ミュージカル映画
昨年末に2本のミュージカル映画を観ました。1本は「ジーザス・クライスト・スーパースター」のUKアリーナ公演をそのまま撮影して映画館で上映したもの。JCSは私にとって鹿賀丈史asジーザス&滝田栄asイスカリオテのユダという永遠のゴールデンキャストの記憶が業病の元(笑)となっている大切な演目。この公演は演出も斬新でとても楽しめました。カヤパとピラトの役者さんがすばらしく魅力的で、出て来る度に身を乗り出した。低音の美声にとことん弱い私です。
そしてもう1本は只今大ヒット絶賛上映中の「レ・ミゼラブル」。こちらも私にとって鹿賀丈史&滝田栄がバルジャンとジャベールを交替で演じるという至高のダブルキャストによる初演以来、気が遠くなるほどの回数を劇場で観尽くした演目。映画版は舞台と原作小説を換骨奪胎、とてもうまくまとめあげた作品となっていました。キャストの歌がそれぞれに素晴らしく、深いドラマ性に涙々。ただ…これを観て、私はやっぱり映画のリアリティよりも舞台演劇のファンタジーを愛しているのだな、とも思いました。すべてが映像で示される映画と、そこにないものまでが想像力の先に見えてくる舞台。バルジャンの痛みをより強く我が身にも感じさせてくれるのは舞台の方なんですよね。写真は上映館の入っている有楽町マリオンのからくり時計が期間限定で同作品のナンバー「夢破れて」を演奏しているところです。
いよいよ2013年の競馬が始まります。中山金杯はジャスタウェイ、ヒットザターゲット、シンゲンを三つ巴で。京都金杯はトーセンレーヴからサウンドオブハート、ライブコンサートへ流します。日曜のシンザン記念はここ2戦負け過ぎでもザラストロから入ります。レッドアリオン、ヘミングウェイへ。
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