芝居狂の真髄
今週のハイライトは加藤健一事務所『請願』。誇り高き退役軍人の妻が核兵器保持反対の請願書に署名していたことが発覚した朝に始まる夫婦の会話劇。話し合いのうちに長い結婚生活の中で今まで言わずにいたこと、言えずにいたこと、今になってようやく言えること、今さら言わなくてもよかったこと…様々のことを曝け出し、ぶつけ合って行く2人。時に妻が優位に立ち、時に夫が反駁し、立場が刻々と入れ替わる。セリフのひとつひとつに深い意味と裏側があってとにかく対話の言葉が洒落ていて、どんなに傷つけあってもその言葉の底には互いへの揺るぎない愛情が流れている。翻訳も見事なら、この難しい芝居を演じ通す加藤健一&増子倭文江の2人の役者も素晴らしい。またひとつものすごい良作を観せていただいたなぁと深く感動しました。加藤健一さんの役者人生を綴った『芝居狂』の先行発売があり、終演後のロビーでカトケンさんによるサイン会が催されました。宛名入りで丁寧にサインをしていただき、とても嬉しかった…宝物です。さて、今年の目標のひとつが「文楽を観る」だったのになかなか実現せず、1年最後の月になってようやくかなったのが『文楽鑑賞教室』。初心者にはもってこいの企画に乗っからせていただきました。主な演目は歌舞伎でもよく上演される「国性爺合戦」。歌舞伎との違いも面白かったです。続いては歌舞伎俳優の松本幸四郎さんが主演の『鬼平犯科帳〜兇剣』。時代劇チャンネルでの放送は観たことがなかったのですが、ちょうど映画館での先行上映があるとのことで観てきました。子役だった頃に演じた『レ・ミゼラブル』のガブローシュ役がそれはそれは見事でその後の成長をずっと見守ってきた浅利陽介くんがうさ忠を立派に務めているのを嬉しい気持ちで観ていました。枚数合わせの1枚は東京芸術劇場ホワイエにあるおにぎり屋さん「吾ん田」。ここのおにぎりは本当においしくて、芸劇で観劇する時はできるだけここでランチしてます。お気に入りはうにくらげの十五穀米おにぎり。おすすめ!
土曜の中日新聞杯はシェイクユアハートからヴィンセンシオ、オャンコポンへ。日曜のカペラSはチカッパ、ヤマニンチェルキ、ガビーズシスターあたりでそーっと。阪神JFは人気でもアランカールは切れない。スターアニス、スタニングレデイ、ヒズマスターピースへ。
The comments to this entry are closed.






Comments