« May 2025 | Main | July 2025 »

2025.06.28

コワイやつ2本

CollaboratorsDollhouse

 PCを新しくしようとしてなかなかうまく行かず四苦八苦しております。うまくいったかなーと思うと一難去ってまた一難。幸いお手伝いしてくださる業者さんと契約していて諸々ご相談しながら進めていますが、高齢化の時代、こういったことにはお手上げという人も多いでしょう。どうにかしてついて行かないことには情報弱者として振り落とされてしまう、それは怖い。近い未来の展望としてはあまり明るい希望が持てません…。そんなこんなでアタフタしてあまり遊んでもいられず、今週は芝居を1本、映画を1本。芝居は青年座の『コラボレーターズ』を。ここんとこ毎週のように吉祥寺シアターに行っていて、それはどうやらこの劇場が私の観たがりそうなものばかり上演してくれるからのようです。そしてこの舞台も大変な傑作でした。劇作家のミハイル・ブルガーコフとスターリンの粛清との関わりを描いたブラック・コメディ。観ている間ずっと背筋が寒く、何かが起こる度に怖いよー怖いよーと震えていました。青年座のしっかりした舞台作りには信頼がおけます。映画は『ドールハウス』を。最近は映画の宣伝でホラーと言ってしまうとコワイものが苦手な層が観に来てくれないのでわざとサスペンスとかミステリーとか言うらしいですが、これはジャンルとしてはやはりホラーでしょう。私はホラーは苦手ですが、これはいわゆるジャンプ・スケア的な脅かし方はあんまりなかったのでなんとか最後まで観ることができました。以前観た洋画の『ミーガン』に設定は少し似ていなくもないですが、もっと日本的なベッタリした怖さかな。

 日曜、ラジオNIKKEI賞はモティスフォント、バズアップビート、ショウナンマクベス。函館記念はトップナイフ、ボーンディスウェイ、マコトヴェリーキーぐらいで。

| | Comments (0)

2025.06.21

記憶は財産

OrangeFrontline6kabuki_20250621012301Godiego2025

 『RRR』のラーム・チャランさんが「俳優としての転機になった」と言っていた映画『Orange』のリバイバル上映を観ました。真実の愛を求めてすれ違う若い男女を描いた青春映画です。これは、うーん、私にはちょっと響かなかった。退屈せずに3時間、しっかり観たことは確かなんですが。続いて旅客船ダイヤモンド・プリンセス号における新型コロナの集団感染事件を描いた『フロントライン』。これは粛々と務めを果たす専門家たちを決しておおげさなお涙頂戴にならぬ表現で粛々と描いた快作でした。あの状況下でみんなが自分にできる最良で最大限のことをしようと努力した。その尊さを忘れてはいけないと思いました。さて、歌舞伎座は先月に引き続き菊五郎&菊之助襲名公演。私のお目当ては『車引』の中村鷹之資くんの松王丸です。鷹之資くんは以前この演目で梅王丸も杉王丸も演じていて、今回はいよいよ松王丸。多分客席の全員が菊之助の梅王丸を親目線(?)でドキドキハラハラしながら見守っていた、その空気をガラリと変える第一声から登場してのその勇ましいこと大きいこと。ピンと立った力指、小揺るぎもしない低い構え、どの一瞬も全ての動きが確かで美しくて目が釘づけになります。彼は何を演じていても本当に観ていて気持ちがいいな。同じ日の夜には明治座でGodiegoのコンサート。去年の教訓を踏まえて今回は上手のミッキー吉野大先生がバッチリ見えるお席を確保したぞ。酸いも甘いも噛み分けた客席の温度も気持ち良く、豊かで楽しい時間でした。それにしてもどんな曲を出して来られても英語の歌詞がスラスラと口をついて出てきますよ…昨今はもう馬の名前を覚えるのもおぼつかなくなってきてるというのに。人間の記憶力ってどういう仕組みになってるのかね。まぁ私が突然英語圏に放り出されたとしてもどうにか死なない程度には英語が理解できる(笑)のは間違いなくGodiegoの歌をたくさん丸暗記してるからだと思うので、それは若い頃に身につけた財産かもしれないよね。

 土曜、府中牝馬Sはもちろんウンブライル激推しだ。ラヴェル、ミアネーロ、シングザットソングへ。日曜の新設重賞しらさぎSはもちろんレーベンスティール激推しだ。2日間の重賞にシンボリルドルフにつながる血統の馬が2頭も出るなんて胸がバクバクしちゃうぞ。チェルヴィニア、シヴァース、ニホンピロキーフに行っとこうかな。

| | Comments (0)

2025.06.14

必見の作!

