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2016.04.23

演出の力

1789 Grandhotel Spotlight

 今週は芝居を2本と映画を1本。帝国劇場「1789」は迫力ある群舞に心が躍る、ミュージカルらしいミュージカルでした。キャラクターそれぞれにぴったりの配役がなされたキャスティング、豪華で凝ったデザインの衣装も見もの。小柄な身体でも存在感は充分の小池徹平くん、見事な座長ぶりでした。赤坂ACTシアター「グランドホテル」は2組に分かれたキャストがそれぞれの組でまったく違う演出とまったく違う結末を迎えるという意欲的な試みの上演。私は好きな役者さんの多いGreen組だけチケットを取っていたのですが、見終わって即刻Red組のチケットを購入。これは久々に“演出”の威力というものを感じさせる舞台でした。文字で書かれた戯曲をどう立体化するか、場面場面をどう見せてどうつないで行くか…演出家の豊かな想像力と創造力。2パターンを同時に実現した今回の実験は大成功だったと思います。映画は「スポットライト」。タブーとされた題材に臆せず真実を追って走り続ける取材チームの、ヒロイズムとは無縁なひたすらな努力と使命感が美しかったです。正義の味方が悪を懲らしめて観客の気持ちをスカッとさせるような作品ではないのだけど、ある種の心の浄化は得られます。
 さてさて。土曜、福島牝馬Sは人気落としてるけどキャットコインから行きます。ハピネスダンサー、リーサルウェポンへ。日曜のフローラSはアウェイクをアタマに固定してビッシュ、チェッキーノへ。マイラーズCはどうしてもあきらめられないエキストラエンド、レッドアリオン、それからトウカイテイオーの血を引くケントオーで。

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2016.04.16

気になって気になって

Bvss
 今週は映画を2本。1本めは「僕だけがいない街」。それほど何かの想いがあって観たわけでもなく、なんとなく選んだだけだったのですが、けっこう面白く観ました。もう1本は「バットマンvsスーパーマン」…これは私が観ちゃいけない映画だった。世界観や設定やキャラに関する基礎知識がなさ過ぎだった…それより何より、とにかくドッカンバリバリただただうるさくて、アンタらモノ壊しすぎ!! これ誰が片づけるのよ、この後この街の復興とかどーすんのよってそればっかり気になって落ち着かない(笑)。こういう感覚の人間はこういう映画を観ちゃダメだってことです。しかしワンダーウーマンの登場シーンだけはカッコよかった!!
 皐月賞の予想は公式にて。土曜のアンタレスSはアウォーディーとロワジャルダン、このガチガチにローマンレジェンドとソロルという人気薄を絡めてみます。

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2016.04.09

ハナカイドウ

Hanakaidou

 玄関先のハナカイドウが満開になりました。かわいらしいピンク色の花が大好きで、去年の春にようやく苗木を見つけて植えたのはいいけど我が家の玄関は北向き。日照不足だと花がつかなくなってしまうというカイドウ、ちょっとハラハラしながら迎えた初めての春でしたが、見事に咲いてくれました。桜とちょうど同じ時期に咲いて花期も長いし、もっと人気が出て公園や並木としていっぱい植えられるといいのになぁ。
 桜花賞の予想は公式にて。これだけ五輪エンブレムが話題になってる週末…やっぱりあの馬が不動の大本命でしょうね。土曜のNZTは、それじゃやっぱりアストラエンブレムから行くしかないか。父クロフネでキャプテンペリーというネーミングがたまらんこの馬と、レインボーラインで。阪神牝馬Sはミッキークイーンを頭に据えてレッドリヴェールとメイショウマンボというここんとこご乱調の2頭に流してみましょう。

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2016.04.02

CHESSから広がる

Blbl Col

 石井一孝さんのニューアルバム「Swing in the Midnight Blue」発売記念コンサートに行って来ました。ゲストにミュージカル界のプリンス・井上芳雄くんを迎え、怒濤の歌とトークで圧倒されっぱなしの昼夜2公演。とにかくこれでもかというほどに内容豊富でサービス精神に溢れた楽しいライブでした。2枚組み20曲入りのCDはひれ伏したくなる力作。大好きなミュージカル・CHESSのナンバーも入ってます。ミュージカルの楽曲は上演されたそれっきりで消えて行ってしまうことが多いのだけど、オタク気質な石井さんが「出演した愛するミュージカルの曲はできるだけ音源に残したい」と言って努力してくださっているのが嬉しいです。
 そしてそのCHESSにご出演だったAKANE LIVさんが若手俳優・上口耕平くんとのコンビで日本初演の「Color of Life」を観劇。これはステキな舞台でした。男女ひとりずつとわずかな舞台道具、それだけで演じられるシンプルだけど力強い作品。私はこのキャストの顔合わせに惹かれて観に行ったのだけど、いろんな俳優さんの組み合わせでも観てみたいと思わせてくれました。戯曲に力がある証拠です。
 ダービー卿CTはクラレント、カーリング、エキストラエンドを三角買い。大阪杯はリアルスティールの快挙を耳にしたキタサンブラックの奮起に期待。相手はラブリーデイ、イスラボニータ。ちょっとひねりがなさ過ぎるかな?

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