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2023.02.24

ハマッた理由

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 3月に入ると特定の舞台に根を詰めて通う日々になってしまうので、その前にガツガツとあちこち食って回ってます。「入管収容所」「ゲマニョ幽霊」「アプロプリエイト」「INDESINENCE Case Beautiful Vermilion Ways」など小規模の舞台を色々観て頭を使う中、それらとひとまとめに語るのは難しいけどやっぱりこのBlogでも以前に何度も触れた「CLUB SEVEN 20th Anniversary」みたいなプロ中のプロ達による大人のおフザケ舞台は最高にカッコいいなぁと改めて思うのでした。上口耕平くんという名ダンサーでもある俳優さんが私はとっても好きでしてね。彼が表情豊かに踊ってるのを観てると本当に踊るのが好きで楽しくて仕方がないんだなぁとこっちまで楽しくなって来ちゃうんですよね。そしてハマリにハマッてる「RRR」の応援上映。わざわざグングルというインド舞踊の鈴を仕入れて来て鳴らしながらペンライト振ってうちわ振って、推しであるマルワリという馬の登場シーンでは絶叫し、いつもの自分からは考えられないような解放されっぷりでした(笑)。興奮してるせいかビームが牢獄のラーマの元へたどり着くシーンはもう、うえーんと声出しそうになるほど号泣。なんだよもうオレ年齢いくつだよ…でもこのトシになってこんな楽しい経験ができるなんて、これ我慢する意味ないですよ。やれるだけやってやりますよ。そして応援上映への参加が楽しいのは離れて久しい楽器演奏の機会を得たからでもあることに気がつきました。楽曲に合わせた自分流のアレンジで鈴を鳴らす快感。ああ、楽しい。やめられない。次のステップは太鼓導入か…。

 おかげさまでTwitterのフォロワー数が8000人を超えました。ごく狭い世界で小さくやってる仕事であり、ホームグラウンドであるはずの競馬の話をちっともしないアカウントであるにもかかわらず、つながりを求めてくださる方がこれだけあって本当に幸せです。気軽にリプライお寄せくださいね。

 日曜、中山記念は前走なかったことにしてスタニングローズ。なかなか勝ちきれないダノンザキッド、こちらもジワジワのリューベック、多分強いんだと思うラーグルフまで。阪急杯はあんまりいつまでもモタモタされてちゃ困るグレナディアガーズ、ブロコレの香りが濃厚にするショウナンアレス、前走大敗は理由があったと見てルプリュフォール。

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2023.02.18

新参者の辛さ

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 今週のハイライトはとにもかくにも二月大歌舞伎の「船弁慶」。中村鷹之資くんの平知盛の亡霊がとにかく唖然呆然とするほど度外れていて、久々に舞台を観てギャーッなんだこれ、これはどうしようどうしようと仰天、嘆息、感服いたしました。たとえではなくて本当に終わってからしばらく席を立てなかった。何が素晴らしいって…なんだろう、まずは飛んでも音ひとつせず水の上をすべるように滑らかで素早い足捌きにハッとなり、くるりと身を翻して低くなった時に小揺ぎもしない体幹の強さとキメのポーズの美しさに目を瞠り、それから目線の送り方になんともいえない妙味を感じたのかな。これまでどうも縁がなくて彼が大きくなってからの舞台を全く観ていなかったことが悔やまれます。これからは心がけて出演作を観て行きたい。いや実は今週はもう1本これはどうしようっていう舞台を観てしまったんですよ。「磁界」という、実際に起きた警察の不祥事(…と言っていいのかな…)を元に作られた芝居なんですが、息もつかせぬ展開、役者同士の技量のぶつかり合い、何もかもすべてが素晴らしい。中でも最近すこぶる贔屓にしている西尾友樹さんがもうホントにホントに素晴らしくて。この人はこれから末長く日本の演劇界でもっともっと大きく扱うべき人だと思う。セリフの明瞭さ、感情表現の巧みさ、もちろん声の良さと大きさ。この人についても私はほんの新参者で観ていない舞台が山ほどあることを悔いに悔いている。中村ノブアキさん作の戯曲もとても良くて、この作家さんも今後作品を追いかけてみようかなと思いました。作家さんといえば積極的にその作品を観続けている詩森ろばさんが今回は海外戯曲を演出した「Bug」を観ました。これまた凄い1本で、登場人物がどんどん追い込まれていく姿を観ているうちに観始めた時点で自分が信じていたことがどんどん怪しく危うくなって行き、立ち位置がグラグラして怖くて怖くていてもたってもいられなくなって震えた。これまたすごい1本を見せてもらったなぁ。枚数合わせに銀座・維新號本店の海老と川海苔のチャーハンを。SBSラジオで日曜お昼に放送されている「日曜ヒマするアナタに送る ヌンヌンヌーン!」という番組を放送開始当初から聴いておりまして、毎回の放送開始のコーナー「ひるめし」を楽しみにしているのですが、12日の放送が東京支局からの放送ということで「局の近くのテイクアウトひるめしを推薦して」と言われていたので、日比谷あたりの観劇ついでに食べたことがあって思い当たったこれをお薦めしてみたところ、採用されたのでした。海苔の香りが素晴らしくてとってもおいしいんですよ。テイクアウトの1パックはほぼ2人前で量もたっぷり。もちろんお店で食べるできたては絶品。皆様もぜひ一度食べてみて!

