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2023.12.23

彼らについて思うこと

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 『ABC座 星(スター)劇場2023 ~5 Stars Live Hours~』を観てきました。A.B.C-Zのファンであることを公言しながらこれまで事務所のゴタゴタについて何ひとつ思うところをコメントしなかったのは、私がそもそもあの事務所が作り上げた文化についてはすこぶるアンチの立場であること、A.B.C-Zに興味はあるけど他の誰よりも創業者の名をおおいに盾にする形で活動して来た彼らの在り方には抵抗を覚えていた、でも今の世論の尻馬に乗る形でそれについて語るのは卑怯だと考えたこと、それらと実際のパフォーマンスの魅力は切り離して語られるべきであること…等々が理由です。事務所の問題を受けてショーの構成を大きく変え、そこへメンバーの脱退の話題などもあり、いろんな意味で特別な公演になりました。そしてそういった雑音だらけの中、内容は見事だった。そうか、これができるから私は彼らを面白いと思ってるんだなと再確認しました。これから4人になる彼らがどういう道を歩んでいくのか先行きは見えませんが、彼らが今後もエンターティナーとして活動し続けるなら私はそれを観たい。それだけです。アイドルのファンとしての愛情ではなく、ただただパフォーマンスへの強い興味。私の彼らに対する気持ちは、それに尽きる。さて、続いて観たのは同じ事務所に所属して間もなく退所が決まっている屋良朝幸くん主演の『The Agent』。派手なアクションとハイレベルなダンスをてんこ盛りにしたオリジナルミュージカル…なのになんだろう、この弾まない感じは。日本人パフォーマーはこういう世界観を表現するのはうまくないよな。それとは逆に日本人が作るエンターテインメントとして文句のない仕上がりだったのが新作歌舞伎『流白浪燦星(ルパン3世)』。ルパンらしさ、歌舞伎らしさをうまく融合させてとことん楽しませてくれました。本水の中での殺陣もあり、水飛沫が飛んでくるようなお席で堪能しました。様々な古典歌舞伎の小ネタを随所に仕込んであり、初心者も通も楽しめる作品。歌舞伎の底力をまたもや見せつけられました。枚数合わせのおいしいもの写真は九段下で文久元年からやってる老舗の握り寿司。ABC座で「スシ食いねェ!」歌ってたんで食べたくなって、テイクアウトしました。季節の煮ハマグリにピシッと引き締まった赤酢の酢飯がおいしいよ。

 土曜の阪神Cはグレナディアガーズ、ママコチャという固いところからエエヤン、ルプリュフォールあたりへ。さぁさぁ日曜は有馬記念。ドウデュース、スターズオンアースという同期コンビにスルーセブンシーズ、人気薄からはヒートオンビート。タイトルホルダーも少し。

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2023.12.16

広島より

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 『シェルブールの雨傘』広島公演。ここがこの公演の最終地でした。切ない悲しい物語と共に歩んだ晩秋から初冬、私の旅もこれで終わりです。あの有名な美しい主題曲が今もずっとずっと耳の奥を流れています。スマホのリマインダの通知音もこの曲で作りました。千穐楽を観終えた後、飛行機の時間まで少し余裕があったので平和公園へ。この建物は何度でも足を運び、目に焼きつけておく価値があると思っています。

 土曜のターコイズSはサウンドビバーチェ、ソーダズリング、コナコースト。日曜の朝日杯FSはシュトラウスをアタマにバンドシェル、クリーンエア、アスクワンタイムと人気薄へ流します。

