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2012.01.29

Someone Else's Story

Cic
 青山劇場にて上演中の「CHESS in Concert」を観ました。楽曲の美しさは折り紙つきで、ある種伝説にさえなっているにもかかわらず日本では上演されたことのなかったこの作品。今回のコンサートバージョンを観て聴けばわかる…正直なところ、このミュージカルのナンバーを歌いこなせるメンバーを揃えること自体が難しかったのです。いやはやめまいのするような難曲ばかり。それをこのステージに居並ぶメンバーはアンサンブルの一人一人に至るまでが凄まじいほどの歌唱力で見事に歌いこなし、私は客席で震えるような感動に振り回されました。とにかく曲がカッコいいんだよなぁ、ずっとずっと聴いていたい。そして、できることならこのメンバーのままでミュージカルとしての上演を実現させてほしいです。これはまた宝物のような演目に巡り逢ってしまったぞ。
 日曜、根岸Sはセイクリムズンとテスタマッタ、フェラーリピサという「キミたちもうちょっと上に行くコだと思ったのにね」トリオで固めてみよう。京都牝馬Sはエリンコート「キミ、オークス馬としてそろそろどうにかしなきゃ」からダンスファンタジア、メルヴェイユドールへ。

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2012.01.21

SPAM-a lot!

Spamalot
 赤坂ACTシアターで「モンティ・パイソンのスパマロット」を観て来ました。あーいやいやもー、途方もなくくだらなくて中身がなんにもない!(笑)…私が好きな幾多の馬鹿ミュージカル、たとえば「プロデューサーズ」ならショービジネス万歳とか「ペテン師と詐欺師」なら男の奇妙な友情のカッコ良さとか、なんらかのテーマやメッセージはある。でも、この「スパマロット」は、ない。なんにもない。何らかの感動を得ようとして途中で「もしかして…」と身構えるとスカされる、裏切られる。ただただ続くダラケた会話、しょーもない演出、ゆるい歌、登場人物のどうでもいいやりとりに笑っていればいい。ある意味画期的な作品ですね。楽しかった。しかしよくもこんなのがトニー賞最優秀ミュージカル作品賞なんて獲ったもんだ…トニー賞、恐るべし。出演者では池田成志さんのハイクオリティな役者力と彩吹真央さんの図抜けた歌唱力&吹っ切れっぷりに拍手喝采。典型的ミュージカル曲を徹底的にパロディに仕上げたナンバーにはひっくり返って笑いました。殺人ウサギ、かわいい。ぬいぐるみが欲しいぞ。
 さて、AJCCはルーラーシップとトーセンレーヴを裏表で厚めに。ネヴァブションは今回は走る方の順番かな。平安Sはエスポワールシチーがどんなレースをするかだけが興味の的です。

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2012.01.15

無茶するわー!

Asakusa2012
 新春浅草歌舞伎を観て来ました。昼夜通しで「南総里見八犬伝」「廓文章」「敵討天下茶屋聚」とたっぷりのプログラム。いやー堪能しました。今年の6月には猿之助を襲名する市川亀治郎さんが全編にわたって八面六臂の大活躍。八犬士の揃う場面はカッコよくて拍手拍手。そして、歌舞伎ってなんか色々と「無茶するわー」っていう場面が多いんですけど(設定的にも物語的にも演出的にも)、特に「天下茶屋」などは相当あっちこっち無茶でとても面白かった(笑)。ひいきの中村亀鶴さんの演ずる早瀬伊織の非業の死はホントに気の毒で、彼が無残に殺される幕が終わった時は心底「ひどーい」と怒り泣きました。その殺人犯のすっげぇ悪い奴のはずの元右衛門が客席を逃げ回ったり馬の上でおどけたりものすごい役者いじりを見せるところなんかは涙出るほど笑える。泣いたり笑ったり怒ったり呆れたり感心したり、気持ちが忙しい。感情の振られ幅が広すぎ。歌舞伎ってホントにとことんエンターテインメントなんですよね。
 京成杯は、コレいいんじゃないかなーと思ってるアーデントからプーラヴィータ、マナウス、キープビリービングと人気薄に流してみますよ。日経新春杯はトゥザグローリーとスマートギアを裏表、これだけ!

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2012.01.08

君を愛す…

Lacage2012_2
 日比谷・日生劇場にて「ラ・カージュ・オ・フォール」、開幕です。鹿賀丈史・市村正親コンビでの上演は前回がファイナルということになっていたはずが、あまりの好評ぶりに「ファイナル・アンコール」というかなり無茶な展開に(笑)。そうまでしてでも上演にこぎつけただけの人気作、素晴らしい盛り上がりの初日でした。やっぱり芝居はいいな、自分の日常にはどんなつらいこと、逃げたいこと避けたいことがあるとしても劇場にいる時間だけは全て忘れて泣いて笑って心の底から楽しい気分になれる。夢の世界ですね…特にこういう作品は。今回は「今この時をしっかり生きて愛して」という内容の歌がひときわ、心に響きました。去年1年のこと、今の自分の身の周りのことを色々考えても、本当に身近な愛する人を大切にすることが生きることなんだなぁと思います。ひっくり返るほど笑わせながらそういうことにも思いを至らせてくれる、作品の力ですね。
 金杯予想は東西でまぁ1勝1敗って感じでしたでしょうか。シンザン記念、ここは人気通りに買っておいていいのではと…キャリアを評価してトウケイヘイローから。ジェンティルドンナ、ピュアソウルのディープ産駒へ流しましょうか。オリービンまで押さえたら当たってもマイナスかなぁ。月曜のフェアリーSはシックスセンスの仔・チェリーメドゥーサ、トーセンベニザクラ、ダイワミストレスを三角買いで。

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2012.01.05

金杯で○○パイ!

Honjuin
 今年の初詣は有楽町線・平和台駅近くにある久遠山本壽院へ。こちらのお寺には僧形馬頭観音という珍しい石仏があるのです。馬頭観音といえば忿怒相で頭上に馬頭を戴いているものがほとんどですが、ここのお寺にある小ぶりな石の馬頭観音さんは顔がいきなり馬になっちゃってるんです。法衣をまとい、数珠を持って、なんともユニーク。のんびりしたお顔でかわいらしい。1800年代に愛馬の供養のために建てられたもののようです。今年もあちこちの馬頭観音巡りは続けたいですね。
 今年も金杯から競馬の始まり始まり。中山金杯はネヴァブション、トップゾーン、ダンスインザモアと私にしては珍しく高配当狙いで。京都金杯はシルポートを軸にダノンシャーク、マイネルラクリマ、タマモナイスプレイ、ガンダーラ。

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2012.01.01

明けまして新年

2012nengajo
 2012年になりました。旧年中は「馬なり〜」をご愛読いただき、ありがとうございました。長年にわたり、変わらぬ応援のお声を寄せてくださる皆様に心より御礼を申し上げます。
 昨年は本当に大変な1年でした…今年はすべての人が希望を抱いて歩んで行ける年になりますよう、お祈りしています。
 大晦日はTOKYO CITY KEIBAで過ごしました。東京2歳優駿牝馬に出走のショコラヴェリーヌ号の応援です(応援の理由については後日)。相手も揃って少々厳しいところかなと思いましたが、3着とがんばってくれました。単複買っていたのでほんのちょびっとプラスです。いや、実はその前に18.5倍というのをズバリ的中させてたから懐はホカホカだったのだー。私、ホントに大井には強いなぁ。知ってる馬がほとんどいないから邪念がないのかしら(笑)。
 というわけで今年もこのblogで当たらない予想をくり広げます。どうぞよろしく!!

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