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2026.01.31

博多座大好き

UmatomatsurigotoHigumaShadowsedgeElisahakata  

 国立公文書館において『馬とまつりごと』展の展示説明会に参加してきました。なかなかの盛況で、こういうことに関心がある人がたくさんいるのだなということが嬉しかったです。学芸員の方が展示物の内容を軽妙な語り口で詳しく説明してくださり、知らないこともたくさんあって理解を深めることができました。途中、古文書にある競馬という単語について「これは“くらべうま”と読みます。“けいば”と読んでしまうと、ここがグリーンチャンネルになってしまうので…」とのお話があり、競馬もお詳しい方とお見受けしました。ちょっとお話してみたかったけど順番に規制退場だったものでチャンスが掴めず、残念。映画を2本、まずは昨今の熊害騒動で公開延期になっていた『ヒグマ!!』…好きな女優さんが出てたから観てみたのですが、私の人生の貴重な100分を返してくれ、という気分でした(笑)。こういうチープでグロテスクなものを面白がって観る需要があるのでしょう。続けてジャッキー・チェンが良い味を出した『シャドウズ・エッジ』。これはとても面白く観ました。ハッカー集団の戦闘の仕掛けなども面白かったし根性のあるヒロインの敵とも味方とも闘らなければならない生き方、その奮闘ぶりも勇ましくて楽しかったし、やっぱりなんといってもジャッキー・チェン。こういう使われ方なら彼もまだまだ一線級でイケますね。週末は博多へひとっ飛びして『エリザベート』博多座公演。博多座はイイなぁ、最高の劇場です。今回も何度も唸るような客サーピスに出会いました。舞台の完成度ももちろん文句なし。これがこの公演の最後の上演地。見届けられて幸せでした。

 日曜、根岸Sはウェイワードアクト、インユアパレス、チカッパ、フェブランシェ。シルクロードSはヤブサメ、レイピア、ヤマニンアルリフラ。

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2026.01.24

憑依型とは

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 今週は舞台を4本。歴史の“if”を大胆で画期的な設定で描いた意欲作『ISSA in Paris』は楽曲も美しく、新作ミュージカルを楽しく観ました。大竹しのぶさん主演の『ピアフ』はこれまで何度も良席を獲得していながら何かの都合で行けなくなったりなど、どうも縁が薄かった作品。ようやく観ることができました。でもこれはちょっと私には合わなかった…何しろ私はいつも言ってるように平凡な人生を安全に生きていたい人間なので、こういう破滅的な生き方を選ぶ人の心情に寄り添えないのです。ですが、大竹しのぶさんの怪物的な演技力にはさすがに感服するばかり。あの歌は彼女自身が上手いというよりもやはりピアフが憑依しているのでしょうね。昨今は役者について憑依型という言葉がずいぶん軽々しく用いられますが、彼女のこういう芝居を観たらそんなこと簡単に言えるもんじゃないでしょう、恥ずかしくて。劇団鳥獣戯画の『おはこ』は歌舞伎をモチーフに歌あり踊りありのにぎやかな舞台で愉快でした。ここではユニコさんという素晴らしい俳優さんとの出会いがありました。この人はまたどこかでぜひ観たいです。続いてはアガリスクエンターテイメントの『さらば曽古野遊園地』。ドタバタ&小ネタを積み重ねたいつものアガリスクワールド、楽しく観ましたが、当初の予定より長くなってしまった上演時間をどうしても削ることができなかったという、その分だけやや冗長だった感じがしました。いくつかのエピソードの描き方が丁寧過ぎて途中でちょっと飽きてしまう。もう少しサックリ削ぎ落としても内容は充分に伝わるし、その分量を遊園地スタッフの物語に割いても大丈夫だと思います。それを今後の連作に持ち越すつもりなのかもしれないけれど、だったら尚更まず1本めはジャブから一発当てるぐらいにしておいてよかったのでは。相変わらずキレ味鋭い前田友里子さんの存在感は嬉しかったです。

