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2024.08.31

水道橋界隈

BlackcomedyDosa

 今週はちょっとお仕事が忙しく、お天気が荒れに荒れたせいもあってあまり外出できず、舞台を1本だけ。『ブラック・コメディ』は劇団四季がレパートリーとして持っていたピーター・シェイファーの名作ですが、私はどういうわけだか縁がなくて今回が初見。さすが!と唸る面白さでした。このようなよくできた舞台を観ると、こういうのが好きだから芝居見になったんだよなぁということを再確認できます。枚数合わせで久々においしいものの写真を。劇場から歩いて5分ぐらいのところの南インド料理屋さんのプレーンドーサです。前からインドのパリパリもっちり大判クレープといった趣向のドーサというものを食べてみたかったのだけど、スパイスで味付けしたマッシュポテトが包まれている場合がほとんどで、それはあまり好みではないしなぁと迷っていたところ、何も包まない形のものを供するお店を発見しました。サンバルスープとココナツチャツネが添えられており、ナンほど重くないしパリパリ部分の香ばしさがとても気に入り、ぜひ再訪したいお店です。

 Xの大久保利通公・墓所おそうじの会アカウント(@okuboko_osouji)にて、秋の墓所清掃ボランティアの告知を開始しました。夏草が高く伸びた秋のおそうじは苦闘が予想されます…なにとぞお力添えくださいませ。このアカウントまでDMでお問い合わせをいただければ詳しい日程などお知らせいたします。ご質問などもお気軽にどうぞ。

 土曜の札幌2歳Sはマクベスという名前を聞いたら買わないわけにはいかないのでショウナンマクベスから。ファイアンクランツ、チヨダマサコの血が入ってるトップオンザヒル、マジックサンズまでかな。日曜の小倉2歳Sはエンドレスサマー、アーリントンロウ、ポートデラメール。新潟記念はそうねぇ、アリスヴェリテ、エーデルブルーメ、レッドラディエンス。

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2024.08.25

幸せな観劇体験

BluemanIsseikaiRent2024Hoshiressha

 新宿歌舞伎町にできたTHEATER MIRANO-Zaに行きたいという理由も兼ねて、以前から一度は体験したかった『BLUEMAN GROUP』のJAPAN TOUR 2024へ。観客巻き込み型のパフォーマンス、とても楽しかったです。ポンチョ席の良いところが取れていたのでいろんな飛沫が飛んできたり紙テープまみれになったり。劇場はちょっとせせこましかったけど、場所柄そんなに余裕のあるものは作れないでしょうね…仕方ないか。先日初めて訪れた国立能楽堂に続き、今度は渋谷のセルリアン能楽堂にて『逸青会』。お目当ては今回も中村鷹之資丈です。知ったかぶった顔して能楽堂なんかに出入りしている自分にも驚きますが、今回は狂言をたっぷり楽しませていただきました。鷹之資くんのやる気満々の源氏の亡者、面白かったなぁ。続きましては日本初演からこの演目といえば山本耕史!と誰もが一目置く、彼が日米混合キャストによる全編英語での上演に挑む『RENT JAPAN TOUR 2024』へ。彼があの年齢になって再びマークを演じるチャンスが巡ってくるとは、よほどRENTの神様に愛されてると思うほかないですが、英語も外国人キャストに混ざって全く違和感ないほどに流暢だし、マークとしての芝居はもう完全に彼の血となり肉となっているし、これは本当に彼の出演が実現して良かった、そして子役時代から彼を観ている自分としてもこんな彼を観られて良かったという、幸せな観劇でした。その夜のうちに名古屋に移動して、翌日の『星列車で行こう』御園座初日を観劇。坂東玉三郎さん演出、大好きな石井一孝さんがご出演で、東京公演がないので遠征した次第。客席までいっぱいに広がる星空、石井さんの力強い歌、良いお席で楽しませていただきました。カーテンコールに玉サマがご登場のサプライズも嬉しかったです。

 というわけで帰宅してから画像入りで上げたかったため、Blogのアップが遅くなってしまいました。日曜の新潟2歳Sはみんなあまりにも戦績が浅くて選びにくい…大久保利通公の盟友・西郷隆盛の座右の銘である「敬天愛人」を馬名に持つケイテンアイジンは買わないわけにいかないのでこれをアタマにジョリーレーヌ、トータルクラリティ、マジカルフェアリーあたりへ行っときましょうか。キーンランドCはG3なら強いと見てナムラクレアから。エドヴプレにゾンニッヒ、そして名前が好きでずっと応援してるシュバルツカイザーってとこですかね。

