心の穴を埋めるべく
8/20に日生劇場で開幕した「リトル・ゾンビガール」。ガッツリ通う予定でしこたまチケット押さえてあったのですが、関係者の体調不良との理由により初日の2公演が上演されたのみで残りの東京公演の日程全てが中止になってしまいました。とても楽しい作品で観ていてそれはそれは心が「WAになっておど」ったのに…許すまじ、コロナ。9/4からの地方公演は上演の見込み。日本各地、何ヶ所か観に行くつもりでいます。そんなことになろうとはツユほども思わずにいたオープニング当日の夜、ウキウキした勢いあまってすぐ近くのシアタークリエで当日券を買って「スラムドッグ・ミリオネア」を観ました。屋良朝幸くんの身体能力を生かしたアクション、2役を誠実に演じ分けた村井良大くん、影のある女性を鮮やかに演じ切った唯月ふうかちゃん…そして川平慈英さんのギラギラした悪い人な感じがとても上手くてなかなかの良作でした。さぁ、翌日からはゾンビ休演ショックで空いてしまった心の穴と劇場通いの日程を埋めるべく、中村獅童さん率いる「超歌舞伎2022」へ。前から興味はあったんですけど、ようやく観ることができました。これはもう色々とビックリの連続で開いた口がふさがらない舞台。なんたってW主演のお相手が初音ミク(笑)。客席はペンライト降りまくってスタンディング。いやー楽しかったなぁ。劇場はタイトルロゴの「超」をあちこちに貼りまくって超新橋演舞場になってるし、超受付に超化粧室に超イヤホンガイド、場内のピクトグラムはいちいちペンラ持ってるし(笑)。そうやって全力でフザケてるけど物語や衣装などは歌舞伎の伝統に則って真っ当に進められ、決して珍奇なものではありません。NTTのバックアップによる最新技術の映像も迫力満点。いやー楽しかったー。その翌日は歌舞伎座で手塚治虫のマンガを初めて歌舞伎化した「新選組」。こちらもヒゲオヤジやブラックジャックが登場したりピノコがアッチョンブリケと叫んだりお地蔵様がヒョウタンツギだったり座敷三味線が鉄腕アトムだったりで全力でフザケてる。でもきちんと作っているからクライマックスの決闘のシーンは背後に上がる花火が美しくて切なくて泣けてしまう。両作品ともに歌舞伎の底力と可能性を改めてまざまざと知らされる思いでした。底力といえばこの作品、主演の若手2人がコロナに感染してしまい、代役に立ったのがなんと中村勘九郎&七之助兄弟というトンデモ展開。私はたまたまそちらの配役で観ました。歌舞伎って…スゴイ。もはやコワイ。
日曜、新潟2歳Sはみんな戦績が浅すぎて推理のしようがない…いつもに増してテキトー予想。名前がかわいいからチカポコ、能力見込まれたからJRAに来たんだよねスタンレー、8枠に入ったから買ってみようかなピンクジン。こんなとこでどーだ。キーンランドCはレイハリアをアタマに据えてヴァントヴォーチェ、ヴァトレニ、サヴォアールエメでいちいち下唇噛んでみる。歌舞伎に負けずにフザケる。こんなんだって当たる時は当たるんだぜ。