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2017.04.29

サクラパパオー!

Papaoh1 Papaoh2

 彩の国さいたま芸術劇場にて、A.B.C-Zの「金髪・筋肉・塚ちゃんです!」でおなじみ塚田僚一くんが主演する舞台「サクラパパオー」が始まりました。たまたまハマッたアイドルグループのメンバーがたまたま競馬を題材にした舞台に出演してくれる偶然の幸運、演目は好評につき再演を繰り返した劇団ラッパ屋の名作。小躍りしながら劇場へ。舞台の上には巨大な蹄鉄、メリーゴーランド、芝生にハロン棒。ヨーロッパの古いオルゴールみたいなファンタジックな舞台装置がとってもステキ。そしてその中でイキイキと息づく愛すべき登場人物たちが巻き起こす騒動に客席も一喜一憂、笑ったりしんみりしたりちょっと涙を誘われたり…本当に楽しかったです。競馬をまったく知らない人でも楽しめるように作られていますが、競馬好きなら「あーそれ、わかるなぁ!」という小ネタも満載。競馬ファンにもぜひぜひ観ていただきたい舞台です!
 天皇賞(春)の予想は公式にて。青葉賞は散々マンガでイジッてしまったマイネルスフェーンを熱烈応援させていただきますよ。トリコロールブルーとイブキに流します。

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2017.04.22

挑戦の血

Akame1 Akame2

 赤坂ACTシアターにて上演中の「赤坂大歌舞伎・夢幻恋双紙(ゆめまぼろしかこいぞうし)~赤目の転生」を観ました。劇場のまわりに幟を立てたりパンフレットや小物を売る屋台を出したり入り口に“まねき”を上げたりして、中村屋さんはこういう祝祭的空間を作って客を楽しませるのがお上手。劇場入りの時からもうワクワクさせられてしまいます。今回はモダンスイマーズの座付き作者&演出家の蓬莱竜太さんと組んでの新作歌舞伎、どんなものかなと楽しみにしていましたが…それはそれは、ただの演劇ファンとして気分は終始&常時前のめり!という感じで一瞬の休む隙もなく深く深く見入ってしまいました。怖くて切なくて胸が痛む物語。心の弱い処をグイグイ突いてくるので少々メンタルがやられ、こりゃ後々まで尾を引きそうだなとため息をつくほどでした。怪作にして快作、問題作でありつつ繰り返しの上演に耐える力を持つ作。創作歌舞伎に意欲的で新しい作品、新しい表現の世界を次々と切り拓いて行く勘九郎・七之助兄弟は本当に頼もしいです。今は亡き勘三郎さんがそうであったように、中村屋の血…なんでしょうね、これは。そしてこの作品で私の贔屓役者さんである中村亀鶴さんがキーパーソンとして目覚ましい働きぶり。演じなければならない役の性格が幅広く、芝居巧者で芸達者なところをたっぷり見せていただいてとてもとても嬉しかったです。こんなに“使える”役者であることが、観ていて誇らしく思えました。
 春G1の予想は絶不調!(笑)…今に始まったことじゃないけどさ。土曜、福島牝馬Sは久々に人気になってるウキヨノカゼからブリガアルタ、ギモーヴへ。日曜のフローラSはドリームマジック・フローレスマジックの魔法コンビにラユロット。読売マイラーズCはエアスピネル・ブラックスピネルのスピスピコンビにイスラボニータが突っ込んで2着だな(笑)。

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2017.04.15

世界は狭い

Alhumbra Lion

 荻野リサさんのフラメンコライブへ。いつも同じような言葉でしか感想が書けないのが情けないのですが、とにかくリサさんの踊りは表情が豊かですごい。悲しい心を表現する踊りも喜びが爆発するような踊りも、どれもダイナミックで大きい。生まれながらの“表現者”だなぁ、と思います。映画は「ライオン」を観ました。これもなんとなく予告編を観て面白そうかなぁと思って観てみた作品。うん、とても良かった。文明の利器が人間にもたらしたものってすごいなぁと思う一方、やっぱりそれを用いてつなぐべきものは人と人の心なんだよな、と。
 皐月賞の予想は公式にて。土曜、中山GJのオジュウチョウサン、楽しみですね。アンタレスSはロワジャルダンからロンドンタウン、モルトベーネへ流します。