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2024.08.17

さらに広がる枝と葉

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 今週は大久保利通公・墓所おそうじの会にもご協力をいただいているカンパニーによる『シーボルト父子伝』から。私は両親が長崎出身なのでシーボルトについては名前だけはよく耳にして育ちましたが、彼のこと、ましてやその息子たちがどんな人生を送ったかはほとんど知りません。日本を愛し様々な分野に携わって日本の文化を育ててくれた彼らについて、色々学ばせていただきました。続いて中村鷹之資くんの『翔之會』で国立能楽堂へ。まさか自分が国立能楽堂へ行くような人間になるとは、近年まで考えてもみませんでしたよ…彼の踊りは本当に鋼の芯が入ったように体幹が強く、足を上げても高く翔んでも小ゆるぎもしない。観ていて本当に気持ちが良い。「棒しばり」は特に楽しかったなぁ。棒の扱いが目を瞠るほど素早くて的確。これはいずれ歌舞伎座などの大きな舞台でも観られるようになると信じています。続いては『ロミオ&ジュリエット』のベンヴォーリオが大層気に入った内海啓貴くんの1stミュージカルコンサートヘ。構成から演出、グッズ作成のアイデアなど全て自ら企画したというやる気に満ちたライブ、歌の力は言わずもがな、ステージシンガーとしてのパフォーマンス力も上等で、2ndがあるなら絶対行きたいと思いました。いつも「自分がどうしたらファンが喜んでくれるか」をよく考えていることが感じられ、彼のような役者のファンになったら幸せだろうなぁと思いました…追いかけるのが楽しそう。同じ舞台でパリス伯爵を演じた雷太さんがあまりにも面白かったので他の演目ではどんな感じなのかなと観に行ったのが『スクールバス』。なるほど…この人もファンになったら面白そうな素材です。また別の舞台で会えますように。

 地震情報、台風襲来と本当に心穏やかでいられない毎日。今後ずっとこんな時代を戦って生きて行かなきゃならないのかなぁ。トシもトシだし、なんだか気弱になってしまいます。日曜、CBC賞はサウンドビバーチェの一発に賭けてみる。相手はドロップオブライト、ブーケファロス、アグリまで。札幌記念は“謎馬”のドゥラエレーデを応援します。がんばれ、とにかくがんばれ。シャフリヤールははずせないとして、プログノーシス、ステラヴェローチェ、トップナイフへ。

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2024.08.10

歴史の暗部

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 昭和大学リカレントカレッジにて中村鷹之資くんの舞踊『越後獅子』を観て来ました。布晒しの動きがとても美しく、歌舞伎や日舞を見慣れていない層にも観て鮮やかでわかりやすく楽しめる舞踊を選んでくださるあたり、行き届いた配慮とセンスだなぁと思いました。青年座の『RAA-進駐軍特殊慰安所』は胸を抉られるような問題作。その時代に実際にそのような政策がとられたこと、それが“必要”だとされた事実と歪んだ感覚に暗澹たる気持ちになりました。そして今週は映画もたくさん観ました。『お隣さんはヒトラー?』『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』『ブルーピリオド』『#スージー・サーチ』…心動かされたのは『〜ヒトラー?』かな。ユーモアとペーソスと悲しみと息苦しさと、人間の心のふれあいから生まれる様々な感情。ナチスドイツを題材にするにもこういう切り口があったか、と感心もしました。

 荒れる天候、地震の危険、落ち着かない日々ですが…親しい人と声をかけあって心の平穏を守って行きましょう。日曜、関屋記念は人気薄でもグランデマーレをアタマに据え、プレサージュリフト、ラインベック、オニャンコポンへ行っとく。小倉記念はヴェローナシチー、リフレーミング、シリウスコルト。日曜の中京9Rにアンジョルラスが出るから、私のメインレースはここだ!

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2024.08.02

たまにはマジメに考える

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 まずは映画を2本。『もしも徳川家康が総理大臣だったら』…これは期待はずれ。ハメをはずして見せた部分も問題提起してるつもりらしい部分も「こういう映画だからこうなるんだろうなぁ」というラインを1歩も脱しておらず、最後はなんかイイコト言ったように見せかけてまとめて終わり。なんだかなぁという感じでした。『コンセント/同意』はかなりセンシティヴな内容。大人が自分の欲求を満たすために子供をコントロールするのは恐ろしい罪であることは当然だけど、子供はそれが間違ったことだと気づく学びをどこから得ればいいのか。自分がどちらの立場でもこうなるのかもしれない可能性を思うと背筋が寒くなりました。こちらもとてもセンシティヴな内容だった舞台『サイレント・ヴォイス』は池田小事件をモデルに作られた2人芝居。誤解を恐れずに言えば、私はすべての人間の命が平等に尊いとは考えていません。まっとうな人の心を持たず他者に重大な危害を加える人間の存在に我々平凡な市井の人々はどう向かい合えばいいのか。悄然となって劇場を後にしました。演じる2人の役者は日々、さぞ心身をすり減らしていることでしょう。メンタルケアを充分にして欲しいです。枚数合わせの1枚は浅草の老舗「やっ古」の鰻重ともずく酢です。

 日曜、レパードSはジーサイクロン、ソニックスター、サンライズソレイユ。エルムSはプロミストヴォリア、ドゥラエレーデ、ナチュラルハイ。

 こんなところでゴマメが歯軋りしても誰にも届かないんだけどさ、チカゴロの騎手連中はどうなってんの、ブッたるんでるぞ! 出馬表を見て馬を選んでても「あーこの騎手が乗ってるんじゃ買いたくない」と思わされる、その数が増えて行く。新しい世代のファンも入って来てくれてるこの時期に、本当に嘆かわしいです。

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