歌舞伎の未来へ
今週はまず映画を1本、根岸吉太郎監督の『ゆきてかへらぬ』。広瀬すずの演じる長谷川泰子に興味があって観てみました。すずちゃんは良かったし、映画としての出来は上等だと思うけど、私にはさして響かず。そもそも私は「俺はゲージュツに命をかけてるんだ!」みたいなことを口に出して言っちゃうようなオトコが大嫌いなんであることを忘れてました(笑)。舞台は新作の歌舞伎“風”なものと本格歌舞伎の王道中の王道を1本ずつ。市川團十郎の『SEIMEI』は中村鷹之資くんが出てるので観に行きました。東西南北を護る四神のうちの玄武の役で、なんだかやたらと得物をぶん回してスピーディーな殺陣で暴れてて、面白かった。彼は長い物を持たせると本当に捌きが速くて美しい。体幹が強くて腕もしっかり鍛えてるからでしょうね。石の道標を引っこ抜いて頭上に掲げながら音高く六法を踏み始めた時はあまりのカッコ良さにキャーッとときめいてしまいました。市川右若さんがイイ仕事してたなぁ。その翌日には歌舞伎座で『仮名手本忠臣蔵』通し上演のお昼の部を。忠臣蔵の通しは私が初めて観た歌舞伎の舞台なので想い入れがあり、今回観てみてもやはりザ・歌舞伎!という感じがしました。勘九郎の品のあること、松緑のしっかりと悪に振り切った役作り、仁左衛門の懐の深さ、巳之助の小気味よさ、七之助のしっとりとした美しさ、全てが歌舞伎らしさに満ち溢れてました。今これを上演することで意欲ある若い世代の役者たちにこの歌舞伎らしさをくっきり刻んであげて欲しい。若い世代は確実にこれを受け継いで行って欲しいと、歌舞伎どシロウトながらに切に願いました。来週夜の部を観ます。枚数合わせの1枚は歌舞伎座で食べた蟹めし弁当。コマゴマとしたおかずがどれもおいしくて幸せ。
土曜の中山牝馬Sはシンティレーション、シランケド、ビヨンドザヴァレー。報知杯FRはインプロペリアから行こうかな。ランフォーヴァウ、リリーフィールド、ボンヌソワレまで。日曜の弥生賞はヴィンセンシオ、ナグルファル、ミュージアムマイル。
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