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2025.05.31

自分の言葉で

KanekoTmo

 今週はまず映画『金子差入店』。主演の丸山隆平さんは以前、舞台『マクベス』で観て演技力の高さに仰天した覚えがあり、なんとなく興味を引かれて観てみたもの。刑務所への差し入れ品を販売したり代理で差し入れを行ったりする店の主人夫婦とその子供、彼らの住む地域に起こる様々のことを丁寧に描いた物語で静かに集中してじっくりと観ることができました。佳作。舞台は『Take Me Out』を。主には玉置玲央さんを目当てに観劇。冒頭からどうもいかにも“The・翻訳劇!”という感じで登場人物の誰もがセリフがよそよそしく、人種や性嗜向に対する差別がテーマなのだけどどうしてもそのあたりの感覚の違いのせいか物語に入って行き難くて居心地悪くしていたところ、玉置さんはセリフをきちんと咀嚼して自分の言葉としてしゃべっている感じでスッと言葉の内容が心に入ってくる気がして、もちろん私個人の好みの問題もあるだろうけどやっぱり巧い役者だなぁと感心したのでした。ところでこれを上演した有楽町よみうりホール、階下のビックカメラと一緒に近いうちに解体されてしまうことが発表されました。日生劇場と同じ建築家の設計で、古びてはいるけどとてもステキな劇場でした。残念でたまりません。

 いよいよダービーですね。毎年この週は意味もなくワケもなく緊張するなぁ。土曜の葵Sは私にはあまり馴染みのない馬ばかりなので名前だけでふざけたい。ニタモノドウシ、モジャーリオ、カンシン、ムイ。日曜、目黒記念はディープモンスターを主軸にハヤヤッコ、シルブロンへ。さてさて、もったいぶるほどのことはないけどダービー。やっぱりクロワデュノールから行きます。これを書いてる時点で前売り4番人気と評価の低い皐月賞馬・ミュージアムマイルも買う。後はエリキング、エムズ、カラマティアノスと人気薄へ流しておきます。今年も良いダービーになりますように!

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2025.05.24

演ずる覚悟、観る覚悟

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 今週はなぜだか「覚悟」がテーマとなりました。まずはミュージカル『ミセン』で初めて観て「この人は次の舞台を観てみたいな」と思った俳優・糸川耀士郎さんの一人芝居『夜啼鳥』。劇団柿喰う客の演出家・中屋敷法仁さんの作・演出。彼の独特のテイストも相俟って見応えのある舞台でした。上演するにはいわゆる“消費カロリー高い”演目で、若手の俳優さんがこういうチャレンジを覚悟をもってやり遂げて飛躍して行くのは頼もしいです。続いては「フライヤーを見てなんとなく面白そうかなと思って観てみたら大当たり」のパターン『マライア・マーティンの物語』…これはちょっと特筆すべき凄まじい舞台でした。19世紀初頭に実際にあった殺人事件をモチーフにした戯曲で、女性は男に抑圧されて自分というものが持てず、ただ自らの性を差し出し利用することでしか生き延びられない時代のお話。ある者はそれなりにうまく立ち回り、ある者は殺されて納屋の下に埋められる…観ている間中呼吸が充分にできないような心理状態にさせられて、終わってからちょっと心身ともに具合が悪くなった。それほど凄い公演だったということです。よくぞこれを上演してくれたものだ、その覚悟や天晴!と最大の賛辞を送りたいです。歌舞伎座では團菊祭、菊五郎&菊之助襲名披露公演の昼の部を拝見。豪華俳優陣が顔を揃えて客席も盛況でした。勧進帳の團十郎はここ近年観た中では最も良くて、やっぱりこの人は弁慶をやるべき人だし古典を含め歌舞伎界の中心にあってもらわないと困るなと思いつつ、飛び六方の迫力が今ひとつだったのはどうしてだろう? 新・菊之助くんは前に何かで観た時に「ああ、この子は何かを表現しようという意思をちゃんと持ってる子だ」と思った記憶があり、今回もすこぶる立派な娘道成寺を楽しませてもらいました。そっくり返る姿勢のクセはそのうち直るでしょう(笑)。歌舞伎の世界で名跡を背負って行く覚悟、並大抵のものではないのです。同じ日の夜、応援してるミュージカル女優の彩橋みゆさんがご出演のコンサート『SOUND OF LUXURY』へ。ミュージカルの楽曲をたくさん聴かせてくれた中でみゆさんの歌う『ウィキッド』のグリンダはとびっきりかわいかった。聞くところによると降板者が出て急遽のご出演だったそうで…大急ぎで稽古して、覚悟を決めてのことだったのですね。

 土曜の平安Sはメイショウハリオをアタマにマーブルロック、ライオットガール、カンピオーネへ。けっこうつくかな? 早いもので日曜はもうオークスだ。エンブロイダリーとアルマヴェローチェはちょっとどうにも切れないでしょう。エリカエクスプレス、パラディレーヌあたりへそーっといきましょうか。

