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2025.02.22

時と空を飛ぶ

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 『帝国劇場CONCERT THE BEST New HISTORY COMING』、鹿賀丈史さん出演の3回分が無事に終了。私もこれで今の帝劇とはお別れということになります。長い長い年月、様々な演目でこの劇場に足繁く通いました。特に『レ・ミゼラブル』は滝田栄さんと鹿賀丈史さんのファンとして観劇人生を生きて来た私にとってはかけがえのない舞台作品。バックステージツアーで舞台に上げていただき、ファンティーヌやエポニーヌが天に召される時の真っ白なライトを当ててもらった経験は忘れ難い幸福な想い出です。淋しいけど、最後にこんな楽しいショーを観せてもらえて幸せでした。そしてその翌日には松竹座『立春歌舞伎特別公演』の千穐楽、主には「義経千本桜・塀外」を観るために飛行機で大阪へ。この公演、片岡愛之助さんがお怪我で休演となり、座内で順繰りに役替わりとなった結果、贔屓の中村亀鶴さんに弁慶という大役が回ってきちゃったのです。もちろん初役。ここでの弁慶は“芋洗”といって、追手の首をもぎ取ってはポイポイと桶に放り込み、棒でゴロンゴロンとかき回すとぬいぐるみ製の生首がポンコポンコ飛び出すというバイオレンスかつユーモラスな出し物なんです(以前にも歌舞伎座で同じ趣向のものを芝翫さんで観ました )。亀鶴さんの弁慶は声も姿も芝居も大きく、初役とはとても思えない立派な仕上がり。花道を六法で華やかに引っ込んでいく亀鶴さんの姿が嬉しくて頼もしくて、大阪まで飛んできて良かった〜!と大満足の遠征でした。ひさしぶりに道頓堀の「今井」さんでおうどんも食べたし。舞台はもう1本『もしも彼女が関ヶ原を戦ったら』。これはイマイチだったかなぁ…主演のA.B.C-Zの五関晃一さんは舞台での声がとても良く、あの小柄な身体からあの声量が出せるのは不思議に思うほどで、殺陣の身のこなしやスピードも素晴らしく、そういう点は見応えがあったのですが…まぁこれは例によってNot for Meってやつですね。映画は2本。ミュンヘンオリンピックで起きたいわゆる「黒い九月事件」を映画化した『セプテンバー5』、これは恥ずかしながら事件のことを全く知らず、事件そのものについてよりもTVクルーの生放送に対する技術とチームプレイに感嘆する形で観ました。続いて『ステラ ヒトラーにユダヤ人同胞を売った女』…これはなかなか痛々しい映画です。あの時代に自分がこういう立場に置かれたら、同じことをしないとは絶対言えない。彼女のしたことを醜いと思うけど、仕方がないとも思う。そういうことをリアルに考えさせられる作品でした。

 今週は重賞が4本も! 土曜のダイヤモンドSはシルク・レーシングさんの会報のマンガに描かせていただいて以来想い入れがあるシルブロンを本命に据えようかな。ワープスピード、ダンディズム、ショウナンバシットへ。阪急杯はそろそろ復権して欲しいトゥラヴェスーラ、フルメタルボディー、シュバルツカイザー、応援馬券はモズメイメイ。日曜のフェブラリーSはドゥラエレーデを中心にサンライズジパング、ペプチドナイル、コツコツやって来てるメイショウハリオ。小倉大賞典は馬体重が楽しみなヤマニンウルス、コスモブッドレアにグランドカリナンぐらいまでにしときます。

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2025.02.15

終わりは始まり

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 新作オリジナルミュージカル『ミセン』、大阪→愛知→東京と続いた公演が無事に閉幕しました。原作のマンガや韓国でドラマ化されたものはいずれも見ておらず、私にとっての『ミセン』はこの舞台が全てです。それでいい、と思っています。そのくらい完成度が高く、良い作品でした。サラリーマンであればなおのこと、そうでなくても社会に出て仕事をして糧を得ている人なら誰でもどこか響くものがある作品だったと思います。私もわずかな期間会社勤めをしていた時の嫌な記憶がよみがえったりしてちょっとつらいものもあったりしましたが、そういうところも含めて心に響く、励まされる内容でした。何より楽曲が素晴らしく、同じ曲が別の場面で別の意味合いを持って使われるというミュージカルのセオリーをきちんと踏んで耳に残るようによく計算されており、若手からベテランまで実力者が揃って舞台が弾んでた。全体的になんとも気持ちの良い舞台でした。近いうちに再演があるといいなと願います。映画は『ショウタイムセブン』を。退屈させない運びで面白く観ました。時期的にそれを計算して撮影されたはずがないんだけど、TV局が停波モノの問題を起こすというのはタイムリーでしたね…。そしてそして、いよいよ現在の帝国劇場がクローズする最後の公演『帝国劇場CONCERT THE BEST New HISTORY COMING』、早速初日に行ってきました。何から何まで溜息が出るほどゴージャスで、東宝が総力を挙げて作り上げた気迫を感じさせるショーでした。帝劇の機構を見事に使い尽くした演出、この日のためだけに誂えた衣装で身を飾った出演者は全員が帝国劇場の舞台のゼロ番(舞台のド真ん中)でソロで歌う格式にある役者。それはそれはまばたきする間もなく息もつかせぬ3時間半。ゲストで出演した鹿賀丈史さんは「砂に刻む歌」と「Stars」の2曲。あの声が帝国劇場にたっぷりと響き渡るのを涙ながらに聴き、今まで鹿賀さんのファンとして長いこと過ごしてきた年月をしみじみと振り返り『レ・ミゼラブル』に通いに通った日々に想いを馳せました。鹿賀さんの出演日は全部観ちゃうよ。と、かくの如く今までもチケット代金としてお支払いした金額はリニューアル帝劇ヘのオブジェの掛け替え工事費ぐらいにはなるはずなので(笑)5年後目標のオープン時にはまたぜひ良い芝居を上演してこの演劇ヲタを通わせてくださいませ。枚数合わせの画像は休館中の東京芸術劇場前のイルミネーションです。

