驚くべきエンターテインメント
今週も良い舞台を観ました。赤坂のTBS界隈を大きく改装して丸ごと世界観を固めるという気合の入った形で上演が始まった「ハリー・ポッターと呪いの子」。私は本にも映画にも全く触れずに来てしまい、予備知識ゼロで観たのですが、これがまぁとにかく今可能な限りの舞台での特殊効果を惜しみなく注ぎ込み、息もつかせぬ展開。私のようなスレッからした舞台ヲタクだといろんな仕掛けの部分が見えてしまって「あーハイハイ」ってなってしまいがちなんだけどそういうことがなく「今のどうなってるの?」の連続。大きな仕掛けから小さな仕掛けまでタイミングも絶妙。お話はシンプルな男の子の成長譚に父の懊悩が絡み、親世代と子世代それぞれの心温まる友情やヒリヒリするような嫉妬心や争いなどが往来し、3時間40分という長尺も飽きることがありませんでした。演劇や映画などのエンタメが好きな人だったら1回は観ておいた方がいいと思うし、原作の小説や映画が好きだった人ならもっと小ネタ元ネタで楽しめるでしょう。続いて「ザ・ウェルキン」。キャストがイイなと思って観てみた作品…これは実に気分が悪くなる話で観終わった後どんよりしてしまったのですが、それだけ作品に訴えかけて来る力があり、演ずるキャストにも力があったということです。観ておいて良かったと思える1本でした。
日曜、アイビスSDはマウンテンムスメ、アヌラーダプラ、トキメキと牝馬を買ってみたい。ここんとこ負け過ぎのレジェーロも気になる。クイーンSはホウオウピースフル、ローザノワール、ルビーカサブランカまで。