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2012.07.30

演ずる者たち

Kaztsa
 この週末は不調だったPCを初期化してOSを再インストールする等、機械音痴の私としてはかなりがんばりまして、うまく行ったみたいで今のところなんとか落ち着いてます。そんなわけで週末の予想をまたもやお休みしてしまいまして…でも結果を見たらハズレてたんで書かなくてよかった(笑)。
 ずいぶん長い時間を要したデータの保存やインストールの合間には劇場へ。ミュージカルというよりもストレートプレイのようだった「スリル・ミー」、そしてコンサートである以上にお笑いライブのようだった「石井一孝 Talk & Sing & Act in Tokyo 〜ミュージカルの小窓を開けて」…どちらもとても良かったです。どちらも「役者さんってステキだなぁ」と心の底から思いました。私は“役者”という不思議な商売の男性がとても好きなんです。興味深い。つかの間の時を自分ではない人間の人生を生き、泣いたり笑ったり愛したり憎んだり人を殺したり自分も死んだりする。厳しい競争の世界で身体ひとつで勝負して行く、そういう生き方を選んだ彼らの強さもまた、好きなのかもしれません。選んで、選ばれて、研ぎ澄まされていく彼らの輝きをずっと観ていたい。
 そしてそれは競馬の馬についてもまったく同じです。彼らは競走馬になることを自分で選んだわけではないだろうけれど、そう生まれついて、力のあるものだけが残っていく。舞台で演じている役者とレースで走っている馬は私にとっては同じ想いに基づく応援の対象です。

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2012.07.24

博多よかとこ

ElizahakataTetsunabe
 先週は断りなくblogをお休みしてしまって申し訳ありませんでした。仕事が深夜まで押した上にPCの調子が悪くなり、何もかもそのまま振り捨てて博多へ飛ばなければならなかったもので。はい…週末は「エリザベート」博多公演へ。博多座を訪れるのは2007年の「レ・ミゼラブル」スペシャル公演以来。縁日みたいなロビーのにぎやかさ、最高のホスピタリティ、大好きな劇場です。舞台の上も東京公演よりも更にこまやかかつ深い芝居が展開されており、手に汗握って濃密な芝居の空気に浸ることができました。またもや皇后の愛そっちのけで革命に燃え&萌え。
 夜は博多在住の友達に博多名物の屋台や、前からずっと行きたかった有名店「鉄なべ餃子」に連れて行ってもらいました。博多に芝居観に行ったらこの店に行かないとイカンのですよ、鉄なべさん。やっと行けたー嬉しかった。そんなこんなで食の方も充実した旅となりました。色々と嬉しい出来事がたくさんあって、HAKATAサイコー!って気分です。

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2012.07.15

赤い彗星

Gundam
 先週はプロキオンSに出走するシャアの馬券を買うためにわざわざWINS浅草まで出向きました。かっぱ橋道具街に用事があったのと、久々に浅草を訪れてみたかったのと。日曜の浅草はかなりの人出でにぎわってました。伝法院通りあたりをぶらぶら歩く人々は老若男女幅広く、海外からのお客様も加わって和風の下町情緒溢れるテーマパークみたいですね。馬券は早々に買っておいてすし屋通りでお昼を食べて、楽しく過ごしました。それにしてもシャア…ブービーですか(笑)。3倍の速さで走っていただきたいものです。
 函館記念、人気にはなっててもトウカイパラダイスからかな。ネヴァブション、ミッキーパンプキンと馬なりでおなじみの馬に流してみましょう。

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2012.07.08

新演出

SaigonRudolf
  ミュージカル「ミス・サイゴン」と「ルドルフ ザ・ラスト・キス」を観て来ました。双方ともにこの度、演出をガラリと変えての上演です。演劇ではよく「演出を変えて」と簡単に言いますが、たいていの場合はちょっとした手直しぐらいのところ、今回の2作品は作品の印象そのものがまったく違ってしまうような根底からの大幅な改変。この大英断は良い意味でとてもショックを与えてくれました。
 特に「ミス・サイゴン」は見終わった後に疲労困憊してしばらく心身ともに立ち直れないほどでした。これまでの多少ショーアップされた演出を捨ててひたすらリアリティを追求しているため、華やかなミュージカルというイメージとはほど遠い戦争ドキュメンタリーのような仕上がり。とにかく冒頭から戦時下のせっぱ詰まった追い詰められた感じがものすごく、物語の中に生きる人たちの焦燥が観る側の心まで追い立てて、観ている間ずっと背中が薄ら寒いような不安感と恐怖に駆られていました。怖い。こんなのを長い期間演じつつける出演者のメンタルケアまで心配してしまうほど。曲も同じ、歌詞もほとんど変わっていないのに演出を変えるとこんなふうになるんだな、と驚きました。ミュージカルに夢を求める人にはいささか重過ぎるかもしれない。でも私はいたく感心しました。
 「ルドルフ〜」は演出を変えたというよりはもうホントに全く別の作品になっていましたが、今回のバージョンの方が私は好きです。ルドルフが恋をしたことも、強権的な父親と闘って政治に深く関わろうと試みたことも、今回の方が説得力がありました。
 七夕賞はトーセンラー、タッチミーノット、紅一点織姫のアニメイトバイオも買っておきましょうかね。プロキオンSは何がなんでもシャア。人気なくても見込みなさそうでもシャア。がんばれ馬券、買いに行っちゃうぞ。

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