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2021.06.27

シュール歌舞伎

CharacterTruenorth 6kabukiMatahari

 今週は映画2本と舞台2本。「キャラクター」は凄惨な場面が続いて辟易。こういう映画を作る人の考えがちょっと私にはわからない。じゃあなんで観たんだよ、って言われそうですけど(苦笑)、役者陣は良いメンツだし漫画家が主人公だっていうんで観てみようかなって。「トゥルーノース」は北朝鮮収容所のお話。今時こんなのあり?ってぐらいレベルの低い仕上がりのCGアニメで、でもそれは意図的なものなのかもしれない。実写だったりしたらあまりにも過酷な内容で疲弊してしまうから。これは観ておいて良かった。六月大歌舞伎、楽しみにしてたのは「御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)」通称・芋洗い勧進帳。ひととおり勧進帳の流れは演じておき、終盤になると弁慶が番卒の首を当たるを幸い次々と引っこ抜き、最後はそれを放り込んだ巨大な天水桶を芋洗いよろしく杖でかき回してワッハッハと高笑いするってえと生首がポップコーンみたいにポンコポンコと飛び出すというむちゃくちゃシュールなどうかしてる作品(褒めてます)。実際考えてみたらそれこそ凄惨な場面のはずが、舞台上を飛び交う“駄首”と呼ばれる雑な作り(多分ワザと)の生首がかわいくて観客は大笑い。もともと疫病払いのために作られた演目だそうで、今の時代にもびったり。スカッとしました。そしてミュージカル「マタ・ハリ」再演。新たに主演に入った愛希れいかさんのマタがとても美しく、強かで骨太な心のうちも巧みに見せて魅力的でした。

 金曜に更新するの忘れてしまってごめんなさい。日曜の宝塚記念はレイパパレ、メロディーレーン、シロニイ、カレンブーケドール、キセキという「これ買っときましょ」的なお遊び馬券で行きます。

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2021.06.19

オトナのおフザケ

C7

 毎年恒例、最高のオトナのおフザケ「CLUB SEVEN ZERO Ⅲ」を観ました。最上級のダンスとコント、小品ミュージカルなど盛り沢山のメニューで構成されたエンターテイメントショー。実力者揃いのメンバーが息つくひまも与えず徹頭徹尾楽しませてくれる舞台です。面倒なことは全て忘れて大笑いして来ました。歴史を重ねるにつれて当然レギュラーメンバーの平均年齢も上がって来ちゃってるわけですが、そんなことは全く感じさせないハイレベルのダンスは本当に見応えがあります。掛け値なしにカッコいい。こういう舞台、好きだなぁ。

 日曜、ユニコーンSは3歳にして果敢な海外遠征をして来たピンクカメハメハの帰国第一戦を応援します。ダービー馬だぞ、サウジのだけど(笑)。ルーチェドーロ、スマッシャーへ。マーメイドSはずっと見守ってるんだけどどうもパッとしないシャドウディーヴァを引き続き応援。これもジワジワモヤモヤ続きのクラヴェル、復調気配のサンクテュエールまで。

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2021.06.12

モジヘミ

Reopard

 モジリ兄とヘミング「LEOPARD 豹変」を観ました。この演劇ユニットの公演は旗揚げからずっと観ています。作・演出家のG2さんは私が常日頃観ている大劇場界隈で上演されるような作品もたくさん演出されるのですが、ここではそういったものとはかなり違ったテイストの実験的な芝居を作っておられ、役者さんも腕利きの個性派が揃っていてとても面白いのです。中野の劇場MOMOも好きな空間。次回作も楽しみです。

 日曜、エプソムCはヴェロックスの復権に期待。絶好調のヤシャマル、自己条件番長のシュリ、絶賛ブロンズコレクション中のミラアイトーンと気になるあたりに散らします。函館スプリントSはコントラチェック、カレンモエ、ビアンフェで。

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2021.06.05

大公様!!

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 ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」を観ました。すっかり若手ミュージカルスターの登竜門的作品として評価が定まったこの舞台、イマドキの若者はみんなしっかりやるなぁと感心しつつ、もちろんお目当ては石井一孝さんと岡幸二郎さん。Twitterでエイプリルフールにこのお2人で「馬なりミュージカルの上演決定!」なんておフザケネタを流しましたが、岡さんのヴェローナ大公は裾の長い衣装をたなびかせて長い脚で舞台中央を歩む高貴なお姿と高らかな歌声がまさにシンボリルドルフに相応しい存在感! マジでやってくださらないかな…(笑)。

 オークス・ダービーと春競馬の大きなひと山を越えてホッとひと息つきたいところですが、現役最強女王が中2週で御出座しですよ。やっぱり彼女には強くあって欲しいので◎はもちろんグランアレグリア。「馬なり1ハロン!NEO」第104Rで彼女との間に何かが芽生えたのかもしれないインディチャンプを大公に…じゃなくて対抗に据えます。ありゃ、これガッチゴチの1番人気の組み合わせか。他に買いたいのはソーセージ食ってますねんのっほのキャラが定着するのかシュネルマイスター、好調ぶりが侮れないカラテ…ぐらいまでかな。土曜の鳴尾記念はここんとこちょっと影が薄いブラヴァスからブラストワンピース、ペルシアンナイト、クラージュゲリエへ。

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