国産ミュージカル
今週は舞台を3本、映画を1本。『イザボー』は意欲的な国産オリジナルミュージカル。すっごく正直に言うとゼロから国産のミュージカルってなんだかどうしてもどこか垢抜けないというか、うん…まぁこんな感じかなぁぐらいまでなものが多いのですが、これはそういうモッタリ感がなくてとても完成度が高く、おおいに気に入りました。出演者のレベルの高さも勝因。とにかく歌がうまくて声量のある人を揃えてグイグイ押しまくる。その迫力だけでも充分に及第点以上。装置とシンクロした動きの緻密さが光る演出もすばらしかったです。これはもう一度観たかった。再演を希望します。2度目の初春大歌舞伎。特に『狐狸狐狸ばなし』なんかはオチを知ってたら面白さが半減してしまうんじゃないかと危惧しながら観ましたが、2度目の方が断然楽しめました。『荒川十太夫』も十太夫が事の真相を語るシーンがより深く理解できて胸にしみました。リピートの功、ですね。続いて中野の小劇場で『短編3傑作』。劇団チョコレートケーキの演出家・日澤雄介さんが10年ぶりに役者として舞台に立たれるとのことで、観に行きました。もちろん芝居をする日澤さんを拝見するのは初めて。すばらしく間の良い演技をなさる方でビックリしました。演出家には必ず「こういう芝居が欲しい」という明確なビジョンがあるはずで、それをご自分で表現できるとしたらもう無敵ですよね。映画は『ゴールデンカムイ』を。原作は全編読破しており、映画化も心待ちにしていました。役者さんもみんな良いし、人気作に真摯に向き合って作られた作品という感じがしましたね。しかしこれでまだまだ序盤も序盤。この後も続けるとしたら最後に辿り着くまでどのくらいかかるのだろう…?
日曜、根岸Sは破竹の連勝中のサンライズフレイム重賞制覇なるか?が見どころ。中止→除外と不運続きのシャマルも応援してあげましょ。パライバトルマリン、ヘリオスまで。シルクロードSはちょっと買いにくいな。アグリをアタマにしてバースクライ、トゥラヴェスーラ、ホープフルサインへ流しましょうか。