 土曜、クイーンCは人気通りマディソンガールから。ショウナンザナドゥ、コートアリシアン、人気薄からはヴィヴァラリスを足しておきます。日曜の共同通信杯はカラマティアノス、ショウナンマクベス、レッドキングリー、せっかく韓国の芝居を観たのだからチョングクも買っておきましょうか。京都記念はチェルヴィニア、ソールオリエンス、セイウンハーデスまで。

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2025.02.09

ニンというもの

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 『ラブ・ネバー・ダイ』、新しくキャスティングされた橋本さとしさんのファントム、真彩希帆さんのクリスティーヌ、星風まどかさんのメグという組み合わせで観てきました。作品については以前かなり通ったのでよく知ってるつもりでして、橋本さんのファントムは…うーん、なんというか、人間臭くて怪異な感じがないんですよね。その苦しみ故にどこか人であることを超越したものを感じさせて欲しい役なので。ミュージカル的な一種の“おおげさ”さがこの役者にはないのかなと思う。真彩さんはやや庶民的な親しみやすさが今までのクリスティーヌとは違って見えましたが、前日譚としての『オペラ座の怪人』のクリスティーヌに初めてつながって見えたというのは良い点だと思います。そしてとにかく声が美しい。星風さんは文句なし。この作品、話の筋はずいぶんとヒデェなぁって正直思うんですけど(笑)なんといってもセットが圧巻。今の時代、なかなかここまでのセットや衣装はどこの演目も作ってくれないですよね。それだけで観る価値があると思うんです。『ミセン』東京公演も始まりました。ますますカンパニーの間合いが良くなって、楽しい場面は楽しく切ない場面は切なく、訴えかけるテーマが明確になってきています。まだ残り数ステージあります、とても良い作品なので皆さんぜひご覧ください。

 日曜、東京新聞杯はジオグリフが復活の旗を揚げてくれますように。ゾンニッヒ、ボンドガールぐらいまでにしておきます。きさらぎ賞は難しいなぁ…リンクスティップ、ショウヘイ、ウォーターガーベラぐらいでおとなしく見ておきますか。

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2025.02.01

桑名へ

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 『ミセン』愛知公演のために名古屋に来ています。愛知芸術文化センター大ホール、ものすごくひさしぶり…いつ以来だろう。鹿賀さんの何かで来たような気がするんだけど、昔過ぎて記憶が定かでない。名古屋ではお友達にも会えて楽しく過ごしましたが、前日輸送だったついでにちょっと足を伸ばして桑名へ。主な目的は大久保利通の3男・利武ゆかりの碑を見ることだったのですが、それはほんの小さな碑で、わざわざそのために行くのは…ハッ、桑名といえばジョサイア・コンドル設計の旧諸戸家住宅という憧れの洋館があるではないか! この建物は一度はこの目で見たかったけどどうせ一生行かずに終わるんだろうなと正直、思ってました。これは大チャンス、行くしかない!というわけで訪れた六華苑、本当に行って良かったです。愛らしく美しい建物でした。美しい建物をもうひとつ、名古屋市市政資料館。NHKの朝ドラ『虎に翼』のロケ地として注目され、去年の紅白で米津玄師さんがここで歌ったことでまた関心を集めている、これも美しい洋館。壮麗な大階段は圧巻でした。枚数合わせの写真は「その手は食わな(桑名)の焼きはまぐり」というわけでランチで食べた蛤料理です。おいしかったー。

日曜、根岸Sはドンフランキーの馬体重しか気にしていない(笑)。後はフリームファクシ、サンライズフレイム、クロジシジョーぐらいでおとなしく。シルクロードSはスリーアイランド、クファシル、カピリナあたりまで。

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