たくさん観ました
ここんとこ観たい映画がどんどん公開されるのでどんどん観てます。「帝一の國」「美女と野獣」「カフェ・ソサエティ」「ホワイト・リリー」「メッセージ」…この中で一番良かったのは「追憶」。降旗康男監督が好きで選んだ作品です。降旗作品は事件そのものよりも人の生きてきた人生を描く。人にはみんな弱くて汚いところがたくさんあって、でもその泥の中からかすかに光を放つ真実と真心をていねいに掘り出して輝かせて見せる。その奥行きが好きなんだと思います。「帝一」は原作マンガを読んでいて、あのちょっと気が狂ったような(笑…褒めてます)世界観をどう実写で表現するのか楽しみにしてました。原作の頭オカシイ感じ(褒めてます)には届いてなかったと感じたけど、吉田鋼太郎演ずる父親と帝一の“答え合わせ”の場面は爆笑モノでした。「美女」と「カフェ」は期待に反してあまり面白くなかったなぁ。「ホワイト」はカテゴリーで言うとポルノ映画。でも多少そういうシーンが多いだけで、支配とか依存とか執着とかを真っ当に描いた作品でしたね。「メッセ」は設定は私の苦手なSFなんだけど、もっと情緒的な、心の交流を描いた映画でした。「シン・ゴジラ」なんかもそうだったんだけど、最近こういう映画を観ると「あーこういうのホントに来ちゃったらどーすんだろーなー」と考えてしまうのです…とても不安な気持ちで見続けていたので疲れた(笑)。
オークスの予想は公式にて。土曜の平安Sは人気薄のラストインパクトからグレンツェント、クリソライトへ。
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