私の尻は鉄の尻
明治座で上演中の「五月花形歌舞伎」を昼夜通しで観て来ました。長丁場でしたが普段から座り仕事の上いわゆるマチソワには慣れてますもんで、へっちゃらさ。昼夜ともに市川染五郎さんが八面六臂の大活躍でした。特に夜の「伊達の十役」は染五郎さんが早替わりに次ぐ早替わりでなんと10もの役を次から次に演じるという舞台。女性、若者、荒武者、悪役…時には花道で四方八方から見られている状態でパッと変わったりするんだから、すごい。めまぐるしく変わる姿にもビックリですが、発声や立ち方、所作などもすべて役ごとに変えなければならないわけで、これは想像以上に大変な仕事だと思います。その上立ち回りや宙乗りまでも。いやぁ、ホントに歌舞伎役者さんのサービス精神には頭が下がります。おなじみ中村亀鶴さんは昼の「釣女」の醜女や「邯鄲枕物語」の追い剥ぎならぬ追い剥がれ屋で客席を爆笑の渦に巻き込み、夜の民部之助ではきれいな白塗りで話の要所を締めてくれました。
オークスの予想は公式にて。土曜の平安Sはこれという決め手に欠けるメンツなので、こんな時はホントに名前だけで選んでみましょう。ドコフクカゼ、ソロル、ファイヤー。だいぶつくぞ。