« January 2013 | Main | March 2013 »

2013.02.23

赤(ルージュ)と青(インディゴ)の競演

Mozart
 「ロックオペラ モーツァルト」を観ました。いやぁ、これはすごかった! ここ数年の間に観た舞台ではまちがいなく5本の指に入ります…いや、5本のうち2本をこの舞台が占めてしまう。というのは、中川晃教さんと山本耕史さんという魅力的な俳優さん2人がなんとモーツァルトとサリエリの2役を交互に演じるという挑戦的な試みで、しかもその双方がそれぞれに優劣つけ難いほど素晴らしかったんです。気ままで残酷な無邪気さに弾むような中川モーツァルトと氷の笑みを浮かべながらその心には痛々しい嫉妬が渦巻く山本サリエリ、鮮やかに軽やかに自由自在に動き回る山本モーツァルトと屈折した怒りで燃え盛る中川サリエリ。歌えばそれぞれに圧倒的だし、とにかく舞台の中心に立たせた時の牽引力・求心力・説得力がひと通りじゃない。ハマり役を得た時の役者の輝きというのは凄まじいものです。言うまでもなくこの2人の力あってこそ、こういうチャレンジが成功したのでしょう。公演期間が短いにもかかわらずアッというまに評判は広がり、昨年4月にオープンしたシアターオーブ史上最高の入場者数を記録したそうです。どこの劇場も客入りが良くない時代ですが、こうして良質の物を提供すればまちがいなく客は集まるのです。心から早い時期での再演を望みます。
 フェブラリーSの予想は悪くなかったと思うのだけど、かんじんの勝ち馬がノーマークでしたわぁ(笑)。土曜のアーリントンCはどうしても「ラブリィ・レイディ」と読んでしまうラブリーデイ(このネタも映画「レ・ミゼラブル」がこれだけヒットした今、通じるようになったかしら?)から行きましょう。もちろんウォーエンブレム産駒のタガノエンブレムは入れといて、後は人気どころでカオスモス。日曜の中山記念はやっばり「ナカヤマでナイト!」を買っとかナイトかなぁ。だいぶ迷走してるトーセンレーヴ、ここんとこイイ感じのダノンバラードはもちろん3着狙いで押さえといて、キミはもうちょっと活躍すると思ってたよと言いたいリアルインパクト。阪急杯はシゲルスダチとフラガラッハで!

| | Comments (0)

2013.02.17

心意気に惚れぼれ

Cyranoosaka
 先週末は大阪へ「シラノ」を観に行ってました。この公演はここが大千穐楽となる大阪もとても充実した舞台で、終盤の大芝居でサーベルに見立てたステッキを突き上げる鹿賀さんはなんだか神がかって後光がさしてるように見えたほどでした。改めて、尊敬に値する役者さんだなぁ…と。新歌舞伎座は初めて訪れる劇場。舞台と客席が近くて近くて、最前列だと鹿賀シラノのマントのボタンの模様まで見えるような距離で正直ビビリました(笑)。大急ぎで行って帰っただけの旅でしたが、意地でもタコ焼きとお好み焼きと今井のうどんは食べた!
 フェブラリーSの予想は公式にて。小倉大賞典はマンガに出てもらった恩義を感じているミッキードリームから入ってみますよ、たとえ近走がおぼつかなくても。この際だからゲシュタルト、マイネルスターリー、ヒットザターゲットとうっっっすいところへ行くか。つくぞコレは。ふふふ。

| | Comments (0)

2013.02.08

最強のアニソン声

Onc
 ミュージカル俳優・石井一孝さんとアニメソング界の巨匠・田中公平さんのジョイントコンサート…いや、コラボライブって言うべきなのか。「One Night Collaboration」に行って来ました。客席は毛色の違うそれぞれのお客さんでこれまでにない異種格闘技な空気。それがお互いの曲を媒介にしてだんだんと融合し、クライマックスではアニメ「ONE PIECE」の「ウィーアー!」や「ジョジョの奇妙な冒険」の「ジョジョ・その血の運命」の大合唱で一体となり、すばらしい盛り上がりでした。楽しかった−。そう言えば石井さんの声って輪郭がキッパリしててエッジが効いてて硬質でまっすぐで力があって抜けが良くて明度も彩度も高くて、まるでアニソンを歌うために生まれて来たような声なんだよね。ついでに暑苦しいほどアツイ男だし(笑…褒めてます)。今後ぜひぜひそっち方面でもお仕事してほしいです。
 週末は大阪へ「シラノ」を観に行きます。まだ想定段階ですが応援馬だけ挙げておきますね。クイーンCはコレクターアイテム、ミラクルラヴィ。ヴィは下唇を噛むのよ。共同通信杯はザラストロ、ゴットフリート、ラウンドワールド。京都記念は何をおいてもジョワドヴィーヴル。ジャスタウェイとトーセンラーへ。前走でベールを脱いだのかベールドインパクト?

| | Comments (0)

2013.02.02

暴走お父さんと暴力クマ

96ted
 映画を2本観ました。1本は「96時間/リベンジ」。世界的にスマッシュヒットだったらしい前作の続編。リーアム・ニーソン演じる主人公のCIA秘密工作員スキルやアクションの表現は前作の方が良かったかなぁ…今作は娘さんの活躍に尺を割いた分、ちょっとお父さんの活躍ぶりが薄まった感じ。でも面白かったですよ。リーアムかっこいい−。
 もう1本は「ted」。特典付き前売りまで買って楽しみにしてた作品。これはもうねぇ、下品でバカで最初からずっとゲラゲラ笑ってたのが終盤でうっかり泣かされちゃったりもして、サイコーでした。主人公とクマのダメ過ぎる青春を順調にダメな大人になって行く姿が他人事とは思えず(笑)。アメリカン・サブカルチャーがわかってないと理解しにくい部分もありますが、それ抜きでもとにかく笑えます。CGのクマの暴力シーンの鮮やかなアクションにもムダに感動した。東宝東和さん「レ・ミゼラブル」とこれが続けての大ヒットでウハウハらしいじゃないですか(笑)。
 東京新聞杯、ドナウブルー・トライアンフマーチ・リアルインパクトと固い線で行きます。「ガルボじゃん」と言いたい気持ちはあるけど、ここは切ってみる。切ると来るか? きさらぎ賞はちょっとまだ見極めに苦しむところですね…とりあえずここも人気どころからラストインパクト、リグヴェーダ、ちょっとずらしてタマモベストプレイといったところで。工夫のない予想だなぁ…。

| | Comments (0)

« January 2013 | Main | March 2013 »