歴代一!
今期もチケット入手困難な「エリザベート」、おかげさまでこのキャストで!と選んだ座組で観ることができました。今回のエリザベート役の愛希れいかさんは宝塚の退団公演をたまたまライブビューイングで観て「この人は好きかも…」と思っていた人で、この公演が退団後初の大舞台。東宝においてのこの演目の初演以来、歴代のエリザベート役者のほとんどを観て来ましたが、正直に申し上げて初めて「何、このオンナ…」と怒りを覚えることがなかった(爆)。オーストリアの皇后だったエリザベートは劇中でも「ものすごいエゴイスト」と歌われてしまうくらい、実像としてもなかなか難しいお人柄だったようであり、愛希さんのシシィ(エリザベートの愛称)はそんな風には見えないのが実は難点と言えば難点なのかもしれませんが、彼女の悩み苦しみが心によく届いて理解しやすく、未だかつて感じたことのない「かわいそうだな…」という思いを抱きました。シシィに心を寄せることができないのが私にとってはこの作品を観るにあたっての最大にして最悪のストレスだったんだよなぁ。それがなかったおかげで全編にわたって楽しむことができました。もう1本、劇団キンダースペースの「ウーマン・イン・マインド」。フライヤーを見て「アラン・エイクボーンの戯曲なら面白そうだから観てみようかな」ぐらいの動機で観てみたら、これがまたもや大当たり。すごい、これは面白かった。素晴らしい戯曲です。日本では今までもあまり上演されていないらしい。もったいない。別のキャストでも観てみたい。
いよいよ宝塚記念。オジュウチョウサンの回避は残念でしたね。でも応援したい馬がたくさん出ます。我らがブロコレ倶楽部からもリスグラシュー、エタリオウの2頭がエントリー。楽しみだなぁ。アタマはレイデオロにします。人気は下がってるけどマカヒキも捨てがたい。
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