にらまれて新春
今週は映画『セバスチャン』から。男娼としての自身の現在進行形の経験を下敷きにクィア小説家を目指す青年の物語。彼の心情が繊細に描き出されていて興味深く観ましたが、やっぱり私は人間もっと平和で平凡な人生を安全に生きて行こうよーと思う次第であります。舞台は本当に素晴らしい大好きな俳優さんである森尾舞さん主演の『OIL』を。時代時代に用いられる燃料の変遷をタテ軸に女性の生き方の変化等々を描くという画期的な戯曲が大変面白く、その世界を全身で力強く支えて表現してくれる森尾さんの演技力に感嘆。深く重たいものがずっしりと心に残りました。その夜、ちょうど開催されていた世田谷のボロ市へ。初めて行ったんですが、広い会場をゆっくり骨董やガラクタを見て歩き、玉こんにゃくや焼き団子など食べて楽しく過ごしました。そして中村鷹之資くんの鳴神を目当てに新橋演舞場の『初春大歌舞伎』へ。鷹之資くんの鳴神上人は若く清冽で純真な分だけ騙されたと知った後の怒りも大きい。飛び六方の大きいこと、片足で立って小揺るぎもしない安定した足腰の強さ、胸のすくような華やかな引っ込みに大拍手。ひさしぶりに團十郎さんの「にらみ」で邪気払いをしてもらい、今年も良い年になりそうです。
日曜の京成杯はメジロの血の濃いエリプティクカーブを中心に据えてみようかな。これがめっちゃ人気なさそうなんで後は上からソラネルマン、名前を正確に覚えて口にできる気がしないポルフュロゲネトスへ結びつけておく。悪漢じゃなくて圧巻だよ!のアッカンも。日経新春杯はシャイニングソードからライラック、サブマリーナへ。馬体重が気になるヤマニンブークリエもちょっぴり。
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