最後の亀サマ
新橋演舞場にて四月花形歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」を昼夜通しで観て来ました。おなじみの演目を今回はとても若い座組で。なんたって大星由良之助が市川染五郎さん、高師直が尾上松緑さんですからね。若い若い。ほとんどの役者さんが初役の大役。10年もすればこの人たちが歌舞伎界の中心に立ってるわけですから、こういうチャレンジはどんどん見せて欲しいです。役者さんたちもめったには演じさせていただけないような大きな役を張り切ってつとめていたように感じました。染五郎さんは時々お父さんにソックリな声を出すなぁとか、松緑さんの目玉は舞台役者としては宝物だなぁとか、菊之助さんの判官はキレイで品と哀愁があってイイなぁとか、これが市川亀治郎としては最後の出演になる(6月に猿之助を襲名します)亀ちゃんはやっぱり何をやらせても随所に工夫があって面白いなぁとか、そして贔屓の中村亀鶴さんは抜きん出て声が良くて小林平八郎役での立ち回りは役者絵のようでカッコイイなぁとか、おおいに楽しんで来ました。
いよいよ春の天皇賞。オルフェーヴル、ちゃんと走るか!? 迷いに迷いまくっている予想は公式にて。土曜の青葉賞は難しいな…そんな時は頭は手堅くフェノーメノ、そこからタムロトップステイ、ミルドリーム、クランモンタナと微妙な倍率のところへ散らしてみましょう。