古典小説とロックの日
帝国劇場で上演中のミュージカル「二都物語」を先月下旬に観て来ました。ディケンスの有名な長編小説、お恥ずかしながら私は読んでいなくてあらすじさえも断片的にしか知らなかったのですが、敢えてその状態のままで観ることにしました。同じく大長編小説を数時間のミュージカルに仕立てた「レ・ミゼラブル」と同様、下手に原作を知っているとアレが足りないコレはどうした、ってことになってしまいそうなので…とうまい言い訳したつもりになりつつ(笑)全編にわたって大変引き込まれながら観ました。暗い悲しい物語ではありますが、人が本当に愛した人に対して何ができるかという究極の選択の美しさを見せてもらった気がして、観た後の気分は決して暗い物ではなかった。出演者も力のある人がそれぞれしっかりと生命を感じることのできる役を演じてくれていて…あ、2人の男から愛されて物語の柱となるべきヒロインがどうにもこうにも電柱のようでしたが(苦笑)。
その日の夜は六本木STB139にて、ギタリストの是方博邦さんとおなじみ石井一孝さんのライブ。とても楽しかったです。石井さんは雨男としても有名で、途中のMCの時に戸外から異音が…そう、隅田川の花火がゲリラ豪雨で中止になった、あの夜だったのです。あんまりすごい音で、何のサウンドエフェクトかと思った…。
日曜、関屋記念はワタクシ的にはドナウブルーとフラガラッハの一騎討ちで。ここんとこずっと成績悪いけどカリバーンも聖剣だよね。んで、お友達のマンガ家さんが昔「嵐陵王」という連作物のマンガを描いていてちょっとアシスタントさせていただいてたことがあり、ランリョウオーが出走して来ると気になっちゃうんです。デュランダルを中心とした英雄譚シリーズは実はこの作品の影響だったりするのでした。
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