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2021.02.27

WAR HORSEとの再会

Rose_20210226235901Tokiwa  PonrWarhorse

 今週は芝居を2本、映画を2本。と申しましても『WAR HORSE 戦火の馬』はナショナルシアターライブといって英国で上演された舞台を収録して映画館で観られるようにしたものなので、舞台を観たと言って良いでしょう。で、この作品は以前にもこのBlogのこちらこちらで紹介しておりまして、まぁとにかく生きとし生ける「馬が好き」な人は1人残らずこれを観てください。いや、観なければならぬ。MUST。来日版の舞台を観るよりも字幕も見やすいし、パペットによる美しい馬の動きがアップで観られるし、途中にメイキングの挿入もあり。考えられる限り舞台に登場した抽象的でない馬の表現として、これは最高峰です。『ローズのジレンマ』は母を亡くしてる自分にとってはかなりズシンと来る作品でした。でも軽快でおしゃれで笑いもいっぱい。さすがニール・サイモンって感じです。映画『トキワ荘の青春』はちょっと期待外れ。そしてようやく生でその舞台を観ることができた劇団チョコレートケーキの『帰還不能点』は期待通りのすこぶるつきの面白さ。巧みな作劇にどの瞬間も胸が躍る想いでした。あの歴史上の出来事をこんな風に解釈してこんな表現ができるのか!と驚きの連続。今回は日米戦争開戦、次回作は大逆事件と、この劇団の題材の取り方は私好みな気がするのでこれからしばらく続けて観て行こうかなと思っています。

 『ウマ娘 プリティーダービーSeason2』#8の応援イラストにたくさんの反響をありがとうございました。これまでご縁のなかった世界からご依頼をいただくのは嬉しいことです。自分1人では考えられなかったアイデアが生まれ、新しい扉がまたひとつ開かれた気がしています。これからもジャンルを制限せずにその時その時求められることに私のできる方法で全力で応えて行きたいと強く思いました。イラストはこちらでごらんいただけます。

 日曜、中山記念はバビットをアタマに固定してヒシイグアス、フランツ。固いかな。阪急杯はレシステンシア、最近絶好調のベストアクター、そしてインディチャンプ。

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2021.02.20

善き人として生きよう

OsloMa SubarashikiFl

 オフ・ブロードウェイでの上演から大評判でオン→ロンドンへとリレー上演された大ヒット舞台「Oslo」の日本キャスト版が上演され、舞台演劇ファンとしてこれは見逃すまいとジャニーズファンとのチケット戦争に果敢に挑み、無事に座席を確保。1993年のいわゆる「オスロ合意」の舞台裏を描いた作品で、それはそれはもう震え上がるほどの面白さ。戯曲はなるほど白眉の出来だし芝居巧者が揃って人物の粒立っていること文句なし。政治劇としてスリリング、人間劇としては温かみに溢れている。いつも思うんだけど、これが“ジャニーズ舞台”の側面を持つが故に本当に観たい、観せたい、観てもらいたい層に届いていないとしたら実にもったいない話です。ミュージカル「マリー・アントワネット」は今までに何回か観た中で今回が一番面白く感じました。上演を重ねるにつれ、内容が充実して行ってるのでしょう。キャスト替えで常に新鮮な風も吹き込まれていることだし。映画は「すばらしき世界」と「ファーストラヴ」を。これ同日に2本観ちゃって、両方ともかなり重い内容で身体より心が疲れちゃった。2本観て思ったのは、一度の人生、出来得る限り悪いことをしないで生きて行こう…ということでした。

 Twitterアカウントにて2/22(月)24:30頃にお知らせがあります。面白がっていただけるのではないかと私も楽しみにしています。

 今週は重賞が4本も。土曜のダイヤモンドSは人気でもオーソリティ→ポンデザールが本命。長距離は人気通りでいいんじゃないかな。人気薄で買いたいのはグロンディオーズ、アイスバブル。京都牝馬Sは最近どうも振るわないギルデッドミラーをアタマにブランノワール、リバティハイツへ。日曜、小倉大賞典はキミこんなところにいちゃイカンだろうと思うカデナ。ボッケリーニとヴァンランディにぶら下げておきましょう。そしてG1フェブラリーSは素直に好きな馬エアスピネルを不動の本命とし、レッドルゼルとサンライズノヴァ、それと昨今は牝馬を買っておかないと酷い目に遭うので(笑)ヤマニンアンプリメを押さえておきます。

