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2026.04.25

恐れ入りました

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 今週は遠征も含め、硬軟取り混ぜてたくさん舞台を観たよ! まずは風邪っ引きを押して遠征した大阪・松竹座御名残四月大歌舞伎。贔屓の中村亀鶴さんが昼夜で3演目のご活躍。通る声で押し出しの良い『寺子屋』の春藤玄蕃が私の好みですが『河庄』では定評のある流暢な上方言葉を楽しませてくださいました。やり取りの間がいいんだよなぁ。しかし私はこの『河庄』って芝居のどこが面白いのか、全くワカラン!小春ちゃん、こんな男と心中なんてやめとけ!! 帰京して、大好きなドリアン・ロロブリジーダさんの初主演舞台『ドリアン・ドリアン』。軽妙なシチュエーションコメデイ。ドリアンさんは指の先まで神経の行き届いた身振りと芝居ぶりが堂に入っており、歌も演技も並外れて確か。今の活動内容で既にみっちりお忙しいのかもしれませんが、もっともっと本格的な舞台でドンと使わないともったいない人材だと思うんです。彼女の歌は本当にすごいぞ。あんなにドーンと声出る人、めったにいないぞ。続いてはミュージカル『奇跡を呼ぶ男』…正直に言うと作品そのものはそんなに面白いとは思えなかったのです。でも冒頭のマルシアさんのソウルフルな歌唱にはガツンと心を掴まれましたし、いやもうこれ何をおいても主演の竹内涼真さんの目をみはるほどのスタイルの良さ、トップクラスで活躍する芸能人の自信と確信に満ち溢れた振る舞い、『10DANCE』で注目されたダンスは言わずもがな歌もセリフも声はよく通るし、他に替えようのない華がある。これはちょっと主演の素材としての凄みそのものに気圧された感じです。私みたいななんか“通”ぶったバカに理屈を言わせない圧倒的な何かがあった。恐れ入りました。その夜は雨の中を下北沢の小劇場で『遊べや親のない雀』。数本の落語をミュージカル仕立てにした舞台。落語そのものの良さに助けられた部分もあったかとは思いますが、出演者の歌もしっかりしてましたし、こういう出し物に客席が全日満席って嬉しくなりますね。翌日もマチソワ、昼はPARCO劇場で『メアリー・ステュアート』。これは宮沢りえ&若村麻由美というゴジラvsキングギドラを観に行ったわけですが(笑)期待に違わぬ凄まじさでした。芝居が上手いのなんのって、なんつーかもう、怖かった。震えた。なんか凄いもの観た。何ひとつまともな感想が言えない。これもただただ恐れ入りました。夜はアガサ・クリスティの『ブラックコーヒー』。大好きな俳優である神農直隆さんがご出演。客も頭を使わされる推理劇、神農さん演じるジャップ警部が登場するとその瞬間に舞台が弾み出す。とても良いアクセントになっていて、この静かな会話劇にはやや大き過ぎる劇場の空間をその美しい声とのびやかな体躯が見事に埋めてくれてました。ちなみにミステリーにはてんで弱いので犯人推理には失敗した私である。

 いよいよ大久保利通公墓所の清掃ボランティアが4/26(日)に開催です。本当にほんのちょっと立ち寄って草むしりでもお手伝いいただけましたら助かります。9:30以降に現地までおいでください。私はたぶんどこにいても目立つように東京サントリーサンゴリアス(ラグビー)の真っ黄色のシャツを着てると思います。お声をかけてください。

 今週の競馬はG2ウィークですね。土曜の青葉賞はノーブルサヴェージ、ミッキーファルコン、シャドウマスターぐらいまでで様子見。日曜のフローラSはペイシャシス、ペンダント、ラフターラインズぐらいでここも弱気。マイラーズCはアドマイヤズーム、シックスペンス、ファーベントぐらいでここも弱気。いつも弱気。

