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2022.08.27

心の穴を埋めるべく

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 8/20に日生劇場で開幕した「リトル・ゾンビガール」。ガッツリ通う予定でしこたまチケット押さえてあったのですが、関係者の体調不良との理由により初日の2公演が上演されたのみで残りの東京公演の日程全てが中止になってしまいました。とても楽しい作品で観ていてそれはそれは心が「WAになっておど」ったのに…許すまじ、コロナ。9/4からの地方公演は上演の見込み。日本各地、何ヶ所か観に行くつもりでいます。そんなことになろうとはツユほども思わずにいたオープニング当日の夜、ウキウキした勢いあまってすぐ近くのシアタークリエで当日券を買って「スラムドッグ・ミリオネア」を観ました。屋良朝幸くんの身体能力を生かしたアクション、2役を誠実に演じ分けた村井良大くん、影のある女性を鮮やかに演じ切った唯月ふうかちゃん…そして川平慈英さんのギラギラした悪い人な感じがとても上手くてなかなかの良作でした。さぁ、翌日からはゾンビ休演ショックで空いてしまった心の穴と劇場通いの日程を埋めるべく、中村獅童さん率いる「超歌舞伎2022」へ。前から興味はあったんですけど、ようやく観ることができました。これはもう色々とビックリの連続で開いた口がふさがらない舞台。なんたってW主演のお相手が初音ミク(笑)。客席はペンライト降りまくってスタンディング。いやー楽しかったなぁ。劇場はタイトルロゴの「超」をあちこちに貼りまくって超新橋演舞場になってるし、超受付に超化粧室に超イヤホンガイド、場内のピクトグラムはいちいちペンラ持ってるし(笑)。そうやって全力でフザケてるけど物語や衣装などは歌舞伎の伝統に則って真っ当に進められ、決して珍奇なものではありません。NTTのバックアップによる最新技術の映像も迫力満点。いやー楽しかったー。その翌日は歌舞伎座で手塚治虫のマンガを初めて歌舞伎化した「新選組」。こちらもヒゲオヤジやブラックジャックが登場したりピノコがアッチョンブリケと叫んだりお地蔵様がヒョウタンツギだったり座敷三味線が鉄腕アトムだったりで全力でフザケてる。でもきちんと作っているからクライマックスの決闘のシーンは背後に上がる花火が美しくて切なくて泣けてしまう。両作品ともに歌舞伎の底力と可能性を改めてまざまざと知らされる思いでした。底力といえばこの作品、主演の若手2人がコロナに感染してしまい、代役に立ったのがなんと中村勘九郎&七之助兄弟というトンデモ展開。私はたまたまそちらの配役で観ました。歌舞伎って…スゴイ。もはやコワイ。

 日曜、新潟2歳Sはみんな戦績が浅すぎて推理のしようがない…いつもに増してテキトー予想。名前がかわいいからチカポコ、能力見込まれたからJRAに来たんだよねスタンレー、8枠に入ったから買ってみようかなピンクジン。こんなとこでどーだ。キーンランドCはレイハリアをアタマに据えてヴァントヴォーチェ、ヴァトレニ、サヴォアールエメでいちいち下唇噛んでみる。歌舞伎に負けずにフザケる。こんなんだって当たる時は当たるんだぜ。

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2022.08.20

お目当ての俳優さん

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 ちょっと前、TEAMノビシロゼロの「鬼ヶ島-LOST HEAVEN-」を観ました。大ヒットアニメ「アナと雪の女王」のクリストフの声優としても知られるミュージカル俳優の原慎一郎さんがご出演で、お目当てはそれ。小さなアトリエ公演で迫力ある殺陣と緩急自在の演技、主演の白倉裕二さんは身体の効く方で目を瞠るようなアクションの数々にワクワク。小さなカンパニーのスタッフ総出の手作り感もお祭りみたいで楽しく、いつもは大劇場での観劇が多い私だけどこういうところにも積極的に足を運びたいなと心を新たにしました。「スカラムーシュ・ジョーンズあるいは七つの白い仮面」は加藤健一さんの伝説的舞台「審判」以来17年ぶりの一人芝居。100分をたった1人で演じ切る体力と知力、空間の支配力、ドラマ性の高さ、これはカトケンさんのいくつもの名演の中でもまたひとつの金字塔として語り継がれるべき作品だと思いました。この人の選ぶ作品に間違いはない。いつも彼を目当てに彼の主催公演を観に行くわけですが、今回は彼自身、彼個人の持つ実力、その大きさと威力を改めて思い知りました。声を大にしてお薦めしたい。

 8月19日は私の誕生日でした。Twitterでたくさんの祝辞とイイね!をいただき、心より感謝します。

 日曜、北九州記念はナムラクレア、アネゴハダ、タイセイビジョン。札幌記念はもちろんソダシとハヤヤッコの白毛対決に注目しつつ、9歳マカヒキは応援したいしユーバーレーベンやウインマリリン、ジャックドールにグローリーヴェイズあたりも切れない。薄く広く買っておきますか。

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2022.08.13

力があるということ

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 今週はミュージカル俳優さんによるライブへ。ウィーンミュージカルをテーマに難曲・大曲を並べた豪華な選曲を男女3人ずつでたっぷり聴かせてくださいました。舞台裏のお話のトークコーナーもとても楽しかった。常日頃から大劇場のグランドミュージカルを支えている役者さんたち、実力は保証書つき。プロの仕事、素晴らしいです。舞台は幕末から明治時代がテーマの「シーボルト父子伝」を。大久保利通公が登場するというのが観に行った動機。演じたペナルティのヒデさんは「行先不明」という舞台で観た時にもちょっとビックリするような落ち着きのある演技ぶりでとにかく舞台で話す声が良いことに感心した記憶があり、今回も出番は少ないながらも重厚な演技を見せてくれました。こういう驚きは嬉しいものです。

 日曜、関屋記念はここへ来て絶好調のゴールデンシロップが勢いで格上挑戦を征するか。リアアメリアももうひとつ欲しいし、スカイグルーヴは応援したいな。ディヴィーナは勝つ順番(笑)。小倉記念はジェラルディーナ、カデナ、マリアエレーナ。あら、韻を踏んでいるわ(笑)。

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2022.08.06

海外戯曲の魅力

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 ここんとこ細かいお仕事で少々忙しくしていたのでお出かけは控えめ。舞台は「ハイゼンベルク」を観て来ました。40代の女性と70代の男性の恋愛のお話。揺れ動きながら少しずつ近づいて行く2人の関係をゆっくり丁寧に見せてくれました。日本人はこういう戯曲を書かない(書けない?)と思う…いかにも翻訳劇という印象で現実味が薄くいささか実感には欠けるのだけど、ひとつの物語としては面白く観ました。そして今月後半から通うことになる「リトル・ゾンビガール」というミュージカルの内容を紹介する講座に足を運びました。出演者代表が語ってくれた舞台の見処、楽しみ方に期待が膨らみました。良い予習ができて開幕が待ち遠しいです。

 日曜、レパードSはインディゴブラック、ハピ、メジロの血を引くカフジオクタゴン。エルムSは大負け経験のある馬が多い中で比較的安定しているブラックアーメットを本命に破竹の連勝を続けるブラッティーキッド、去年あたりからは堅実なオメガレインボー。大負け組の中からはアイオライト…かな。

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