演ずる者たち
この週末は不調だったPCを初期化してOSを再インストールする等、機械音痴の私としてはかなりがんばりまして、うまく行ったみたいで今のところなんとか落ち着いてます。そんなわけで週末の予想をまたもやお休みしてしまいまして…でも結果を見たらハズレてたんで書かなくてよかった(笑)。
ずいぶん長い時間を要したデータの保存やインストールの合間には劇場へ。ミュージカルというよりもストレートプレイのようだった「スリル・ミー」、そしてコンサートである以上にお笑いライブのようだった「石井一孝 Talk & Sing & Act in Tokyo 〜ミュージカルの小窓を開けて」…どちらもとても良かったです。どちらも「役者さんってステキだなぁ」と心の底から思いました。私は“役者”という不思議な商売の男性がとても好きなんです。興味深い。つかの間の時を自分ではない人間の人生を生き、泣いたり笑ったり愛したり憎んだり人を殺したり自分も死んだりする。厳しい競争の世界で身体ひとつで勝負して行く、そういう生き方を選んだ彼らの強さもまた、好きなのかもしれません。選んで、選ばれて、研ぎ澄まされていく彼らの輝きをずっと観ていたい。
そしてそれは競馬の馬についてもまったく同じです。彼らは競走馬になることを自分で選んだわけではないだろうけれど、そう生まれついて、力のあるものだけが残っていく。舞台で演じている役者とレースで走っている馬は私にとっては同じ想いに基づく応援の対象です。