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2022.02.26

Take me to the MOON

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 今は朗読劇「月世界旅行」に通ってます。SF=サイエンス・フィクションでありサウンド・ファンタジーであり、演出家の鈴木勝秀さんが好きな役者を揃えて好きな演劇空間を好きな音楽で彩ったスズカツ・フェイバリットでもあるのだそうです。3人の声も滑舌も良い役者、1人の卓越した技能と世界観を持つミュージシャンが提供してくれる馬鹿馬鹿しくて楽しくて、でもアイロニーに満ちた豊かな時間。何度観ても飽きることがありません。そしてその間隙を縫ってどうしても観たかった『ペーター・ストックマン~「人民の敵」より』 。森尾舞さんという女優さんの芝居がとても良くて名取事務所の公演を観るようになったのですが、片や劇団チョコレートケーキは西尾友樹さんという役者さんがすごくイイと思って観るようになった、そのお2人がW主演で真正面から激突する舞台。よくぞ、よりにもよってこの2人をぶち当ててくださった。激しい言い争いの中にもお互いの感情の移り変わりをクッキリと見せて理解させるその演技力、ひと時も緊張を切らさず温度を落とさない演劇的な空気の持続力、これは凄まじいものでした。観て良かった。早くも今年のベスト5入り確実という舞台に出逢えました。映画は「ブラックボックス」「シラノ」を。前者はスリリングでとても面白かったけど後者はちょっと、どうも。これ難しい問題なんだけど、ポリティカル・コレクト的に奇手を繰り出した感のある発想が私には逆にいささか窮屈に感じられた。そもそもの「シラノ・ド・ベルジュラック」という作品がやって見せたいことはそういうことじゃないと思うんですけどねぇ、私はね。

 日曜、中山記念はコントラチェック、ゴーフォザサミット、レッドサイオンの藤沢トリオが稀代の名伯楽に有終の美を飾らせてくれますように。阪急杯は難しいなぁ、トゥラヴェスーラからグルーヴィット、タイセイビジョンあたりでそーっと。リンゴアメもちょっとだけ。

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2022.02.19

主演映画!

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 以前にも何度かこのBlogに名前が出ていた西村直人さんという 俳優さんの主演映画「拝啓、永田町」。ようやく東京での上映が実現したので舞台挨拶のある日に観に行きました。1人の医師が突然政治家になることを決意し、あふれるバイタリティを武器に選挙戦を突き進んで行くお話で、実はほぼ監督さんが経験したリアルストーリーを下敷きにしているとか。西村さんはその秘書役で、人生一度もサラリーマン経験はないはずなのにこういった背広系の役がよく似合う人です(笑)。映画も面白かったし舞台挨拶も楽しく笑わせていただきました。今後も順次全国で上映されて行くようなので、皆様の地元に来た時にはぜひご覧ください。舞台は「腹黒弁天町」を観ました。主演の2人はジャニーズのふぉ〜ゆ〜というグループのメンバーですがジャニーズらしからぬ落ち着いた演技力と良い声の持ち主で、この人たちは今後も舞台で観たいなと思います。写真がありませんが六本木サテンドールという老舗のジャズライブハウスで行われた石井一孝さんと貴城けいさんのミュージカルライブにも行きました。とても良いハコでステキな歌をしっとりたっぷりと聴かせていただき、とても良い時間を過ごすことができました。枚数合わせの写真は鴨のコンフィ。久々に食べたなぁ、鴨。

 『Winning Post9 2022』公式サイト に4コマ漫画がアップされました。馬なりでもおなじみの懐かしいあの馬やあの馬が表情豊かに登場してます。見てね!

 昨夜は寝落ちしてしまってBlogの更新が遅れました。大急ぎで土曜のレースから。ダイヤモンドSはとりあえずメロディーレーンを観るレース。馬券的にはヴェローチェオロ、ヴァルコス、カレンルシェルブルあたりで。京都牝馬Sはスカイグルーヴからシゲルピンクルビー、ドナウデルタにビップウインクと買ってみましょう。日曜、フェブラリーSは人気落としてるけどインティから。エアスピネル、スワーヴアラミス、タイムフライヤーと比較的人気薄を攻めてみましょう。ソダシは…見るだけ。って書くとまた来ちゃうのかな(笑)。小倉大賞典はヴェロックス、スカーフェイス、カデナ。

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2022.02.12

魅惑の歌声

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 今週は岡幸二郎さんを2つの舞台で観ました。1件はミュージカル「The View Upstairs」、もう1件は彼が主催するミュージカルコンサート。前者では美しきゲイ男性を演じ、後者ではミュージカル俳優として卓越した歌唱力をややオールドスタイルな選曲でたっぷりと聴かせてくださり、長年の友でありライバルである石井一孝さんをゲストに招いて抱腹絶倒のトーク。どちらも本当に楽しくて「エエもん見せていただきました」と感謝の想いでいっぱいです。舞台は他に「シラノ・ド・ベルジュラック」を観ました。鹿賀丈史さんが以前に主演した作品という縁で「シラノ」や「三文オペラ」「マクベス」といった演目はどうも素通りすることができなくて観に行ってしまうんですな。今回のは前にNTLで観たものと同じ演出で詩作がラップになっていたりと斬新で興味深く拝見しました。容姿のとてもキレイな古川雄大さんがつけっ鼻をせずにシラノを演じるというのも客の想像力を信頼してのことなのかな。映画は「大怪獣のあとしまつ」を観ました…が、つまんなくてほとんど寝ちゃってた(笑)。

 土曜のクイーンCはスターズオンアースから。ベルクレスタ、ショショローザ、ラリュエルへ。日曜の共同通信杯はジオグリフ、アサヒ、アバンチュリエ。京都記念はマカヒキからジェラルディーナ、ユーバーレーベン、ダノンマジェスティ。

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2022.02.05

これからも推します!

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 ずいぶん長いこと応援している石井一孝さんのお誕生日&独立お祝いパーティーに参加して来ました。私が知った頃はまだ経験も浅いヒョロリとした初々しい新人舞台俳優だった石井さんも今では数々の大役をこなして来た立派なベテラン役者。この度、仕事の幅を広げて行くために独立なさったそうです。たくさんの秘話とファンの気持ちをよく汲んでくださった演出、スタッフの皆様の心配り、こぢんまりとした会場にはもったいない大迫力の歌、心のこもったメッセージつきのセンスのいい引き出物(笑)。本当に楽しい1日でした。これからの活躍をお祈りし、これからも応援したいと思います。映画は「ノイズ」を。これはイマイチ(笑…それだけかい)。写真がないけど荻野リサさんのフラメンコにも行きました。お父様であるスペインのバイラオール、ホセ=ミゲルさんによるオリジナル作品の男性の踊りを披露してくださり、速射砲のような凄まじいサパテアードの力強さに震え上がりました。女性であんなの踊ろうとする人、踊りこなせる人、他にいるのだろうか。カッコイイし、恐ろしいような気がするし、でもとにかく目が離せない。すごい、という言葉しか出ませんでした。

 さてさて、日曜の東京新聞杯はファインルージュ、カラテ、ドナアトラエンテ、カテドラルの順で。きさらぎ賞はこれといった馬が目に止まらなくて困った…こういう時は潔く“ケン”にしましょう。

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