Kokuhou_20250614000501Katsuai_20250614000501Kintaroaavsmomotaro_20250614000601Moeruhanayome_20250614000601

 映画『国宝』を観ました。すごく高慢な言い方を敢えていたしますが、歌舞伎役者でない者が歌舞伎をやってみせた場合にどうしてもどうしても拭い去れない違和感でどうせ何かしら粗探しをしてガッカリするんだろうなという覚悟をして観に行ったつもりでした。それがほぼ、なかった。踊り、所作、着物をつけての居住い、何より独特の発声。それらをまぁよくもここまで…と感心するくらいしっかりと身につけて表現されていた。当初は何故この作品を松竹が歌舞伎役者を使って作らないんだ、と疑問にも思いましたが、完成した作品を観てなるほどそれをしなかった意味がわかった。歌舞伎役者がこれをやれば圧倒的にそもそも身についた型が前面に出てしまい、それは一般人が感じる“演技”の感動とはまた別の色をしたものになると思います。吉沢亮・横浜流星の演じる歌舞伎は歌舞伎での型を忠実に見せつつそこへ私達にも感じ取りやすい現代劇の俳優の生身の演技の迫力が相俟って、物語に必要な心情の表現を深く鮮やかに見せてくれました。2人の役者が蝶が絡み合って舞うようにお互い浮沈を繰り返し、汚いこと醜いこともたくさんして役者としてのしあがっては墜ち、また這い上がって血反吐を吐きながら生きていく壮大な物語。様々な舞台を普段なら絶対見られない角度から見せて体験させてくれたことも楽しかった。当代、必見の1本です。映画はもう1本『渇愛』を。これは私が時々好んで選んでは「人間もっと幸せに穏やかに平和に生きていこうよ…」と思わされるジャンルのやつ。続いて面白いものを観ちゃいましたよ、とびっきりの美声とオモシロ味に惚れて以後ふんわりと応援している演歌歌手・徳永ゆうきくんが花園直道さんとダブル主演で開催した『金太郎vs桃太郎』、即興芝居と歌の楽しいショー。たまたまこういうのをやることを知っていつものフィールドと全然違い過ぎるアウェーだけどいっちょ行ってみっかーと飛び込んだら、とっても面白かった。ゲラゲラ笑って拍手してコールに参加してハンカチ振り回して徳ちゃんからファンサいただいて、大満足。花園さんもすばらしかった。どこの界隈にもまだまだ私の知らない途轍もない才能が輝いてるもんですね。そしてよく知るフィールドに戻って名取事務所の『燃える花嫁』。就労外国人の問題がテーマ。深く考えさせられる舞台になっていました。大好きな森尾舞さんがキリッとスパッとした女性を演じてステキ。

 PCは新しくなりましたがメーラーに不具合が起きたり古い機種だったスキャナーが使えなくなったりでまだちょっと落ち着きません。旧PCにももう少し働いてもらうことになりそうかなぁ。土曜の函館スプリントSはナムラクレアをアタマにゾンニッヒ、ペアポルックス、ウイングレイテストと人気薄へ行きます。日曜の宝塚記念はレガレイラ、ドゥレッツァ、ローシャムパーク、シュヴァリエローズ、チャックネイトと広めに。

| | Comments (0)

2025.06.07

劇団という基礎と土台

AshurajoGama2025PerfectSite

 今週はまず宝塚・星組公演『阿修羅城の瞳』をライブビューイングで。トップ男役の礼真琴さんの引退公演、本編とレビュー、サヨナラショーと退団ご挨拶で5時間の長丁場でしたが、内容充実で楽しかったです。私は本当のところは宝塚が苦手でそれに輪をかけて新感線が苦手だったりするのですが、ケレン味たっぷりな作風が宝塚の世界観とマッチしていて見応えありました。そして劇団チョコレートケーキの『ガマ』、俳優座のアトリエ公演『PERFECT』、ミュージカル座の『サイト』と続け様に観劇。今週はいずれも劇団という形での上演で基礎と土台があり、信頼と結束の上に成り立つ芸術作品の良さを味わうことができました。

 

 PCを新調するため、データ移行で預けてます。日曜の安田記念の予想はシンプルに4年連続執念の挑戦中のソウルラッシュを応援。シックスペンス、ブレイディヴェーグ、シャンパンカラーまで。

| | Comments (0)

« May 2025 | Main | July 2025 »