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2024.07.27

主演です!!

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 今週はまず『七夕喜劇まつり』。イチオシの歌舞伎俳優さん、中村亀鶴さんが「唐木の看板」では故・藤山寛美さんの当たり役を受け継いでの主演、そして「はなのお六」では藤山直美さんの相手役という大役で新橋演舞場の花道を渡りド真ん中に立つ、ファンとしてこれ以上の喜びはない舞台でした。前者ではちょっとぼんやりしててちょっとイジワルな若旦那、後者では貫禄も情けもある親分さんでキリリとした殺陣もカッコよく、思わずキャー(はぁと)ってなりました(笑)。それにしても初めて観る藤山直美さんのまぁ巧いこと。なんなんだろう、なんかもう、芝居見としてはけっこうな百戦錬磨のつもりの私でもビックリしてのけぞるくらい巧い。そんなに大上段に振りかぶって大芝居するわけでもないのに目も心も惹きつけられて、彼女が舞台の上にいる間1秒たりとも飽きない。また別の舞台でも観たいなと思ってます。普段は自分から選んでは観ない種類の舞台でしたが、おかげで新しい世界が開けた気がしますし、こういうものの良さを満喫しました。続いて映画は『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』。アポロ計画が捏造のフェイクだったのでは、という都市伝説(?)がテーマ。面白い題材だと思うのだけどなんだか気分が乗らず、半分ぐらい寝てしまいました…とほほ。続きましてはミュージカル好きなら知ってて損はないマジメイト大槻さんの初単独ライブへ。人後に落ちぬミュージカル好きが占めていると思われる客席の反応もヴィヴィッドで、とても楽しいライブでした。彼女の歌や踊りの実力にもおおいに拍手を送りたい。同じ日の夜は劇団ワンツーワークスの『GOTT』。最後に投票をするという形での観客の参加もあり、難しい題材をうまく楽しませてくれました。この劇団はいつも手堅く面白いものを提供してくれて、信頼しているカンパニーのひとつです。

 日曜、アイビスSDは牝馬の強いレース。アタマにはチェイスザドリームを据えるとして、ウイングレイテスト、デュアリスト、ディヴィナシオンと牡馬に流しておきましょうか。クイーンSは問答無用でウンブライル。スタニングローズ、エリカヴィータへ。

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2024.07.20

出逢いと巡り逢いと

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 ずっと通っていたミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が大阪公演をもちまして全日程を無事に終了。初演から何度も観ているこの作品自体への印象もずいぶん変わりました。今回は新たにこれまで知らずにいた魅力的な俳優さんとの出逢いもあり、この人は次は何に出るのかな、観てみようかな…という具合にこれからまた枝葉がどんどん広がって行きそうです。大阪へ行くついでに滋賀県立公文書館で公開中の西郷隆盛の大久保利通宛書簡を見学。私が大久保の墓所の清掃ボランティア活動をしていることなど、担当の方と色々お話もさせていただき、とても貴重な勉強の時間を頂戴しました。このタイミングで観に行けて良かったー。これも巡り逢いですね。R&Jの合間に観た映画『アディクトを待ちながら』…正直に言います、これは酷かった。イマドキ学生の映画研究会でももう少しマシな映画を撮るんじゃないだろうか。ともあれちょっと良いお食事をしたり現地在住のお友達と会えたりでとても楽しく過ごした大阪から東京へ戻って観た舞台が『スルース〜探偵』。2人芝居の片方が直前で降板、急遽代役を立てての公演でしたが、代役がこの役者なら観たい!となって大急ぎでチケット手配して観てきたものです。劇団四季が長くレパートリーにしてきた名作、とても面白かった。

 Xでは既に告知しましたが、この度シルク・ホースクラブ様のご協力により初めての原画展を開催することになりました。開催されるのはシルクさんのギャラリーで、それほど広くはない会場ですができるだけ皆様にお楽しみいただけるよう、盛りだくさんな展示を目指して鋭意準備中です。会員さん以外にもご覧いただける日を設けますので、ご都合のよろしい方はぜひナマのカラー原稿を見においでください。「あっ、ここ色がはみ出てる」とか「失敗して切り抜き修正してあるぞ!」なんてのも丸出しで展示します。お楽しみポストカードのプレゼントなどもありますよ。こちらで詳細情報を!