 今週は重賞が4本も。土曜のダイヤモンドSは大流星と白いまつ毛がおシャレなシルブロンを応援。スタッドリー、ヴェローチェオロ、アスクワイルドモアまで。京都牝馬Sは不振が続くシゲルピンクルビーを応援しようかな。スカイグルーヴ、ルチェカリーナ、メイショウミモザあたりで来ればだいぶつくでしょう。日曜、フェブラリーSはレモンポップが一気にG1獲り、と行きましょう。ドライスタウトとの一騎打ちと仮定して、面白そうなスピーディキックや来るならこれかなのレッドルゼルなど絡めておく。小倉大賞典はザックリとロングラン、カテドラル、ヒンドゥタイムズぐらいで。

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2023.02.11

何をきっかけに観るのか

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 今週は映画を3本、舞台を1本。映画「茶飲友達」は色々と考えさせられる映画でした。題材はセンセーショナルだけど描かれるのは人の心のつながり。終映後に多くの出演者が登壇し、満席の客席との心温まる交流がありました。「イチケイのカラス」は面白いことは面白かったんだけどかんじんの謎解きの部分でカックーンと寝てしまい、一番大事な部分がわからないまま。あの工場で何が起きていたのか、最年少防衛大臣はどうなったのか。あかんのー。もう1本映画「エゴイスト」。とてもまっとうな恋愛映画でした。誰かを好きになるのに相手の性別は関係ない、と言うのは簡単。でもそこにはたくさんの乗り越えなければならない壁があるのです。男女、男同士、女同士…いずれにしても人としてまっとうに人を、さらにはその親までを愛して大切にすることの難しさと尊さを考えながら観ました。舞台は「バンズ・ヴィジット」。年末のミュージカルコンサート「A Gift for You」で聴いたこの作品のナンバーが素敵で観ることに決めた1本でした。これ、とても良かった。しみじみとした大人のための小作品。国や人種の違いを音楽が軽々と乗り越え、つないでくれることはもちろん、たった一晩の出来事の中に様々な人生の形が映し出され、自分もその中のどこかにいたような気持ちにさせられました。こがけんさんの美声による確かな歌声、大逆転的な役割にまさかの爆泣きしてしまったよ。

 雪の影響が心配ですが土曜のクイーンCはウンブライルの激烈大応援。他にはメイドイットマムが面白そうかな。モリアーナ、ドゥアイズまで。日曜、共同通信杯はコレペティトール、ダノンザタイガー、シュタールヴィント。京都記念はドウデュースの始動を楽しみにエフフォーリア、キラーアビリティ、ラストドラフトを絡めます。

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2023.02.04

ここは天国なの?

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 ミュージカル「キングアーサー」を観ました。物語の導入になるドラゴンの声が鹿賀丈史さん。劇場いっぱいに響き渡る深い声にゾクゾク。アーサー王伝説には全く詳しくないですがランスロットというキャラクターにちょっと興味があって、わりと物語のメイン扱いになっていて楽しかったです。そして今週のハイライトは映画「RRR」のIMAX応援上映。いやー楽しかった、もうホントに近年こんなに楽しかったことないぐらい楽しかった。この映画は初見でどっぷりハマッてもう一度観ようと思ってはいたんだけど、暴力的な描写や血が出る場面が多めなのでそのへんが辛いかなぁと思ってたところ、応援上映でサイリウムだの鈴だの振り回しながら500人で観ればそのへん鈍感になれるかと…しかも巨大なIMAX。それはそれは血湧き肉躍る3時間超でした。初めて観た時はただただ呆気に取られて物語の細部や話の繋がりなどがぼんやりしてしまってたけど今回は理解も深まり、ああそうだよねそうだよねとあちらこちらのシーンで爆泣き。Dostiという曲が流れるだけで滂沱の涙。ナートゥでは全力で鈴を振りました。吹奏楽部で打楽器やってたんで100均の鈴でもアフタービートとかシンコペーションでのアクセントつけとかロールとかのテクニックを惜しみなく炸裂。エッタラジェンダはヘーイ!!とサイリウム振り上げて着席のまま踊りまくり。そして頭にはマルワリ(劇中にたくさん登場するインド原産の馬)のカールした耳のカチューシャ、もちろん自作(笑…おまえトシいくつだ)。ああー楽しかった、天国だった。夢のようだった。遅い時間の駅までの道をマフラーもせずフワフワ帰りました。

 日曜、東京新聞杯はエアロロノア、プレサージュリフト、ナミュール。タイムトゥヘヴンを押さえておこうかな。きさらぎ賞はオープンファイア激推し。今年の3歳はディープインパクトのラストクロップ。推さなきゃ。これの単複だけで見るレース。

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