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2014.06.21

懐かしい顔ぶれと再会

Takaradaza Fujiwarayamada

 「宝田座コンサートVol.2」に行って来ました。日本の銀幕華やかなりし頃、また日本のミュージカル創世記から活躍されている大ベテラン・宝田明さんを中心に、私がミュージカルに目覚めた頃に舞台の第一線に並んでおられた顔ぶれがズラリと揃い、とても楽しいひと時でした。ご出演の皆さんはもうご年齢的にはかなり上の方になるわけですが、まだまだ声の艶もよろしく声量もたっぷり、数々の名曲を美しく歌い聴かせてくださいました。こういう人たちが日本のミュージカルの基礎固めをして来た過程をずっと観て来ることによって私も勉強させてもらったんだなぁと感慨深かったです。ユーモアとシャレ心あふれるトークも楽しませていただきました。
 映画「MONSTERZ」を観ました。設定と配役だけでワクワク、期待大で観に行ったんですが…これは期待したほどは面白くなかった。何故だろう。結局主人公2人の持つ能力の設定上、同じ事のくり返しになってしまって飽きて来ちゃうんだな。なんかBLラノベとSFラノベを読みかじった中学生腐女子が「こんな主人公カプ考えちゃった!」と勢いで書いた同人小説みたい…と言ったら口が過ぎるでしょうか。藤原×山田の初共演コンビは実力伯仲で良かったんだけどなぁ。残念。
 ユニコーンSはやっぱり2歳チャンプに敬意を表してアジアエクスプレスから。名前がかわいいアンズチャン、トウカイテイオーの血を引くペアンへ。函館SSはしょうがないから(笑)ガルボから行くか。スマートオリオン、ローブティサージュへ。

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2014.06.13

行かせて天国へ

Sisteract

 帝国劇場にて上演中の「シスター・アクト」を観て来ました。いやー楽しかった! とっても正直に言うとそんなに期待してなかったんです。「石井一孝さん出てるし、楽しそうだから観ておこうかな…」ぐらいの期待感。なのに1幕の幕が降りた瞬間に「すごい面白いじゃん!」と叫んだぐらい(笑)。なんかね、なまじ“芝居好き”を自称しちゃうとなんとなく小難しい芝居を好む方が通なんじゃないか、詳しい人ぶれるんじゃないかっていうイヤラシイ考えが心のどこかに巣くうものなんです。だけどトシとってくるとだんだんそういうのどうでもよくなって来るというか、バカバカしくてただただにぎやかで楽しいっていうのも好きになって来るんですねぇ。自分自身が“音楽好きだけどそれほどの才能はなく、でも音楽をやりたいという気持ちだけは強く持っている”というタイプの人間なものだから、主人公のパワーに引っ張られてどんどん歌うことに目覚めていくシスターたちにめちゃめちゃ感情移入。面白い人の役しかない男優陣の吹っ切れぶりも楽しくて、村井国夫・鳳蘭・春風ひとみといったベテラン勢がイイ仕事してて(特に春風さんのダンスのキレは最高!)、これは思わぬ初夏の大収穫でした。主役のデロリスとその愛人でギャングのカーティスはWキャスト。今回は瀬奈じゅん・大澄賢也で観ました。7月に森公美子・吉原光夫でもう一度観ます。きっとこれまた全然違う印象の話になるんじゃないかな。楽しみ。
 日曜、エプソムCはハーツ祭りに乗っかってマジェスティハーツから。ここんとこ芳しくないパドトロワ、ペルーサへ振り分けて高配当を狙ってみましょう。マーメイドSはこれといって買いたい馬がいないので見送ります。
 

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2014.06.06

梅雨入り

Gakushuin

 関東地方も梅雨入り。いかにインドア派の私といえども憂鬱な季節です。憂鬱な時は好きな物事に触れて気分をアップさせましょう、ということで学習院大学史料館特別展「馬−その歴史と学習院」展に行ってまいりました。小規模ながら充実した展示で、特に宮内庁打毬(和式ポロ…みたいなもの)のDVDなどはとても面白かったです。名前だけは知っていた乃木将軍の愛馬「壽(す)」号について詳しく知ることが出来たのも収穫。バロン西と愛馬ウラヌス号についての展示もありました。展示を見終わった後は久々に馬術部の厩舎を訪ねてちょっぴり馬にも触らせていただきました。ちょうど飼いづけの時間だったのでお馬さんたちがクレクレ状態でかわいかったです。
 安田記念の予想は公式にて。土曜、鳴尾記念はトゥザグローリーからフラガラッハへ。どうにも振るわない両馬ですが、応援というのは継続こそ力なり、ですからね。気持ちの問題なのさ。この2頭で来たら相当つくけど、そこは意気地のない私なので(笑)トーセンジョーダンにこの2頭をぶら下げる形で。前走大負けしてても前売りは2番人気。信用されてるなぁ、ジョーダン。

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2014.06.03

頭の中がパッキャマラード

Marionnette

 今年もダービーが終わってしまった、軽い虚脱感。今週もG1なんだけどいつもこの時期はなんとなく気が抜けてしまいます。当日ご臨場の皇太子様とワンアンドオンリーとその馬主さん、横山騎手が同じ誕生日だったという珍しい出来事もあり、橋口厩舎ようやくのダービー制覇ということもあって印象に残るダービーでした。
 ミュージカル座「マリオネット」を観ました。若い人形職人ピエールが生きる道に迷う中、自分の作って来た人形たちに出会うことで歩む方向を見つけ直すという、ファンタジックでハートウォーミング、笑って笑ってホロリとさせる、とてもよく出来た作品でした。騎馬のナポレオンが登場するのですが、この馬がもう…なんだろうあれ、馬? ひと目観ただけで馬好きの私は涙が出るほど笑いました。時計台の上からずっとピエールを見守り続けていた鐘衝き人形のソフィーを筆頭に、ブスかわいい白雪姫、怖くてリンゴに毒を盛ることができない魔女、チャラくてその場しのぎのアーサー王、生真面目で間が悪いランスロット卿…次々に登場するたくさんの愛すべきマリオネットたち。みんなが実体化して行進を始める愉快なナンバー「オーパッキャマラード」がまだ頭の中で高らかに鳴り響いています。

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