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2017.01.29

重or軽 硬or軟 暗or明

Silence Hamon

 鋭意、映画を観ております。まずマーティン・スコセッシ監督の「沈黙」。これは高校時代に原作を読んで大変心を動かされた小説の映画化で、大好きなリーアム・ニーソンも出ているし、楽しみにしておりました。同監督は敬虔なクリスチャンでありながら「最後の誘惑」などキリスト教に対する様々な疑問を呈する作品を撮っており、この映画もとても真摯な提示の作品に仕上がっていました。残酷で悲惨で見ているのが辛い場面が続き、登場する農民たちも姿は汚れているのだけど、どの場面も画的に一定の確信的な美意識が貫かれており、決して見苦しくないのが見事でした。リーアムは持ち前の哲学的な風貌をよく活かしてもらった配役。この物語の大きな転換点となる存在として大きな説得力を示してくれました。もう1本「破門 ふたりのヤクビョーガミ」、こちらは特に何も考えずにお気楽に観に行った映画。よくできてて面白かったです。しかし「日本で一番悪い奴ら」を観た時も思ったんだけど、追う方も追われる方もこういう危ない生き方を選ぶ人って、なぁ…うーむ、私は絶対ヤダ。真面目に平凡に生きて行きたい。
 日曜、根岸Sはベストマッチョ、ノボバカラ、キングズガードで。根拠は説明するほどのことでもない(笑)。シルクロードSはダンスディレクターを頭にガッチリ据えてネロ、ブランボヌール、アースソニックへ。根拠は…同じく!

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2017.01.22

押しどころ引きどころ

Franken Angel

 日生劇場にてミュージカル「フランケンシュタイン」。見処はただひたすら中川晃教さんの絶唱、これに尽きる。作品的には私はちょっと…な。韓国ミュージカル界は今どんどん新作のオリジナ作品を生み出していて勢いがあり、ガラコンサートなどで楽曲を聴いた限りでは派手な印象の曲が耳に残りやすく、けっこう好きかもと思ってたんですが…実際に舞台作品として観てみると、最初から最後までとにかく全部が全部その調子。曲もストーリーも構成も演出も。なんというか…やりたいことを全部やらないと気が済まないんだろうなぁ、言わなくても見せなくてもわかることを言い過ぎ見せ過ぎなんだよね。客の想像の余地が残されていないのね。私は1本も見たことがないのだけど韓流ドラマってのもこんな感じなのかな。押すばかりで引くところを知らず、観ていて疲れてしまいました。
 大野幸人ソロアクト「Angel」、とても小さな会場でのけぞるような近さで観るダンサーの身体の動きの鮮やかさに息を呑みました。過不足のないストーリーの仕立ても面白く、感情の乗ったセリフも上等。観ておいて良かった、と思える1本でした。80分をたった1人で演じ通す力量に拍手。
 AJCCはシングウィズジョイとワンアンドオンリーを裏表。潔くこれだけ。東海Sはラストインパクト、ロワジャルダン、ロンドンタウンにリッカルドと散らしてみましょう。

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2017.01.14

また風邪引いたー

Satoshi Kaizoku

 ワンシーズンに2回風邪引くってことはあんまりないんですが、連続して風邪引いてしまいました。免疫力が落ちてるのかなー。というわけで観て来た映画はちょっと前のです。「聖の青春」…うーん、その昔「麻雀放浪記」を観た時と同じように“この一手!”の重要さみたいなのがわかればもっと緊迫感を味わえるのかな。そのへんが惜しかったかな。これは実話に基づくエピソードだと思うけど、羽生善治さんが主人公・村山聖との試合に負けて、その夜2人で飲みながら「今ボクは死んでしまいたいぐらい悔しい」とつぶやくのを見て、ああ、あんなに静かな佇まいの羽生さんの中にはこんなふうに生命をかけて闘う勝負師としての魂が燃えてるんだなぁと感心しました。あのシーンはとても良かった。そして「海賊と呼ばれた男」、とても面白かったです。おそらく原作を読んだ人は食い足りないのだろうな、と感じましたが、私は原作を知らないのでエピソードを短めにつないでグイグイ進めて行く作りに引っ張られて楽しく観ました。好きな役者さんがたくさん出ていたのも嬉しかったな。
 土曜、愛知杯はレーヴデトワールを中心にリーサルウェポン、そしてブロコレ期待の新会員マキシマムドパリへ。日曜の京成杯はさっぱりわからないなぁ…ここは“見”にしますか。かといって日経新春杯もさっぱり…もちろんレーヴミストラルは応援するとして、カフジプリンス、アクションスターぐらいにしときましょうか。

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2017.01.07

初詣

Sarue2017 Skytree_2

 今年も初詣は猿江神社へ。新しい馬頭観音のお守りをいただいてきました。神社の近くの大通りからはまっすぐに東京スカイツリーが見えるので、散歩がてら歩いてみることに。大きいからすぐ近くに見えるけどけっこう距離があり、後でスマホで調べたら3kmありました。お天気も良くてスカイツリービュー通りからはこの眺め。建ってから既に5年、初めて行ったんですよねー。といっても展望台には登らないで大混雑のショップをウロウロしただけ。天空歌舞伎をやってるうちにもう一度日を改めて行ってみようかなぁ。
 金杯、京都のエアスピネルは当たったけど1番人気と固く、中山はロンギングダンサーの応援で撃沈。あいかわらず微妙な発進でした。フェアリーSはキュイキュイ&ポンポンで全力でふざけよう。シンザン記念はトラストの応援。ペルシアンナイト、マイスタイルへ。

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謹賀新年

Nengajo2017

 皆様、あけましておめでとうございます。新年2日からお仕事してたのですっかりご挨拶が遅くなってしまいました。また今年もマイペースの“馬なり”でマンガを描いて行けたらと思っています。ご愛読、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。
@よしだ みほ@

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