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2020.02.01

作品選びはカンだけだが

His_20200201014101Parasite_20200201014101Uchinayu_20200201014101Shrimpburger_20200201014101 

 今週は映画を2本、舞台を1本。「his」はゲイである主人公が様々な辛い心情を乗り越えながら恋人と“普通の人生”を生きて行こうと努力する姿を描いた落ち着いた作品でした。同性愛者の人生に起こり得る色々な問題をこういうフラットな目線で描く作品って案外ないものだと思います。どうしても監督なり誰なりの色のついた表現に偏りを感じてしまう。この映画はそのへんがフェアでニュートラルな感じがして観ていて心地よかった。「パラサイト〜半地下の家族」は評判が高かったので観てみましたが、私はダメでした。韓国ミュージカルなんかもそうなんだけど、韓国作品はどれを観てもたいていテーマが“怨みと復讐”で、唐突な負の感情の爆発と執拗で容赦のない残虐なシーンにほとほと疲れて辟易してしまう。これは作品選びを誤りました。フライヤーを見ただけの印象で選んで成功だったのが舞台「沖縄世」。私の世代だと沖縄が返還された時のことはしっかり記憶にあります。でもその時に沖縄の人々が何を求め何を訴えどう闘ったのか、まったく知識がありませんでした。学ばなければ、と思います。島田歌穂さんがミュージカルや自分のシンガーとしてのショーの時の美しさを振り捨ててほとんどノーメイクで沖縄の女海賊と呼ばれた商才溢れる女性を演じ、共演のきゃんひとみさんも絶賛したウチナーグチ、清らかに響く島唄などで素晴らしい存在感を示してくれました。画像の枚数合わせにフレッシュネスバーガーのガーリックシュリンプバーガー。期間限定のこれ、おいしいです。おすすめ。

 日曜、根岸Sはミッキーワイルド、アードラー、ワンダーリーデル、ワイドファラオ。シルクロードSはアウィルアウェイ、ジョイフル、そしてイイ感じにブロコレの気配漂うカラクレナイ(笑)。

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