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2011.06.26

梅雨も観劇

MitsukoNoisesoff
 芝居を2本観て来ました。
 1本はミュージカル「MITSUKO」。日本で初めて公式に国際結婚をした光子クーデンホーフという女性の一生を描いた作品です。作曲は「ジキル&ハイド」のフランク・ワイルドホーン、なんとなく好ましく思っている女優さんである安蘭けいさんが主演ということで、観てみました。以前に作品紹介的にコンサート形式で上演されたものも観てますしね。ようやく本公演となった舞台、全体的な作りが良くも悪くも宝塚風だなという気はしましたが、日本で企画されたオリジナルメイドの作品としてはテーマも大きく意欲的でかなりの出来だったのではないでしょうか。日本のミュージカル界もこういう作品をどんどん生み出して行かなければいけないよなぁと思います。しかしどうしても私にはマテ・カマラスの良さがワカラン(笑)。
 2本めは「NOISES OFF」。以前別のブロダクションで観て、そのあまりの面白さにのけぞり、今回は芝居好きの友人を誘って行きました。まったく違うキャストでの上演でしたが、やっぱり戯曲そのものがすご過ぎる。戯曲通りにやればどんな人がやっても面白くならないはずがない。そりゃもちろん、ドアひとつ閉めるタイミングがズレたらネタ自体が成り立たないという緻密すぎる戯曲なので出演者には力が要るし、緊張も相当なものだと思いますが。この作品は今後もどんなメンバーで上演されても観に行くと思います。
 宝塚記念は楽しみなメンバーが揃いましたね。馬券的にもだいぶ散らさないと…中山のメイン夏至Sは最近ホントにドモならないドモナラズからフィフスペトル、前走負け過ぎだけどイコピコに行きます。

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2011.06.20

再演決定!

Sslive2011
 去年の春にハマりにハマッたミュージカル「サイド・ショウ」のコンサートバージョンが再び上演され、昼夜2回とも行って来ました。オルゴールが鳴り始めるようなイントロが流れた時、いろんな想い出がよみがえって全身が震え出すようで「ああ、やっぱりこの作品が大好きだ!」と感激しました。1曲1曲が全部大切、登場するキャラクターが主人公の姉妹からフリークスの1人1人まで全員大好き。両腕で抱きしめたいほど愛しくて美しくて、恐ろしく近づき難いほどグロテスクで醜くて、闇であり光であり、冷酷さとぬくもり、差別と愛に満ち満ちた世界。素晴らしい楽曲の数々を堪能しました。そして嬉しい発表。10月に東京と大阪で再演が決定したそうです。前回見損ねた人、ちょっとでも興味がある人、今回お見逃しのないよう。私の長い観劇人生をかけて「コレ!」と大プッシュする1本です。

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2011.06.17

男は背広(笑)

Ggr
 「レ・ミゼラブル」も6/12に無事に千穐楽を迎えました。最後の舞台のカーテンコールではただただダダ泣き…ひさしぶりに真っ正面で向かい合ったこの作品、その中に大好きな俳優さんが存在してこそ改めてその魅力、その深さを再確認できました。良い公演でした。幸せです。
 その涙も乾かぬうちに天王洲・銀河劇場で上演中の「グレンギャリー・グレン・ロス」を観て来ました。以前ハマッた「デモクラシー」をちょっと思い出すような、背広の男だらけの芝居です。とにかくセリフの量が膨大、休憩ナシで息をもつかせぬ心理劇。面白かったです。大好きな今井朋彦さんはあいかわらずセリフが切れて切れて快感。あああずっとこの人のセリフを聞いていたい。終演後には出演者全員揃ってのトークイベントもあり、楽しいひと時を過ごすことができました。
 「ネットカフェ逍遥馬道」について、様々にお問い合わせをいただいております。今後については近々アナウンスをいたしますので、しばしお待ちくださいませ。
 マーメイドSはいささか前走負け過ぎって感じの馬が多いですね。そんな時には成績を見ないで素直に気になる馬で行きましょう。トウカイテイオーの娘・アースシンボルからディアアレトゥーサ、プロヴィナージュでどうよ。えっどうよ。

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2011.06.10

彼のいた時代

Shashinten
 新橋のGate-Jでオグリキャップ写真展「白の時間」を観て来ました。彼の引退レースになった有馬記念から去年の夏まで、20年もの長い期間にわたってこの名馬を追い続けた内藤律子さんの労作の数々、すばらしかったです。オグリキャップの愛らしい顔、おちゃめな仕草、かと思えば神がこの世に遣わした芸術品のような荘厳な立ち姿…1人の写真家がこうして愛情を持って撮り残してくれたからこそ、私たちファンは様々なオグリキャップを観ることができるのです。そうさせるだけの魅力がオグリキャップにあったからこそとは思いますが、語り部があってこそ伝説は残る。感謝の思いでいっぱいになりました。同所では20日(月)まで開催されています。その後は大阪→札幌→浦河と場所を移して続くそうです。写真集で見るのとはまた違う迫力をもった展示写真をぜひナマでごらんください。
 エプソムCはキャプテンベガから行こうかなぁ。もう8歳か…まだまだ見捨てたくない。相手はマストビートゥルーと、オンナノコだけどここがんばれアニメイトバイオ。CBCはオレ様のナイスなプレイ=タマモナイスプレイからサンダルフォン、ダッシャーゴーゴーへ。

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2011.06.04

プロの舞台裏

Dancingc
 劇場通いの合間に映画「ダンシング・チャップリン」を観て来ました。偉大な振付家ローラン・プティの作品「Charlot Danse avec Nous(チャップリンと踊ろう)」を周防正行監督がその妻・草刈民代とルイジ・ボニーノに踊らせ、その舞台作品が出来上がるまでをドキュメンタリーで追ったものと舞台作品そのものを2部構成で組み合わせた映画です。第2部の舞踊ももちろん美しかったのですが、私のようなヲタクぶったシアター・ゴアーには第1部の制作の現場がとても興味深かったです。振り移しや衣装の打ち合わせ、ダンサー同士の入念なディスカッション、うまく行かない部分は妥協せずに徹底的に話し合い、細部までを自分の考える理想へと近づけて行く努力。こうやって舞台は出来上がって行くのだなぁと感心しながら見入っていました。それにしてもダンサーの、自分の身体を自分の思い通りに操る能力は本当に素晴らしいですね。
 安田記念の予想は公式にて。土曜のユニコーンSはこの映画にちなんでアイアムアクトレスから行きましょう。相手はアドマイヤサガス、ビッグロマンス、キョウエイバサラ。G1出走経験を生かしてここは誰かがなんとかして見せなきゃね。

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