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2017.04.08

映画様々

Lalaland 3lionSing Jackie

 引き続き映画を観てます。ちょっと観始めると映画館で近日上映作品の予告が流れたりフライヤーを見たりするので「あーこれ面白そうだな」と…それで続けて観る習慣がつくのですね。まずは評判になってた「ラ・ラ・ランド」、最初のビッグナンバーがジャンッ!と終わった時に拍手しそうになったのは観劇クラスタの性。夢と現実のギャップとかそういうことがテーマの映画なんだと思うんだけど、このテーマをどうしてミュージカルでやろうと思ったかはいささか謎。監督さんが音楽が大好きなのはよくわかるんですけどね。「3月のライオン」、これは予想してたのとはまったく違う、緻密な男の闘いの映画でした。佐々木蔵之介さんの棋士の芝居が素晴らしくて…役者さんっていうのは自分の人生が切羽詰まっていなくても芝居であんなに追い詰められた顔ができるものなんだなぁ。後編も楽しみです。アニメーション映画「SING」、これはなんとなく楽しそうじゃーんぐらいの軽い気持ちで観に行ったのですが、ズドンとハマリました。全ての劇場を愛する人、エンターテインメントを愛する人は観たらいい。なんていうのかなぁ…劇場を大切に思う気持ちや舞台に憧れてそこに立ちたいと願う想いがどのシーンもキラキラまぶしくて、みんなが夢のためにいっしょうけんめいで、登場キャラの夢がひとつかなうたびに笑い転げながら泣けて来ちゃうのです。劇中の歌もダンスもどれも絶品。続編の製作が決まったそうで、今から楽しみにしています。続いては「ジャッキー」。これは息の詰まるようなヒリヒリする映画でした。1人の女性がいっぺんにあれだけ巨大なものを背負わされて、よくぞ毅然とやり抜いたものだと感心するばかり。ナタリー・ポートマンは「ブラック・スワン」といい今回といい、精神的に追い詰められる役柄をやるのが好きなのかなぁ。
 いよいよ桜花賞、ソウルスターリングはどんなレースを見せてくれるのかな? 予想は公式にて。土曜、NZTはマンカストラップ全力応援! 折も折、ジャッキーっていう馬が出てるね。少し買ってみようかな。両頭とも人気ないねー。阪神牝馬Sはデニムアンドルビーからアットザシーサイド、クイーンズリングへ。メイショウマンボの複勝を少し応援馬券として。

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2017.04.01

全力でフザケる!

Haiyusai

 第38回俳優祭に行ってきました! これは一般にはほとんどチケットが出回らないスペシャルな公演。主だった歌舞伎俳優さん総出の一大イベントで、以前から一度行ってみたいと熱望していたのです。当日の歌舞伎座はまさにお祭り騒ぎ。ロビーには俳優さんたちが店先に立って呼び込みや販売をする模擬店が並び、当日だけのお楽しみ演目では超豪華出演者陣が全力でフザケる。なんとも贅沢な催しです。勘九郎さんは和楽器伴奏で恋ダンスを踊りまくり、染五郎さんは猿之助さん演ずるバイオレンスかぐや姫の霊力に操られて花道の再奥と舞台の間を何往復も走り回らされ、作品を監修した菊之助さんと海老蔵さんは竹取の爺さん婆さんで美貌を無駄遣いされ(笑)、本当に楽しかったです。
 今週はいよいよ新G1、大阪杯ですね。そちらの予想は公式にて。土曜のダービー卿CTはマイネルアウラートからロイカバード、クラレントへ。ふんわりした予想だな(笑)。

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