 

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2021.02.13

エンタメを応援します

SatsuiDw MangamichiKou

 今週観たのはまず映画「殺意の道程」。バカリズムさんは脚本家としてとても才能ありますね。話の進め方としては良い意味でまぁコントの積み重ねなんだけど、終盤にはちゃんと意外性のある方向に持って行く。トボケた小ネタ、くすぐりのやり取りに「どうよコレ面白いだろ」みたいなドヤ感やとってつけた感やイヤミがない。今後も作品を楽しみにしてます。歌舞伎は「泥棒と若殿」が出色の出来。爽やかで暖かくて切なくて悲しくて終盤ボロ泣きしてしまいました。妙な縁でたまたま関わっただけの人と人がこんなに情を通わせて支え合う仲になれる…現代人はもう少し人との関わりを見直さなきゃいけないのかもしれないと、強く思いました。同じ日に観た「まいっちんぐマンガ道」は実在の漫画家さんが実際にあったことをマンガにして、それを舞台化したもの。マンガ描きの端くれとして身につまされる部分も多々あり。初めて観る劇団だったのですが、とにかく役者さんたちがのびのびと楽しそうに演じているのが好感を持てました。技術も確か。今時の小劇場はキチンとやってるなぁ。感心します。枚数合わせの食べ物写真はタイ料理のクン・オップ・ウンセン。クン=海老、オップ=蒸す、ウンセン=春雨…ということで海老と春雨の土鍋蒸しです。大好きなの。

 土曜、クイーンCはアカイトリノムスメから行きましょ。ステラリア、アールドヴィーヴルへ。人気なさそうなカナリキケンを買うのはかなり危険だろうか。日曜の共同通信杯はステラヴェローチェから。この馬の名前、牝馬かと思っちゃうんだよなー。タイソウは馬名を聞くと「タイソタイソウ、ミンナゲンキニ、ケイレンケイレン…」と歌ってしまう。キングストンボーイに逃げ込んでおくか。京都記念はワグネリアン、レイエンダ、ジナンボーをまとめてラヴズオンリーユーにぶら下げる形で。

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2021.02.06

「馬なりミニハロン劇場」発売!!

 Twitterでも告知をしました通り、この度小冊子「馬なりミニハロン劇場」の発売が決定しました! 双葉社の週刊大衆にて連載中の4コマ漫画「馬なり de SHOW」とnetkeiba.comにて連載中の「馬なり1ハロン!NEO」の特選回、そして描き下ろしマンガ「VIP Party 2020」が収録されております。詳細はこちらから。送料無料にてのご注文もこちらからできます。なにとぞよろしくお願いします!

bit.ly/39BRWAD

AishuDaniel

 今週は映画を2本。映画を観る時は予告編やフライヤーなどを参考に「これ面白そうだな」とか「興味のある題材だな」とか「好きな役者さんが出てるな」とかで選ぶわけですが、期待したのと違ったなーとか、えっこういうのだったん!?ってこともあります。今回の2本「哀愁しんでれら」と「ダニエル」は題材的には面白かったんだけど…とにかく良くも悪くも不快な映画で(苦笑)、早く終わってくれないかなーもう途中で出ちゃおうかなーでもここで観るの止めたら不快なままで終わっちゃうし結末まで観れば何か納得できる話かもしれないしなーという感じでやっとの思いで最後まで見終わった。そして結局最後まで不快だったというオチ(笑)。でも“面白くなくてカネ返せ状態”だったのとはちょっと違うんだよな。

 日曜、東京新聞杯は絞りにくいメンバーですね…ヴァンドギャルド、シャドウディーヴァ、カテドラルぐらいでそーっと。きさらぎ賞はドゥラモンドからジャンカルド、アランデルへ。

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