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2026.04.18

単純な好奇心

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 大阪に来ています。明日は松竹座で歌舞伎鑑賞なのですが、風邪気味であまり元気がありません。あまりウロウロせずおとなしく予定だけこなして帰京しようと思います。先週はまず靖国神社・遊就館の特別展示『いななき』へ。戦争で人を助け、働いた軍馬についての展示です。最も厳しい現場で働く使役馬、あまり詳しい資料も公開されておらず、接する機会がありません。馬好きとして知識を得たい。彼らの果たした役割を知っておきたい。午年ならではの企画でした。その生涯の最後は残念な結末となってしまったわけですが、バロン西こと西竹一大佐とウラヌス号についてのコーナーは胸がしめつけられるような展示が並ぶ中に静かに咲き誇る花のようでした。翌日は練馬駐屯地の創設75周年記念行事『師団祭』へ。これは単純な好奇心で訪れました。音楽隊の演奏を聴いてラッパ隊の行進を見て、間近で見学した訓練展示の戦車の空砲の爆音に縮み上がり高機動車体験試乗でグワングワンVRパラシュート降下体験でヒェエエ等々して一日中楽しく過ごしました。トウチくん、かわいい。舞台は加藤健一事務所の『Flowering Cherry~夢見るチェリー』を。かわいらしいタイトルにはそぐわない、なかなか厳しい人生のひと幕…という感じかな。登場人物の誰一人として共感できる人がおらず、息子・娘・その友達の若手役者たちの演技はちょっと耳障りな発声で、これは残念ながらあまり心に染みない作品となってしまいました。カトケンさんの作品選びには全幅の信頼を寄せるところですが、意欲的に次々と発表される新作の中にたまにはピタッと来ないものもあるのは仕方ないです…。

 本調子でなく、早めに寝て明日の歌舞伎に備えたいので皐月賞の予想だけ。カヴァレリッツォ、フォルテアンジェロ、ゾロアストロ、バステールをこの順番で。

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2026.04.11

ファミリーの一員に

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  2週続けてラグビー観戦。ほんのり応援してるリコーブラックラムズ、今回の対戦相手はコベルコ神戸スティーラーズ。好機と見るや確実に攻め込み得点する力はさすがに歴史と伝統ある上位チーム。ぐぅの音も出ない完敗、脱帽。試合終了後、バックスタンドにご挨拶に来てくれた“敵”チームに向けてブラックラムズ応援団=ラムズファミリーが大音声で贈る「Go!Go!神戸!!」コールはとても気持ちの良いものでした。こういう空気の一員になれるからラムズ戦の観戦ではバックスタンドに座りたくなるのです。たまたまなんとなくの巡り合わせで選んだチームはなかなか応援のしがいがあるチームのようです。続いてずっとずっと観たかったのにどうしても時間が合わず、最終週にすべり込んだ映画『ナースコール』。当日映画館に向かう電車の運転見合わせにブチ当たり、急遽バスに乗り換えて映画館への到着もすべり込み。ヒィヒィ喘ぎつつがんばってギリギリ駆けつけただけある、これは見事な良作でした。観られて良かった。こういう小品の当たりは嬉しいですね。お次は舞台『汗が目に入っただけ』。アガリスクエンターテイメントの冨坂友さんが鈴木保奈美・蘭寿とむ・田中要次らを迎えて繰り広げるまったりお葬式コメディ…と思いきや、後半ビックリの展開が待ち構えており、怒涛の「えっえっ!?」で観客も手に汗握り…の、いろんな意味で問題作(笑)。実験的で画期的でアイデア溢れるとても面白い作品なのだけど、肝心の鈴木保奈美さんがどうもコメディセンスがあるように感じられず、面白いことやってるはずなのにあんまり面白くないんですよね。他共演者はほぼみんな面白いにも拘らず。うーん。ご縁あってアガリスクさんとの共同作業が続いている彼女だけど、私は正直あんまり食い合わせが良いとは思えずにいます。アガリスクメンバーでコメディセンス抜群の前田友里子さんがしゃべり出すと途端に舞台が弾み出す。間が良くてとにかく笑っちゃう。コメディエンヌというのは鍛えて作られるものではなく個々人の持てる資質なのかもしれません。資質といえばいつもアガリスクの舞台でなんとなく面白いんだよなぁと感じて好きだった伊藤圭太さん、今回中継アナ役で素晴らしく鮮やかなアナウンスぶりを披露してくださり、滑舌も声の張りも文句なしで「これは…!」となっちゃいました。これまではワンポイントくすぐり的にトボケた味わいが魅力だと思っていた役者の別の顔と高いスキルを見せてもらい、惚れ直した感じです。好きな役者が増えるのは幸せなことです。同じ日にミュージカル『天使にラブソングを』。大好きで上演される度に観ています。笑って泣いて一緒に踊ってなんとも楽しい気分で劇場を後にすることができる稀有な作品。今回は明治座での上演、作中に出てくる食べ物・フィリーチーズステーキを場内で観劇弁当として販売するという好企画があり、予約しておいて開演前に食堂でいただきました。おいしくて楽しくて、こういう遊びはイイなぁと嬉しくなりました。

