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2013.01.26

生ける役者絵

Asakusa13
 「浅草歌舞伎」を観て来ました。亀治郎さんは猿之助になり、勘九郎さんと七之助さんは中村屋の屋台骨を背負う身になり、浅草歌舞伎には市川海老蔵さんが戻って来ました。今回の演目の中では「勧進帳」が特に面白かったです。以前に大ベテランの配役で観た時にはちょっと退屈してしまったのですが、今回は海老蔵弁慶に愛之助富樫という若々しい配役、スピード感とスリルに溢れる緊迫感あるやり取りで引き込まれる舞台でした。それにしても海老蔵さんの舞台映えは天下一品。最後の飛び六方の前の見得などは客席がどよめくほど、華のあることといったら輝かんばかり。こういうのはホントに生まれ持った天賦なんでしょうねぇ。あっけにとられるほどでした。口上で「にらみ」もあり、何年ぶりかでにらんでもらって寿命が延びたよん。私の好きな中村亀鶴さんは昼夜とも出番はあまり多くはなかったけどイイトコ持って行く儲け役でキラリと光ってました。芝居の呼吸がいいんだよなぁ。
 日曜の根岸Sはテスタマッタから入ってみようかな。アーリーデイズは今回走る番でしょう(笑)。エーシンウェズンとマル外トリオで。シルクロードS、この名前を聞くと唇が笑った形になってしまうシゲルスダチからドリームバレンチノ、ダッシャーゴーゴー。

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2013.01.19

意欲作

100neko
 東京芸術劇場プレイハウスにて上演の「100万回生きたねこ」を観て来ました。全体的にアートな感じでなかなかに前衛的、実験的、意欲作でした。私みたいな役者目当てのアホな客は少々置いてきぼり感がありましたが、こういうのが好きな人はすごくハマるんじゃないかな。目当ての藤木孝さんはシャンソン風の曲をもらっていてステキでしたし、今井朋彦さんは本当に素直でまっすぐで小細工のないきれいな声でお歌いになるので、ぜひ今後は本格的にミュージカルの世界へ乗り込んで来ていただきたいと切に願うものであります(笑)。
 先週の降雪中止のせいでまた今週も3日間開催になってしまいましたね。土曜の京都牝馬Sはオレハマッテルゼ産駒・ハナズゴールから、前走でようやく復調と見てアプリコットフィズ、それからアカンサス、レディアルバローザへ。日曜のAJCCは前走見ないふりしてネコパンチにサンテミリオン、シンゲン。ダノンバラードの3着はあるかな? 東海Sはちょっと買いにくいメンバーで、見送ります。仕切り直しの京成杯は予想を変えずに行きます。変えて当たるような予想じゃないし(笑)。

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2013.01.13

ガスコン魂

Cyrano Gascon
 日生劇場にて、鹿賀丈史主演による「シラノ」の再演が絶賛上演中。今回の鹿賀シラノ、特に終盤の長台詞部分の芝居がものすごい気魄で息を呑みます。やっぱりいい役者だなぁ…こういう人生の全てを語り尽くすような重みのある芝居をやらせると、とにかく文句ナシに巧い。私もこの場面には心を揺さぶられて、ただひたすらダダ泣きするばかりです。29日まで上演されてますので、皆様、ぜひごらんになってくださいませ。この青緑の衣装はシラノの所属するガスコン青年隊の衣装です。この時代のコスチュームって羽根帽子とかマントとか膝上の革ブーツとかサーベルとか…ステキですよね。この衣装をまとった青年隊が揃って歌う「我らガスコン」がとってもカッコイイんですよ。 
 日経新春杯はオールザットジャズ、エキストラエンド、トウカイパラダイスというビミョーなところを買ってみましょう。来たらけっこうつくかな? 月曜の京成杯はフラムドグロワールからホワイトフリートへ。

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2013.01.05

ミュージカル映画

Jcs_2Lesmis_2
 昨年末に2本のミュージカル映画を観ました。1本は「ジーザス・クライスト・スーパースター」のUKアリーナ公演をそのまま撮影して映画館で上映したもの。JCSは私にとって鹿賀丈史asジーザス&滝田栄asイスカリオテのユダという永遠のゴールデンキャストの記憶が業病の元(笑)となっている大切な演目。この公演は演出も斬新でとても楽しめました。カヤパとピラトの役者さんがすばらしく魅力的で、出て来る度に身を乗り出した。低音の美声にとことん弱い私です。
 そしてもう1本は只今大ヒット絶賛上映中の「レ・ミゼラブル」。こちらも私にとって鹿賀丈史&滝田栄がバルジャンとジャベールを交替で演じるという至高のダブルキャストによる初演以来、気が遠くなるほどの回数を劇場で観尽くした演目。映画版は舞台と原作小説を換骨奪胎、とてもうまくまとめあげた作品となっていました。キャストの歌がそれぞれに素晴らしく、深いドラマ性に涙々。ただ…これを観て、私はやっぱり映画のリアリティよりも舞台演劇のファンタジーを愛しているのだな、とも思いました。すべてが映像で示される映画と、そこにないものまでが想像力の先に見えてくる舞台。バルジャンの痛みをより強く我が身にも感じさせてくれるのは舞台の方なんですよね。写真は上映館の入っている有楽町マリオンのからくり時計が期間限定で同作品のナンバー「夢破れて」を演奏しているところです。
 いよいよ2013年の競馬が始まります。中山金杯はジャスタウェイ、ヒットザターゲット、シンゲンを三つ巴で。京都金杯はトーセンレーヴからサウンドオブハート、ライブコンサートへ流します。日曜のシンザン記念はここ2戦負け過ぎでもザラストロから入ります。レッドアリオン、ヘミングウェイへ。

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2013.01.03

新年です

SarueSaruebatouOmamori
 皆様、新年いかがお過ごしでしょうか。私は喪中なのでちょっと淋しいお正月です。でも気分を変えてシャッキリと新年を歩み出したいと思い、初詣には出向きました。今年選んだのは住吉にある猿江神社。民俗学的にもなかなか興味深いお姿の馬頭観音が祀られているのです。馬頭観音守の授与もあるとのことで、行って来ました。所在地の町の名前・猿江の由来にもなっているこの神社、ことわざにも「意馬心猿」とあるように、馬と猿とは切っても切れない縁があるのでしょうか。かわいらしいお守りもいただき、楽しいお参りができました。
 金杯の予想はまた改めて。皆様、今年も当blog、また公式サイト「よしだみほどっとこむ」、そして「馬なり1ハロン劇場」をどうぞよろしくご贔屓に。まずは新年のご挨拶のみにて。

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