悪役の華
今週は映画を3本と歌舞伎。『シアター・キャンプ』は舞台演劇好きなら楽しめると思います。子供たちの成長、大人たちそれぞれの事情がシニカルでアイロニカルで面白い。『沈黙の艦隊』はマンガ原作の突端までしか描けていなくて、自衛隊や潜水艦にそれほど興味のない層にはちょっと退屈かな。海江田と深町の間にもっとドラマが見られたら良かったのに。『白鍵と黒鍵の間に』はひと言で言って変な映画。普通の感覚で観てたらえーそっちに行っちゃうのー?っていうやつ。十月大歌舞伎は『水戸黄門』の中村亀鶴さんが目当て。鮮やかで見事な悪役。ちょっとしたセリフの調子で笑わせたり、悪役然とした高笑いで場をさらったり、武士らしく切腹を乞うたふりをして反撃に出るなど、時代劇の悪役に必要なことすべてをきれいに演じ抜いてくださいました。良い役者さんだなぁ。
ちょっとドタバタしていてBlogの更新が遅れてしまいました。土曜の府中牝馬Sはディヴィーナから行くつもりだったんで勝ったのは嬉しいんだけど、相手にはライラックとプレサージュリフトを考えていたので馬券的にはビミョーですね。日曜の秋華賞はリバティアイランドの3冠に期待。唯一彼女を負かした経験のあるラヴェルがどんなレースを見せてくれるかにも期待。ハーパー、マスクトディーヴァと固いところは押さえておいてドゥアイズ、ピピオラと幅広く行っときましょか。
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