 土曜、NZTはとりあえずロデオドライブが本命。ディールメーカー、ヒズマスターピース、ブルズアイプリンスヘ。阪神牝馬Sは昨年の桜花賞馬エンブロイダリーを頭にカムニャック、アスコリピチェーノ、クランフォードまで。日曜は桜花賞。仁川の桜はどんな感じ? 色々考えたんだけどドリームコア、スターアニス、アランカールら人気馬はどうしても切れない。そのまま買っておとなしく観てましょうかね。

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2026.04.04

それでも観る意味

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 今週はいろんなジャンルに突撃してきました。まず『RRR in Concert』。国際フォーラムホールAにこんな数のDostiが集まってる状態がまず胸熱。映画を丸ごと上映しつつ劇伴をオーケストラが生演奏するという、昨今かなり流行ってる形式のコンサートです。いろんな映画でやってます。しかしこれ、私にはちょっと合わなかった。映画を観てるとオケが演奏していることを忘れてしまうし、オケの演奏ぶりを観ようとすると映画の方が疎かになるし、どっちつかずで私の席位置だとオーケストラ演奏の迫力というのもイマイチ届かず…それとこの映画はもう散々観倒してきてその音楽は身体に深く刻みつけられているわけですが、オケのリズム感がなんか聴き慣れたRRRの音楽のリズム感と違うんですよね。グルーヴが違うというか整然とし過ぎていてあのインド音楽独特のポリリズムのノリが感じられないというか。そんなこんなで催しとしては楽しかったけど全体的にはもうひとつ。それにしても改めて『RRR』はやっぱり面白いな。お次は久々に秩父宮でジャパンラグビーリーグワン・リコーブラックラムズvs三菱重工ダイナボアーズ戦。ほんのり応援してるBRが快勝。今季のBRは世界的プレイヤーであるTJ=ペレナラが加入した効果がようやく現れてチームとしての底力がアップした印象。攻めて攻めて押し切る強さが爽快でした。当日はまさかの29℃超え。暑かった〜。舞台はサルメカンパニーの『水の間の子供たち』を。1900年代のアメリカ、インディアン(という呼称を用いていたので、敢えて)の美しい4姉妹とアメリカ人男性たちとの関わり、人種の壁や歴史の残酷さを描く音楽劇。相変わらず主宰の石川湖太朗さんの作劇は巧みで鋭く、那須凛さんの演技は味わい濃くて引きつけられる。このカンパニー、今までは小さめの劇場で観てちょっと芝居とハコのサイズが合わず窮屈な気がしていたのが今回は中規模劇場の空間に放たれて存分にその世界を拡げ、そこに浸らせてもらうことができました。まだまだ今後も発展する劇団だと思います。映画は『炎かがよへ』…A.B.C-Zの戸塚祥太くんと、同じ事務所所属で舞台俳優として高く評価している原嘉孝くんが出てるというので観たんですけど…私が生涯で観た数えきれない映画の中のワースト5ランキングに彗星の如く飛び込んだようです(苦笑)。そもそもポスターを見たその時点で「この主役っぽい人、多分芝居できないな…」とその表情や佇まいでわかるってのもすごいんですけど、映画が始まったファーストカットから「あっこの映画ダメだ!!」と感じました(とめどなく汗)。戸塚くんと原くん含め名の通った何人かの出演者はまぁまともなんですが、出演者のほぼ半数が男も女も芝居がダメって、こんなことあり得るのか。所作はガチゴチ、チャンバラはバットスウィング、衣装はペナペナのポリエステル、そこだけこだわったらしいやたらとリアルな飛び散る血糊、えっそーなんですかそこなんですか?のBL展開…これはもう逆にみんなに観て欲しい。どのくらいダメなのか、それとも私が間違ってるのか、観て確認して欲しい。最初から最後まで本当に辛かった。イオンシネマの6ミタ特典でタダで観て良かったです…ハァ〜。でもね、たまにこういうのを観てしまうことで良いものとそうでないものの峻別がつくようになるわけですよ。良いものばかり、あるいは良くないものばかりを観ていては自分の中で価値の基準が作られない。勉強はし続けるものです。

 土曜のダービー卿CTはファーヴェント、ブエナオンダ、ゾンニッヒ、苦戦が続くエエヤン。チャーチルダウンズCはアンドゥーリル、サンダーストラックというガチガチ人気にストームサンダーをぶら下げてみる。日曜の大阪杯はもちろんレーベンスティール激推し。クロワデュノール、エコロヴァルツ、マテンロウレオまで。

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