大阪より
『太平洋序曲』東京公演から大阪公演のはざまの1週間、大急ぎであれもこれも観に行きました。まずはキネカ大森の『RRR』マサラ上映。これはインドの映画ファンの鑑賞スタイルを真似て、映画を観ながら歓声や鳴り物はもちろん、クラッカーや紙吹雪で大騒ぎするというイベント式の上映形式なんです。RRRをこ縁に新しくできたとてもステキなお友達が1分半で全席完売したという瞬殺チケットを見事にゲットしてくれて、一緒に楽しんで来ました。延々とカッターで半紙やお花紙を切って紙吹雪用意したり100均でクラッカー買い込んだり、本当に楽しかったなぁ…憧れてたんですよ、マサラ上映。そこから打って変わって、黒澤明監督の名作映画であり私にとっては鹿賀丈史さん主演の舞台として思い出深い(この秋に再々演予定)『生きる』のリメイク版『生きる LIVING』ではしみじみと涙を流して来ました。主人公が「ナナカマドの木」を歌うシーンがとても良くて。ウサギのおもちゃなど、元の作品へのオマージュも丁寧で効いてました。続いて映画『零落』…これは私がマンガ家としてはイレギュラーな経歴でイレギュラーな仕事の仕方をして生きて来たので、主人公の漫画家にまったく共感できず。舞台『グッドラック、ハリウッド』、何度も何度も何度でも同じことを書きます、加藤健一さんホントに良い戯曲を見つけ出して来るなぁ。もちろんカトケンさんは非の打ち所のない名演ですが、これは俳優を変えていろんな組み合わせで観ても面白い演目だと思います。続いて『ダブル』…これは残念ながら作品的には私にはあまり面白いとは思えませんでした。ただ玉置玲央さんと永島敬三さんの舞台役者としてのアーティキュレーションなどのテクニックが本当に素晴らしくて、腹式呼吸で声を張った時の響きを聴いているだけでも楽しかった。と、ドタバタしながら『太平洋序曲』の大阪初日へ。
土曜、阪神牝馬Sはルージュスティリアを頭にママコチャ、ピンハイ、サウンドビバーチェ、サプライムアンセム。NZTはウンブライル主軸でドルチェモア、エエヤン。日曜の桜花賞はライトクオンタム中心でドゥアイズ、ドゥーラ、ラヴェルと人気薄へ流します。
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