ブーイングができたら…
新演出の「エリザベート」を観て来ました。旧演出版はけっこうな回数を観ていて、新演出もまずまず楽しめたのですが…いやいやいや、これはもうハッキリ言わせてもらっちゃいますけどね、主演のエリザベート役の蘭乃はなさんの歌の酷さには驚愕しました。私は大昔はピアノの調律師になろうと修行していた時期があったぐらいで、そこそこ耳は良い方だと自負しているのですが、まぁとにかくピッチが悪くて地声と裏声の切り替えのテクニックがなくて、正直こんなレベルの人を帝国劇場のドル箱演目のド真ん中に立たせちゃイカンだろうと怒りを覚えました。音程の悪さばかりがいちいち気になって、芝居がどうだったかなんて記憶がない。実力者だっていっぱい輩出してるのに、こんなのを娘役トップにした挙げ句に世に出しちゃうから宝塚はとやかく言われるんだ。他の役者さんはそれぞれ良い味出してて好演だったし、見所もいっぱいあった公演だったのに、すべてがブチ壊しであります。それでもカーテンコールでは万雷の拍手を浴びているんですから、首を傾げるしかない。日本にもブーイングという習慣が定着したら…と思います。
この怒りが予想にどう影響いたしますか。北九州記念はコイウタの息子・ミッキーラブソングからベルカント、バーバラと牝馬で固めてみます。札幌記念はラストインパクト、ダービーフィズ、ヒットザターゲット。
「馬なり1ハロン劇場」は1週分の掲載のお休みをいただき、次回更新は9/4(金)です。
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