« おススメに乗る | Main | エンタメ強化月間 »

2016.07.02

私の原風景

Equus

 私のエッセイなどを熱心にお読みの方でしたら心当たりがあるかもしれません、私が本気で馬を好きになって今の仕事をするに至った大きなきっかけのひとつである舞台「EQUUS」が6年ぶりに上演されることになり、早速観てて来ました。ドクター・ダイサートをいったい日下武史さん以外の誰がやるのかと注目していましたが、今の劇団四季の所属俳優の中ではベテランの演技派として信頼のおける味方隆司さんということで安心して観ることができました。作者のピーター・シェーファーが先日亡くなったばかりで追悼公演という意味合いにもなったこの公演を改めて姿勢を正して観てみて、やっぱり戯曲そのものがよく出来てるなぁとつくづく感じ入りました。この芝居、私の観劇の原風景のひとつと申しますか、中高生ぐらいの感性の柔らかな時に観た作品だからすごく身体にしみ込んでるんですよね。観ていて次に続く台詞がスルスルと脳から出て来る…自分でもビックリしました。私の血肉になってる作品なんですね。舞台上の光景がどの瞬間もシンプルで力強く、素晴らしい。心から愛する作品と良い再会が出来ました。この作品のことはいつも心の奥底に私の基盤として置いておきたいです。馬がお好きな方はどうぞご覧になってください。馬への新しい視点が生まれますよ。
 日曜、ラジオNIKKEI賞は名前で選んじゃえ。ナイトオブナイツ、ゼーヴィント、ブラックスピネル。CBC賞はここしばらく振るわないベルカントの応援。相手にはサドンストーム。シンデレラボーイ。

|

« おススメに乗る | Main | エンタメ強化月間 »

Comments

The comments to this entry are closed.