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2024.05.25

屋台骨を支える人達

Shinkokuritsu

 お仕事してるか『ロミオ&ジュリエット』観てるかどっちかの毎日です。若いメンバーが舞台上でエネルギッシュに走り回り飛び跳ねまくるこの舞台、若いイケメンには興味のない私だが(笑)ホントに最近の若い俳優さんたちは歌も踊りも達者だなぁ。何人か「これは!」と思う子もいて、楽しく通ってます。もちろんそもそもの目当ては大人組の方なんですけど、カーテンコールでこの大人組が作品中の有名なナンバー「世界の王」をサラッと踊る部分があって、もちろん彼らも元々踊れる人達なのでちょっと踊って見せるとすこぶるカッコいいんですよ。能のある鷹が隠している爪。こういう人たちが土台を支えていてこそ若者たちがのびのびと演じられる、そういう作品なのだと思っています。

 さぁて、いよいよダービーですね。全然絞れてなくて例年にも増してぼんやりした予想です。土曜の葵Sはガロンヌ、アスクワンタイム、オーキッドロマンスあたりで。日曜、目黒記念はヒートオンビート、クロミナンス、シュヴァリエローズ、ナイトインロンドン。そしてダービーはレガレイラ、ジャスティンミラノ、シュガークン、シックスペンスの順で。

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2024.05.18

初めてとご存知と

KonosekaiRj2024

 今週はミュージカルを2本。まずは『この世界の片隅に』初演を。原作も読んでいますし、アニメ版の映画も観ました。もともと原作のマンガが深刻な戦争の時代を背景にしながらもその深刻さを深刻そうに描かずにさりげない日常を積み重ねていくタイプの話なので、ミュージカル作品としてはややテーマがぼんやりしていた気がします。でも誠実に作られた作品で音楽も美しく、出演者はみんな良かったです。続いては以前にも別キャストで何度も観てきた『ロミオ&ジュリエット』。これはもう話の筋も音楽も知り尽くしていると言っていい作品なので後はキャストの違いによる仕上がりの違いを楽しむだけ。今回は以前よりもキャラクターの力関係が平均化されたという印象で、群像劇として観やすくなったかな。その分若さ故に恋にのめり込んで突っ走る若者の純粋さと無鉄砲さが許せるというか…そもそも私はこのロミジュリという物語が好きではなくて、あらゆる点で「…なんでそうなるかな…」と気持ちが引いてしまうのですが、今回はなんとなく若い2人を「かわいそうだな」と思えた。それが何故なのか、この後も何度も観る予定なので追求してみたいと思います。彩吹真央さんのキャピュレット夫人が大変すばらしかったことは特筆しておきましょうか。ついでに「どっちがキャピュレットでどっちがモンタギューだっけ?」となってしまう人のために絶対に間違えなくなる方法を。女子(ジュリエット)はキャピキャピ、キャピュレット。男子(ロミオ)は悶々、モンタギュー。これ、以前ヴェローナ大公やロレンス神父役で出演されていた石井一孝さんにも大笑いされて太鼓判をいただいた覚え方です(笑)。

 土曜の平安Sはハギノアレグリアス、ヴィクティファルス、ハピまで。日曜はオークスかー。やっぱりステレンボッシュからかな。スウィープフィート、母系の血統が面白いショウナンマヌエラも買っておきますか。

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2024.05.11

私の振り幅もなかなかですが

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 インド映画は『RRR』の他には意外と好みに合う作品がないという話を前々回にしましたが、後はこれが評判いいみたいなので観ようかなと前から思ってた『きっと、うまくいく』を観ました。これも、うーん、やっぱりあんまり。私はインド映画の陽気に盛り上がって楽しい部分と急にド深刻な事件が起きてしまうあたりの振り幅に感情がついて行けないのかもしれない。バランス悪いなぁと思ってしまうのですよね。ラストは爽快だったので観て良かったとは思ってます。久々にラグビーを生観戦。お天気も良くて試合の内容も濃く、楽しく過ごしました。大好きな姫野和樹選手やボーデン・バレット、アーロン・スミスなどの超大物選手のプレイを実際に自分の目で観られてありがたやありがたや。歌舞伎座にて『團菊祭』を昼夜ぶっ続けで。一番印象に残ったのは先代萩の「床下」で花道にドロドロドロと現れたとんでもない悪人役の團十郎の顔のまぁ恐ろしいこと。あの笑った顔は一見の価値があるな。加藤健一事務所『二人の主人を一度に持つと』。いつもカトケンさんの舞台は絶賛の私ですが、珍しく今回はうーむ…でした。でも観てる間は笑ったし、シェイクスピアやモリエールなんかが好きな人は楽しいんじゃないかな。枚数合わせのおいしいもの写真は囲炉裏のあるお店で食べた焼き蟹。

 土曜、京王杯SCはグランデマーレを中心に据える。お母さんのグランデアモーレを応援してたのです。ソーヴァリアント、プルパレイ、ウインマーベルの順に。日曜のヴィクトリアMは4代前にスイートコンコルドがいるウンブライルの熱烈応援に決まってるじゃないか。ナミュール、スタニングローズ、人気薄からはサウンドビバーチェ。

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2024.05.04

単館系が好き

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 今週はまずドキュメンタリー映画を2本、短編映画を1本。こういう単館系の映画をこまめにピックアップして観るのは楽しいです。『正義の行方』は観ている間に気持ちがまずは警察寄り、途中からやっぱり冤罪なのでは…いやでもやっぱり捜査の…新聞社カッコいい…いやでも…と激しく揺れ動きました。力作です。『94歳のゲイ』、これはLGBTの話でもあり、高齢化社会の話でもあり、人生は人との出会いに恵まれてこそなのだと身につまされる話でもあり。『見知らぬ人の痛み』…コンテンツ・モデレーター、そういう仕事があることは想像がつくけれど今まで考えてみもしなかった。ただこれは着眼点の素晴らしさのわりに掘り込みが足りないというか、まだこれからその先こそが大事なのではというところであっさり映画が終わってしまってビックリ。同じテーマで誰か改めて映画を作ってくれないかな。舞台はアガリスク・エンターテイメントの『なかなか失われない30年』を。アガリスクらしいドタバタとしたシチュエーション・コメディ。相変わらず緻密な作劇で面白かったけど、ちょっと詰め込み過ぎて(お話的にも舞台上の視覚的にも)いろんな意味でうるさかったかな。私も新宿界隈の30年なんて余裕で眺めて来てるので(笑)そのへんのネタはおおいに笑いました。

 土曜の京都新聞杯はヴェローチェエラ、アドマイヤテラ、ギャンブルルーム。日曜のNHKマイルCはアスコリピチェーノをアタマに据えてジャンタルマンタル、キャプテンシー、ロジリオン、ユキノロイヤル。新潟大賞典はレーベンスティールを不動のアタマにキングズパレス、リフレーミング、デビットバローズ。

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