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2012.02.25

守り猫さん

Sutebaa
 初詣に行ったお寺のことをwebで調べている時、練馬区の旧川越街道脇に江戸時代の“捨て場”の跡があることを知りました。先頃近くまで行く用事があったので訪れてみました。旅に使った馬や使役で弱った牛が死んだものをまとめて捨てる場所であったようです。商店街の路地の一角に馬頭観音を祀って鎮魂しています。お参りして写真を撮ろうとしていたら、どこからともなく三毛猫がスルスルと現れたかと思うとしっかり腰を据えてどいてくれません。そういえばあちこちの馬頭観音に行く度に不思議と猫が姿を見せるなぁ。「キミがここの守り猫さんだね」と語りかけながら写真を撮ると、今度は「別テイク、どうぞ」と言わんばかりにポーズまでキメてこのカメラ目線(笑)。
Sutebab
この貫禄、絶対ここのヌシですね。そしてひととおり写真撮影が終わると、またスルスルとどこかへ消えてしまったのです。どう考えてもタダモノじゃない。お写真撮らせてくださってありがとうございました。
 中山記念はトゥザグローリー、フェデラリスト、リアルインパクト。固く行きます。阪急杯は最近ジワジワとのし上がって来てる感じのルナキッズからタマモナイスプレイ、トウカイミステリーと、こちらは当たればかなりつきそうな組み合わせで。


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2012.02.18

私の騎士たち

Osakachess
 先週は金曜から大阪へ。「CHESS in Concert」の大阪公演でした。うわー、もう想い出すだけで胸がギュンギュン痛くなるほどいい公演でした。中川晃教くんは聴いてて気絶しそうになるほど歌が巧いし、石井一孝さんはひさびさに思いっきり歌って改めてとんでもない歌唱力を再確認させてくれたし、浦井健治くんは彼には珍しい中低音域で新たな魅力を存分に示してカッコイイし、アンサンブルとオーケストラはとてもじゃないけどそんな少人数とは思えない素晴らしい技術とハートで作品を支えてみせてくれたし。ああ、幸せだった。あの世界にずっと一緒にいて同じ時を過ごせたことは私にとって財産になります。頭の中をいろんな曲がぐーるぐる。一刻も早くミュージカル版としての上演をお願いしたいです。チェスの駒のように飛び回る音符、難解なあの音楽の中にまたドップリ浸かりたい。うわーん大好きー!!
 興奮冷めやらぬままに今週はG1レース。フェブラリーSの予想は公式にて。土曜のダイヤモンドSはオウケンブルースリから入りますよ。ネコパンチ、トパンガと並べると馬券が楽しそう。

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2012.02.09

大阪へ

Chessseal
 「CHESS in Concert」大阪公演のために週末は大阪へ。あの難曲の坩堝の中にまた飛び込むことができるのは何よりの喜びです。楽しみで楽しみでソワソワ、ウキウキ、イソイソ。こんなステキな演目と出逢えて幸せだなぁ。
 というわけなので枠順が出る前の段階ですが、今週のレースで応援したい馬を挙げておきますね。土曜のクイーンC、舞台上CHESSのチャンピオンシップで闘うプレイヤーの片方がロシア人だからロシア語の名前を持つヴィルシーナから入ってみます。それと英雄譚シリーズの新たなキャラクターになってほしいカフヴァール。日曜の共同通信杯はディープブリランテとゴールドシップ。京都記念はウインバリアシオン、トーセンラー、そしてヒルノダムールの3着、と(笑)。

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2012.02.05

皆様に御礼

Esteban
 2月3日UPの記事を読んでくださった方から様々な形でたくさんのメッセージを頂戴しました。このような場を通してではありますが、亡父ともども心より感謝します。皆様へのお礼は今後も変わらぬ姿勢で仕事を続けて行くということでお返しとさせてください。
 1年弱ほど前に病の兆があって以来、自宅での介護、入院と順々に段階を踏んでのことでしたから、気落ちはしていないつもりです。どうか私自身のことはご心配なさらないでください。私には愛する家族がいます。大切な親しい友人達と多くの応援してくださるファンの皆さんがいます。やりがいのある面白い仕事といつでも新たな力をくれる最高の趣味があり、想うだけで自然と笑顔になれるたくさんの想い出とワクワクするようなこれからの計画があります。肩を落として立ち止まっているよりも、前へ進んでもっともっと楽しいことに出逢って行きたいと思うのです。父は背が高くてハンサムで、若い頃は社交ダンスの先生だったという洒落男でした。面倒なこと、辛気臭いことが大嫌いでした。私も毎日、父の笑顔の遺影と話してます。好きなお香でもあげながら。お馬さんが抱いているのはお気に入りのブランド「ESTEBAN」のエスプリ・ド・ナチュールのロータス(蓮)です。
 東京新聞杯はフレールジャックとスマイルジャックのジャックコンビとマイネルリラックマもといラクリマで。きさらぎ賞はマイネルアトラクトからディープインパクト産駒3頭に流す馬券と、それとはまったく別にプレミアムブルーの単複を。なんか気になるんです、この馬。ちょうど青枠に入ったことだし。

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2012.02.03

ご報告

Gardenia
 「馬なり1ハロン劇場」ならびにこのblogをお読みくださっている皆様にご報告です。
 1月16日、父を亡くしました。80歳でした。一流の木工職人であった父と私は顔も性格もよく似ており、なんでも思ったことを言い合える仲の良い父娘でした。手先が器用なこと、一度した約束は必ず守るガンコな職人気質はまちがいなく父から譲り受けたものだと思います。これまでの人生、父は決して私の行く道にNoを言わない人でした。この仕事を始める前のお勤めを辞めたいと相談した時も「嫌だと思うような仕事をしなくていい」と言うだけでした。こんな浮き草な仕事を始めた時もただ黙って見守ってくれました。競馬はまったく知らない人だし、私の描くものを読んでいたかどうかはわからないけど、私が日々アイデアに苦しみながらも楽しそうに仕事していることを喜んでくれていたのは確かだと思います。家に原稿を取りに来るバイク便の応対は父が長いこと受け持ってくれていました。その点では父も「馬なり〜」の重要なスタッフの1人だったと言えるでしょう。ただただ感謝しています。大好きな、自慢の父でした。
 葬儀のことなどあり、どうしても1週分の連載を描くことができず、638Rは休載となってしまいました。この回は近いうちに通常通りの形で描いて、追って掲載するつもりです。少々お待ちください。
 季節ハズレではありますが、夏には父と一緒に世話をして咲かせていた八重のクチナシを手向けたいと思います。

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