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2023.12.09

大阪より

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 まずは映画『バッド・デイ・ドライブ』。おなじみリーアム=ニーソンの新作です。この作品でもあいかわらず家族とうまく行ってないリーアム(笑)、しかも今回は元CIAとかの隠し持った武器もナシの徒手空拳。どんなもんかなーと思いながら観に行きましたが、サスペンス部分などは問題なく楽しめました。でもやっぱりリーアムには説得力溢れる剛腕で敵をブン殴ってもらわないとスカッとしないな。昔からずっとステキな俳優さんだなと思って応援してた原慎一郎さんの初のソロライブへ。鹿賀さんとの共演も何作もありますし、皆様にはアナ雪のクリストフの声で知られてるかと思います。とても楽しいライブでした。美しい歌声と親しみを感じさせるトーク、シェイクスピアの1場面を演じてくださったのが心に残っています。続いて『シェルブールの雨傘』で大阪へ。東京よりも舞台が狭い分、この作品のギュッとした世界観は楽しめた気がします。大阪で映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』も観ました。私は何しろ初代の鬼太郎から観てる世代ですからね。昭和のドロドロしたミステリーを充分に盛り込みつつ現代のニーズもよく拾った快作だったと思います。

 土曜の中日新聞杯はリューベック、ワンダフルタウン、ハヤヤッコ、シュヴァリエローズ。日曜、カペラSはちょっと買いにくいなぁ…人気薄だけどオールアットワンス、ラプタス、思い切ってカイザーメランジェも買ってみようかな。阪神JFも特に入れ込んでる馬がいなくて迷うばかりなのでここはくだらん理由で行く…いや、いつもくだらんけど。今通ってるミュージカルにガレット・デ・ロワが出てくるからエピファネイア参加を買うのだ。ステレンボッシュ、プシプシーナ。それと好きな俳優さんが宝石商の役をやってるから母:ビジュートウショウのスウィープフィート。これをサフィラで束ねればまずまずイイ感じなのでは。

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2023.12.02

VIVA!! バカ映画!

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 連日通ってた『シェルブールの雨傘』東京公演は無事に閉幕。悲しい切ない物語で毎日メソメソしてた気分をとりあえず大阪公演が始まる前に1度スッカラカーンとカッ飛ばしておこうと映画『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛を込めて』と『SLUM DOGS』をダブルヘッダーで。いやー笑った笑った。バカ映画はイイねぇ。前者は名だたる人気俳優が全力全開の名演合戦を繰り広げ、やっぱり腕のある俳優はバカやっても力を発揮するなぁとひたすら感心しました。後者はひたすら下品な痛快作。ブラボー下品。下品バンザイ。好きだわーこういうの。『Ted』とか好きだった人は観てね。舞台はミュージカル『LUPIN〜カリオストロ伯爵夫人の秘密』を。宝塚の古式ゆかしい(?)論法で作られた豪華なステージ、主人公を主人公です!と魅力的に押し出すことに衒いがない。役者陣もみんな良かったし、正直それほど期待してたわけでもなかったのにとっても楽しかった。『太平洋序曲』の時にこのコはなかなかイイなと思った立石俊樹くんが悪役を演じてウマいところを見せてくれました。一転して名取事務所がニコラス・ビヨンの2作品を並行して上演する『屠殺人ブッチャー』『慈善家-フィランスロピスト』は息もつかせぬ緊迫の2本。前者には私が最近すこぶる推している西尾友樹さんが。これはもうホントに西尾さんすごいなぁ偉いなぁこんなの毎日演じてブッ壊れてしまわないか心配だなぁという大変な作品。彼の心身の健やかなることを祈るばかりです。

 偽らざる気持ちを言えばイクイノックスはもう1年走って欲しかったな。でもあんなにも強いままで競走生活を終えることができてホッとしちゃってるのも正直なところ。さぁ、ここに立ち止まってるヒマはないぞ。土曜のステイヤーズSはメロディーレーンの応援。相手にはワープスピード、シルブロン、アフリカンゴールド。チャレンジCはエピファニーを熱烈応援。だって『シェルブール〜』にガレット・デ・ロワが出てきたんですもの。後は ボッケリーニ、フェーングロッテン、エヒトで。日曜のチャンピオンズCは人気落としてるけどジオグリフやノットゥルノあたりを買いたいなぁ。連勝中のセラフィックコールと組み合わせておきましょうか。

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