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2017.09.24

芸の継承

Deathnote2017 Shuzansai

 「デスノート THE MUSICAL」再演を観て来ました。今回は死神リュークをこのBlogではよく名前を出させていただいている石井一孝さんが演じ、歌唱力が太鼓判な上に風貌も原作マンガのリュークにソックリ、笑わせる芝居から重たいセリフまで硬軟自在の名演でした。浦井健治さんの夜神月は中盤から最後までの狂気の表現が白眉。舞台全体も初演よりもまとまって流れの良い舞台になっていたと思います。続いて「秀山祭九月大歌舞伎」、中村吉右衛門さんの幡随長兵衛が観たくて昼の部だけを観劇。いやぁ言葉もないぐらいカッコよかったです…ただ座ってるだけで3倍ぐらい大きく見える。何気ないセリフにも背負ってきた豊かな人生が背景として見える感じ。こういう“大きな”俳優がだんだんといなくなりますねぇ。今は染五郎さん・猿之助さん・勘九郎さんあたりの世代がやる気満々で元気に矢継ぎ早に公演を打っているけど、重鎮のこうした芸をどう継承していくか、若手は今のうちに学んでおかなければいけないのでしょうね。
 日曜、オールカマーはルージュバックをアタマに固定してディサイファ、ショウナンバッハと珍しく人気薄へ。神戸新聞杯はレイデオロの秋初戦に注目。サトノアーサー、ダンビュライト、カデナへ。

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2017.09.16

タコ焼き天国

Les_misosaka Dotetako

 「レ・ミゼラブル」大阪公演に行って来ました。フェスティバルホールでの公演は2度目ですが、コンサートホールなので音響が素晴らしく、コーラスの響きが他の劇場とはまったく違います。空間が大きすぎて芝居が薄まってしまわないかは少々危惧されるところかもしれませんが、幸い良いお席をいただいて堪能してまいりました。私はタコ焼きが大好きで、大阪に行くとこれでもかというほど食べまくります。今回はどて蛸というステキなメニューに巡り会いました。タコ焼きにどて煮をかけてあるという大阪名物の劇的マリアージュ、すばらしい!(笑)
 台風の接近でローズSの開催は危ぶまれますね…ファンディーナ、リスグラシュー、クイーンマンボとガッチガチなところで行こうと思ってるのですが。当日の「みんなのKEIBA」にここ近年ずっとハマッてるA.B.C-Zの「金髪筋肉塚ちゃんです!」でおなじみ塚田僚一君が出演予定で楽しみにしてます。月曜のセントライト記念はアルアイン、クレッシェンドラヴ、プラチナヴォイスで。

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2017.09.09

ミーハーなもんで(笑)

Kaguya Kassai

 今週は芝居を2本。初めて行く浅草六区ゆめまち劇場にて上演の「KAGUYA-織り成す竹取物語」は観客巻き込まれ型のミュージカル。実力ある俳優さんたちが会場内を歌い踊りながら縦横無尽に動き回り、観客に話しかけたり小道具を持たせたりして容赦なく巻き込んでしまう楽しい作品でした。「CHESS THE MUSICAL」等々ですっかりファンになってしまったひのあらたさん、横関咲栄さんが目当てで観に行ったのですが、本番中も絡んでいただいたり終演後にはロビーで少しお話ができたり、とても嬉しい時間をいただきました。いつもは遠い舞台の上にいる俳優さんに間近で接するチャンスは私のような“役者好き”にはかけがえのない幸せの時間です。
 もう1本は加藤健一事務所「喝采」。いわゆるバックステージもので、落ちぶれて老境にある俳優、彼をもう一度舞台に立たせようと尽力する演出家、俳優の妻が3本の柱になり、ひとつの舞台が上演されるまでを描いた作品。舞台好きなら多少は聞き知っている演劇界の裏事情と人間模様がていねいに描かれ、見応えがありました。他の作品でも何本も観ていますが、カトケン事務所初登場の山路和弘さんはとても色気のある男優さんで、ホントに芝居がうまい。ちょっとした呼吸や間の取り方、セリフの色付けに度々ハッとさせられ、唸らされるのでした。
 紫苑Sはワラッチャウヨネの複勝を握りしめて観戦しよう。珍名馬大好き派としてはこの名前を逃すわけには行くまいよ。ディアドラとルヴォワールにつなげてせめてもの可能性を作る。京王杯AHはウインフルブルームから。尾花栗毛好きとしてこの馬を見捨てるわけには行くまいよ。ブロコレが狙ってるかもしれないボンセルヴィーソ、ダノンプラチナあたりのビミョーな馬と組み合わせてみる。セントウルSは久々のダンスディレクターからスノードラゴン、ファインニードルへ。

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2017.09.02

蓼科へ

Koyodo TakitabutsuzoKarasawakosen Gensen

 そろそろ秋の気配も忍び寄ってきた8月末、10時ちょうどのスーパーあずさで私は私は蓼科へ。私が人生傾けて敬愛して来た俳優の滝田栄さんは現在、仏師としても活躍されておりまして、京都造形芸術大学附属康耀堂美術館にて個展が開催されたのです。今まで滝田さんの彫った仏像はいくつか生で拝見したこともあるのですが、最も大作の不動明王像を間近に見るのは初めて。ノミの痕も鮮やかな木の肌はそのままに力強く屹立するたくましい体躯。見る者の心に挑んで来る素晴らしい気迫に圧倒されました。かと思うと愉快なポーズの大黒様、優しく微笑む観音様、優しい雰囲気のお地蔵様…どの像も滝田さんの平和を願う祈りの心が伝わって来るようで何時間眺めていても少しも飽きることがないのでした。その夜は標高1870mの秘湯・唐沢鉱泉に宿泊。あたたかなおもてなしとボリュームたっぷりのおいしいお料理、いつまででも入っていられる気持ちのいい温泉を満喫しました。1泊2日の短い旅でしたが、こんなにのんびりと心も身体も休まる時を過ごせるなんて、今この仕事部屋で想い出してみようとしてもなんだか幸せな夢の中の出来事みたいです…。
 土曜の札幌2歳Sはロックディスタウンから。母がストレイキャットで娘がこの名前。オシャレったらありゃしないじゃないか。相手はファストアプローチと人気薄でもヴィオトポス。日曜、小倉2歳Sは見送ります。難しい。新潟記念はラストインパクト、ロイカバード、アストラエンブレムをこの順番で。

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