 土曜の小倉牝馬S、ここんとこ振るわないボンドガールを応援。ブロコレ倶楽部のメンバーもきっと応援してるぞ。相手にはフレミングフープ、ココナッツブラウン、ブラウンラチェット。日曜のAJCCはキング姐さんを再びその背に迎えたチャックネイトに去年の雪辱を果たさせてやりたい。頭はドゥラドーレスに固定して他にはサンストックトン、ショウヘイへ。プロキオンSはブロコレ倶楽部に狙われてるに違いないロードクロンヌを連ヒモにハピ、シゲルショウグン、ルシュヴァルドールあたりで。

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2026.01.17

にらまれて新春

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 今週は映画『セバスチャン』から。男娼としての自身の現在進行形の経験を下敷きにクィア小説家を目指す青年の物語。彼の心情が繊細に描き出されていて興味深く観ましたが、やっぱり私は人間もっと平和で平凡な人生を安全に生きて行こうよーと思う次第であります。舞台は本当に素晴らしい大好きな俳優さんである森尾舞さん主演の『OIL』を。時代時代に用いられる燃料の変遷をタテ軸に女性の生き方の変化等々を描くという画期的な戯曲が大変面白く、その世界を全身で力強く支えて表現してくれる森尾さんの演技力に感嘆。深く重たいものがずっしりと心に残りました。その夜、ちょうど開催されていた世田谷のボロ市へ。初めて行ったんですが、広い会場をゆっくり骨董やガラクタを見て歩き、玉こんにゃくや焼き団子など食べて楽しく過ごしました。そして中村鷹之資くんの鳴神を目当てに新橋演舞場の『初春大歌舞伎』へ。鷹之資くんの鳴神上人は若く清冽で純真な分だけ騙されたと知った後の怒りも大きい。飛び六方の大きいこと、片足で立って小揺るぎもしない安定した足腰の強さ、胸のすくような華やかな引っ込みに大拍手。ひさしぶりに團十郎さんの「にらみ」で邪気払いをしてもらい、今年も良い年になりそうです。

 日曜の京成杯はメジロの血の濃いエリプティクカーブを中心に据えてみようかな。これがめっちゃ人気なさそうなんで後は上からソラネルマン、名前を正確に覚えて口にできる気がしないポルフュロゲネトスへ結びつけておく。悪漢じゃなくて圧巻だよ!のアッカンも。日経新春杯はシャイニングソードからライラック、サブマリーナへ。馬体重が気になるヤマニンブークリエもちょっぴり。

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2026.01.10

大阪満喫旅

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 今週はまず映画『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』を観てからヲタ活で大阪へ。行きの飛行機が揺れて酔ってしまい、予定を変更して(1人旅の良いところ)空港からほど近い万博記念公園へ太陽の塔を観に行きました。実は私、70年大阪万博に行ってるのが人生の小さな自慢でして(笑)この塔を観るのはそれ以来です。いやぁ改めてその巨大さに圧倒されました。威容にして、異様。修理復元して公開された内部も見学。生命の樹もすごかったけど両腕の中を見られるのが圧巻でした。EXPO'70パビリオンも見学、展示の数々に懐かしい想い出が甦りました。今見てもかわいいなぁガスパビリオン。旅の主な目的は『エリザベート』大阪公演と松竹座『初春歌舞伎特別公演』です。歌舞伎には贔屓の中村亀鶴さんがご出演で、ちょうど『エリザベート』と上演時期が重なっていたので観ることができました。亀鶴さんのらくだの卯之助、笑った笑った。なんたって死体の役なのでセリフひとつもないんですが、なのに何なんだろうあの巧さは。『金閣寺』の佐藤正清もカッコよかった! お初天神や水掛不動さんにも立ち寄ったし、曽根崎でカニを食べたり「ちとせ」で肉吸いを食べたり名店・はり重の観劇弁当を予約しておいて幕間に食べたり、おみやげに551の豚まんも買ったし、実に充実した旅でした。

 日曜のフェアリーS、このレースのレコードタイムを持つトロワゼトワルの仔・ピエドゥラパンが出走というアツい展開にワクワク。サンアントワーヌ、ヴィスコンテッサを絡めます。月曜のシンザン記念、朝日杯FSは残念な結果だったけどシンボリルドルフの玄孫・カクウチを応援。サンダーストラック、ディアダイヤモンド、モノポリオへ。

