記憶は財産
『RRR』のラーム・チャランさんが「俳優としての転機になった」と言っていた映画『Orange』のリバイバル上映を観ました。真実の愛を求めてすれ違う若い男女を描いた青春映画です。これは、うーん、私にはちょっと響かなかった。退屈せずに3時間、しっかり観たことは確かなんですが。続いて旅客船ダイヤモンド・プリンセス号における新型コロナの集団感染事件を描いた『フロントライン』。これは粛々と務めを果たす専門家たちを決しておおげさなお涙頂戴にならぬ表現で粛々と描いた快作でした。あの状況下でみんなが自分にできる最良で最大限のことをしようと努力した。その尊さを忘れてはいけないと思いました。さて、歌舞伎座は先月に引き続き菊五郎&菊之助襲名公演。私のお目当ては『車引』の中村鷹之資くんの松王丸です。鷹之資くんは以前この演目で梅王丸も杉王丸も演じていて、今回はいよいよ松王丸。多分客席の全員が菊之助の梅王丸を親目線(?)でドキドキハラハラしながら見守っていた、その空気をガラリと変える第一声から登場してのその勇ましいこと大きいこと。ピンと立った力指、小揺るぎもしない低い構え、どの一瞬も全ての動きが確かで美しくて目が釘づけになります。彼は何を演じていても本当に観ていて気持ちがいいな。同じ日の夜には明治座でGodiegoのコンサート。去年の教訓を踏まえて今回は上手のミッキー吉野大先生がバッチリ見えるお席を確保したぞ。酸いも甘いも噛み分けた客席の温度も気持ち良く、豊かで楽しい時間でした。それにしてもどんな曲を出して来られても英語の歌詞がスラスラと口をついて出てきますよ…昨今はもう馬の名前を覚えるのもおぼつかなくなってきてるというのに。人間の記憶力ってどういう仕組みになってるのかね。まぁ私が突然英語圏に放り出されたとしてもどうにか死なない程度には英語が理解できる(笑)のは間違いなくGodiegoの歌をたくさん丸暗記してるからだと思うので、それは若い頃に身につけた財産かもしれないよね。
土曜、府中牝馬Sはもちろんウンブライル激推しだ。ラヴェル、ミアネーロ、シングザットソングへ。日曜の新設重賞しらさぎSはもちろんレーベンスティール激推しだ。2日間の重賞にシンボリルドルフにつながる血統の馬が2頭も出るなんて胸がバクバクしちゃうぞ。チェルヴィニア、シヴァース、ニホンピロキーフに行っとこうかな。
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