あなたはロコ、私はロカ
アルゼンチンタンゴショー「ロコへのバラード」を観て来ました。タンゴショーと銘打ってありますが、しっかりした芝居仕立ての意欲的な作品でした。プロのタンゴダンサー、バレエダンサー、ミュージカル俳優がそれぞれの立ち位置からタンゴに挑み、手を取り合って溶け合って贅沢な空間を作り上げていました。バンドネオンの哀愁たっぷりの音、叫ぶようなバイオリンがスリリングな空気を作り、その中でダンサーが濃密に絡み合うタンゴの世界…オトナの色気がグッと来ますですね。お目当ての石井一孝さんは歌と芝居部分の担当。特に2幕の表題曲「ロコへのバラード」はドラマティックで素晴らしかった。こういう芝居心の必要な歌を歌わせたら右に出る者がないです。ロコというのはスペイン語で“何かにクレイジーになってる人”のことで、女性はロカ。私は演劇にも競馬にもちょいと立派なロカ、でしょうね。
週明け、28日(月)に「馬なり1ハロン劇場2011秋」が発売になります。今回の巻末マンガは今まさに描きたいことが描けたかな、と思ってます。新企画「よしだのレース回顧」もお楽しみに。
JCの予想は公式にて。土曜の京阪杯はロードカナロアの連勝の勢いを買ってみよう。人気かぶり過ぎかなぁとは思いつつ、ここで一気に重賞制覇と行ってもらいたいと思います。相手はもうあんまりグズグズしててもらっちゃ困るジョーカプチーノ、ワンカラットで。