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2025.05.17

大阪ミャクミャクの旅

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 『二都物語』再演を観ました。前回のことはあまりよく覚えていなくて、名作文学なのにあらすじも忘れており、良い客として素直に驚いたり感動したり泣いたりしました。安心して観ていられる実力派キャストなのも良かった。続いてバロック音楽劇『ヴィヴァルディ〜四季』は大好きな石井一孝さんの主演作。石井さんはものすごく歌の上手い人なのでどうしても歌を買われてのキャスティングが多いのですが、今回の舞台で老齢のジョヴァンニ・ヴィヴァルディ(『四季』の作曲家・アントニオ=ヴィヴァルディの父)の晩年を丁寧に丁寧に演じている姿を観て「この人はもっともっと幅広くいろんな役をやらせたい役者だな」と改めて思いました。少年からおじいちゃんまで様々な役を演じ分ける宮原浩暢さんの芸幅にも拍手拍手。そして大阪へひとっ飛び、松竹座で『薫風歌舞伎特別公演』1部と2部を。目当ては1部『夢窓西遊記』に登場する中村亀鶴さんの脈々丸。そうです、ご想像の通りです。ミャクミャク様です。さすが歌舞伎はまさに今流行っているものを大胆に取り入れる気風に優れていて、赤と青でミャクミャクを模した拵えの亀鶴さんが姿を現した時は笑いとどよめき、高々といのちのかがやき君を掲げて日本の未来を請け負った時には拍手喝采でした。猿をキーワードに太閤秀吉と西遊記を結びつけて展開するアイデアも面白く、2部の『千夜一夜譚』も併せて新作歌舞伎をたっぷり楽しみました。画像最後の1枚は松竹座のロビーにいたミャクミャク様です。突然の推しグッズ化(笑)。

 土曜の新潟大賞典はエピファニー、レガーロデルシエロ、ボーンディスウェイで。日曜のヴィクトリアマイルは、そうねぇ…ラヴェルとアリスヴェリテががんばってくれたらな…って思う。甘っちょろいと笑わば笑え、競馬にはそういう夢をいくらでも託していい。馬なり的にはもちろんボンドガールも買うよ!

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2025.05.09

初めての応援団席

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  フリーランスの常→「〆切りは連休明けでいいですよ」というヤツをくらい、つまりおまえは連休は働いとけというわけで、連休は働いてました(笑)。そんな中、この日だけはと出向いたのが味の素スタジアムでのジャパンラグビー・リーグワン、リコーブラックラムズ東京vs東京サントリーサンゴリアスの対戦。この試合に勝ったどちらかがプレーオフに進出の可能性が!という大一番、ほんのり心惹かれているブラックラムズの応援団席に混ざって観戦してきました。ラムズの応援団は向かい側のメインスタンドから見ていてもいつもとても見事な応援で試合を盛り上げていて、いいなぁ楽しそうだなぁと思ってたんです。黙って静かに観るがヨシの観劇や映画鑑賞で育ってきた人間ですから、あまり応援で声を出すということには慣れていないのですが、適確なコールやチャントをリードするコールリーダー様や周囲の皆様の熱意に煽られて大変楽しく応援に加わることができました。試合結果は残念ながら…でしたが、トライの数は同じ。最後の最後までイケるんじゃないか!?の思いが消えることのない熱い試合でした。ブラックラムズ、TJ・ペレナラという超一流選手の加入も影響して選手たちが「勝てるマインド」を胸に抱くことができているように感じます。今後が楽しみ。更に仕事の途中にちょっと空き時間を捻出できたので映画『パリピ孔明』を観てきました。連休中とはいえ公開から日も経っているのにほぼ満席。これは肩の凝らない娯楽作品。軍師・孔明がなんでこんなことやってんの?の伏線が後でどんどん回収される展開は面白かったです。アヴちゃんの歌が突出して良かった。

 土曜のエプソムCはリステッドをトントンッと来たシュトラウスを中心にディープモンスター、トップナイフ、ドゥラドーレス。京都新聞杯はここで立て直さなきゃいけないキングスコール、名前が気になるトッピボーン、後はネブラディスクぐらいかな…なんだ人気サイドだわ。日曜のNHKマイルCは人気でもアドマイヤズームから。ランスオブカオス、アルテヴェローチェ、人気薄からはチェルビアット、トータルクラリティ。

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2025.05.02

8月が楽しみ

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 我が畏敬する俳優・鹿賀丈史さんが8月からご出演の新作オリジナルミュージカル『ある男』の製作発表会見にお呼ばれしてきました。登壇の役者さんたちは鹿賀さんとは気心の知れた間柄の人が多く、鹿賀さんもゴキゲンのようにお見受けしました。出演者それぞの意欲溢れる抱負をたっぷりと聞かせていただき、できたばかりの楽曲の披露もあり。以前通った『生きる』で耳に馴染んだジェイソン・ハウランドさんの音楽には私も絶大の信頼を寄せています。『生きる』があれだけステキなミュージカルに仕上がったのだから『ある男』も期待できるはず。開幕が楽しみ。同じ日に映画を2本。実話を元にしたバレエ映画『JOIKA』は息の詰まるような物語でした。私はこういう才能の世界での野望や闘いとは無縁の人生を生きてきたし決してそういう匂いのする方角へは近づかない主義なので、ひたすらコワイコワイと他人事として観るばかりでした。続けて観たのは『花まんま』。これは鈴木亮平を観たくて観ただけでちょっと冗漫な感じもありましたが、それでも花まんまってなんなのかわかった場面には泣かされましたね。枚数合わせの写真は某デパートのグルメ催事で食べた甘海老丼。Xで「オペレーションが激烈スローモー」と批判したのはこれのことでした。その場で剥いた甘海老には臭みなど一切なくてとてもおいしくて、この新鮮さのための待たせ時間なのだということは理解しました。それでもやっぱり自分の店ではなく催事でこれを提供するなら調理人を増やすなどしてスピードアップをはかるべきだと思います。

 土曜の京王杯スプリングCはママコチャ、オオバンブルマイ、レッドモンレーヴあたりを買っておきましょうか。ユニコーンSはテスティモーネ、チュウジョウ、ヴィリアリート。日曜の天皇賞(春)は前走の敗因をよく考えた上でシュヴァリエローズを本命にハヤテノフクノスケ、ショウナンラプンタ、マイネルエンペラー。

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