上げていました。ミュージカル好きとしてはくすぐられる部分がいっぱい。日を違えては明治大学博物館へ『瓢箪から駒』というミニ特集展示を観に行きました。私自身が「瓢箪から駒」の意匠が大好きで、それをコレクションしている人がいるということに羨望を感じつつの見学。規模はほんの小さなものでしたが楽しかったです。私も瓢箪から駒グッズを作ってみたいな。枚数合わせの1枚はモスバーガーの限定メニュー・海老フライバーガー。海老がプリッとしてとてもおいしかったです。もうすぐ終わっちゃうようなので興味のある人はモスへ急げ!

 日曜の北九州記念はデアヴェローチェ、アメリカンビキニと固いところ押さえておいてプロトポロス、ついでにイツモニコニコ…って感じでどうだろう。

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