 さてさて、日曜は中京記念。でも開催は小倉。馬場条件が変わろうと私が何か考えたってバカの考え休むより悪し、ということで…カテドラル、エピファニー、タガノパッションという前走大敗組でチャレンジしてみます。

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2024.07.13

よく響くもの、響かないもの

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 今週はまず、この人のお名前を観たらとるものもとりあえず作品を観に出向きたい劇作家&演出家である詩森ろばさんの新作『神話、夜の果ての』。宗教2世をテーマにした静謐で美しくて残酷な物語。この作家さんのテーマの切り取り方が私は好きみたいです。どの作品を観てもドンと胸に響くものがあります。すぐお隣のギャラリーで開催中の堀尾幸男さんの舞台美術展は模型がたくさん展示されていて電動で動く仕掛けになっているものもあって見応えたっぷり、自分でも観た作品については懐かしく心躍りました。舞台をもう1本『逃奔政走』。いつ観ても楽しいアガリスク・エンターテイメントが鈴木保奈美さんを主演に迎えても変わらぬ屁理屈ドタバタドラマを繰り広げてくれました。テーマが政治ということになるとちょっと笑えない部分も出てきて複雑な気持ちにさせられるところも無きにしも非ずでしたが、三越劇場というスペシャルな空間でのワンランクアップした活動、劇団が成長して行く様を見るのも嬉しいですね。映画『ルックバック』はあちこちから高評価が耳に入り、観てみましたが…私にはあんまり響きませんでした。末席ながらもマンガの創作という場にある身としてはこれを観て思うところありそうなものですが、彼女らの苦しみは私には思い当たらない種類のものであり、私の悩みは彼女たちには訪れないもの…らしかった。

 土曜の函館2歳Sは海のものとも山のものとも…名前だけで選ぼう!  枠順上からエンドレスサマー、ヴーレヴー、オカメノコイ、エメラヴィ。日曜の函館記念は相変わらずハヤヤッコ推し。オニャンコポン、トップナイフへ。

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2024.07.06

OLD ROCK Fans

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 今週はまず映画を2本。『ディア・ファミリー』は難病モノとしていくらでもお涙頂戴にできるところをうまく抑制を効かせ、私の大好きな“モノ作り”の話が主なテーマになっていて心を惹かれました。大泉洋は好きな役者さんの1人です。『朽ちないサクラ』はイマイチだった…私は公安を含め、警察の正義というものをまだ素朴に信じていたいのです。今この時にもとんでもない不祥事が報道されているとしても。さてさて、古くからずっとファンのGodiegoが明治座で催したコンサートに行ってきましたよ。ステージ上も客席もまぁ平均年齢が高くて(私を含め…笑)明治座という劇場のホスピタリティは客層に合っていたかもしれません。一番好きなアルバム『DEAD END』からの演奏曲が多かったのも嬉しかった。改めてその音楽性の高さ、良質さに深々と頷きます。そして突発的に歌舞伎座の『裏表太閤記』を観てきました。4時間15分の長丁場、本水を使った滝の中の乱闘、みんなが笑顔で見上げる宙乗り、今の歌舞伎界を背負う役者が揃っての豪華で贅沢な三番叟と、なんでもかんでもやれることは全部やるという感じのお腹いっぱいな演目でした。webで評判良かったので寸前にチケット押さえて足を運んでみて、とっても楽しかった。評判には乗っかってみるものです。

 日曜は七夕賞。織姫様=牝馬がいません。ずっと応援してる尾花栗毛のバビット、がんばってほしい。キングズパレス、フェーングロッテン、カレンルシェルブルと。プロキオンSは某団体から狙われてそうなヴァンヤールを連ヒモにこれも狙われてそうなハピ、そしてこちらも変な着順が続くマリオロード、そして連勝街道まっしぐらのヤマニンウルスを意地汚く押さえておく作戦で(笑)。

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