社会派
今週はちょっと社会派な感じのものを観て来ました。映画「AGANAI」は地下鉄サリン事件、舞台「シャケと軍手」は秋田児童連続殺害事件をテーマにしたもの。前者は地下鉄サリン事件の実際の被害者が映像作家になって、今は名を変えたあの宗教団体の広報部長と自らの旅と対話を撮ったもの。私としては突っ込んで欲しいところには触れられておらずそこには斬り込むの?っていうところにはズバッと行っていて、なんだかちょっとその辺のバランスが悪くて描きたいポイントがわかり難く、不完全燃焼な印象でした。後者はなかなか重厚な手応えの作品。冒頭の裁判シーンで被告の女性が「はい」とまずひと言発した声と響きがあの事件で容赦なくTVカメラに晒し者にされた容疑者(現在無期懲役で服役中)にギョッとするほどそっくりで、一気に舞台空間の只中へ引きずり込まれました。上手・下手の戸の開け閉めのタイミングなど細部にも目の行き届いた演出、秋田音頭を効果的に使って派手めに動く場面などもあり、作品そのものが訴えかけてくる問題性も含めてとても完成度の高い舞台でした。これもチラシを見てなんとなく嗅覚が働いた舞台。観ておけて良かった。
ウマ娘への応援イラストをきっかけに「馬なり1ハロン劇場」に再評価の気運が高まっているようでとても嬉しく思います。電子書籍のセールは今まで何度か試みてその度に成果は上がっていたのですが、今回のようなムーブメントはウマ娘なくしてはあり得なかったことと実感しております。お買い上げくださった皆様、ご一読後は「よしだみほどっとこむ」のおことづけやTwitterへの感想アップを、ぜひ!
今週も重賞が4本、大忙しだね。土曜の日経賞はカレンブーケドール、ワールドプレミア、ウインマリリンと固いところをガッチリ押さえた上でナイママとかジャコマルとか買ってみたい。毎日杯はシーザリオの仔・ルペルカーリアをドンとアタマに据え、プログノーシス、シャフリヤールへ。こちらもやっぱり固めです。日曜のマーチSはハヤヤッコ、ベストタッチダウン、アメリカンシード。そしてG1高松宮記念はレシステンシア、ミッキーブリランテ、ラウダシオン、ライトオンキュー。