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2026.01.03

年末も大忙し

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 皆様、あけましておめでとうございます。去年も様々なジャンルのエンタメを吸収してまいりました。今年もいつもの舞台演劇、映画鑑賞に加え気になるジャンルには躊躇なく飛び込んで行きたいと思っております。そういったインプットあってこその『馬なり〜』です。引き続き当Blogをお読みいただき、興味を抱いたものがあれば触れていただけましたら嬉しいです。年末もギリギリまであれやこれやと観て回りました。映画『初恋芸人』は役者として高く評価して舞台を追い続けていた原嘉孝くんが主演。映画の出来はもうひとつでしたが原くんの演技はさすがでした。あれだけ卓越した発声の力とセリフ術を持つ彼がそれらを殺して根暗で気の弱い売れない芸人を演じ切るのは、やっぱり能力が高いんだなと思います。続いては丸の内のCOTTON CLUBで『Prince&Princess Concert 4人が織りなす夢のハーモニー』。アラジン=石井一孝、ジャスミン=麻生かほ里、ラプンツェル=小此木麻里、フリン・ライダー=畠中洋というディズニーキャラクターのオリジナルの声を担当している4人がディズニーナンバーを歌うライブ。歌の上手い人はたくさんいるけど、この4人は歌い方が本当に好き。実力に唸らされ、仲良しの俳優さん同志のやりとりに笑わされ、とっても楽しい時間でした。その足ですぐ近くの三菱1号館美術館の『アールデコとモード』展へ。アールデコの意匠が大好きなんです。数々の豪奢なドレスにアクセサリー、ルネ・ラリック作のカーマスコット「五頭の馬」も展示されていました。洋館マニアとしてはもちろん建物にも興味津々。初めて建物内に入ったので階段などの写真をたくさん撮影。舞台はまず劇団チョコレートケーキの『三人の密偵』を。これはもう、観劇を趣味とする者として観ておかねばならない昨品でした。張作霖爆殺事件に関わる日本人スパイ3兄弟、1対1ずつ70分ほどずつ、3本の連作です。内容の濃さに息が詰まり、緊張感でヘトヘトになりながらそれを乗り切る充実感。ここでも特筆しておきたいのが西尾友樹さんの超絶と言う他ない演技力。こんなにも感情を適切にコントロールして表現できる役者を他になかなか知りません。静かに語り、兄弟同士の親密な会話に屈託なく無邪気に微笑み、激情に駆られて絶叫し、頬を紅潮させたかと思えば顔面蒼白となり、心の動きに伴って涙や汗を流す…その全てに見事な抑制が効いていて過剰にならず無駄がない。この人は天才だと思う。小さな劇場で公演期間も短く、チケットは瞬く間に完売して追加公演も行われる大成功の公演でした。ぜひ再演を。そして年末ギリギリに観たのが『サムシング・ロッテン!』。主演は大好きな中川晃教くんだしバックステージものでいかにも面白そうなのに初演を観ず、今回も当初観る予定がなかったのはひとえに演出家が理由です。先々週悪口を書いたばかりですね。今回はたまたま良いお席をお譲りいただいたので観ることにしたのですが…先に観た友人からは「内容は面白かったけどあいかわらず悪ふざけでグダグダ」と聞いていて、覚悟はしていたところ、なんでも数日前に本国のクリエイティヴチームが来日したとかで、それに合わせてそういった不要な悪ふざけ部分がザックリなくなったという噂がSNSから流れて来ました。観てみると確かにいつもあの演出家の作品でいつまでこれが続くのかイライラさせられるくだらないウザ絡みシーンが全くといっていいほどなく、おかげで話の本筋をそのまま快適に観ることができてとても楽しかったです。しかし改めて考えれば元々の上演の権利を持つスタッフの目には入れられないからカットするようなグダグダを日本の観客は見せられていたということになりますよね。それって作品に対する背信行為だし原作への冒涜じゃないんてすか? ますますこの演出家に対する不信感は募るばかりです。

 さてさて、ウマ年最初の重賞、金杯。当ててまいりましょー! 中山金杯は快進撃中のカネラフィーナからここで持ち直してほしいニシノエージェント、年男の柴田善臣騎乗のピースワンデュックへ。京都金杯はブエナオンダ、ランスオブカオス、トロヴァトーレ、コレペティトールで。

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