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2011.05.29

ダービー当日!

Unknown
 劇場通いが続くと曜日の感覚が狂ってしまい、blogの更新が滞って申し訳ありません。
 今日はあいにくのお天気ですが、いよいよダービーですね。あいかわらず押しの弱〜い予想を公式にアップしてありますので、どうぞご参考に。
 「馬なり1ハロン劇場〜2011春」がこの土曜に発売されました。ぜひご一読の上、感想などお聞かせくださいね。今回は巻末にお蔵出し作品も掲載されてちょっぴりお得です。

 劇場通いの合間、映画「アンノウン」を観て来ました。大好きなリーアム・ニーソン主演だよ。んー、でも作品的には前回観た「96時間」の方が面白かったかな…というのは、主人公がストーリー上のある事情によって彼らしい持ち味である豪快なアクションとか強烈な存在感みたいなものを封印されてるのですね。後半それを発揮できる展開になっても、残り時間が少なくてファンとしてはいささか不完全燃焼な気分。でも謎解きの部分は面白かったし、元シュタージ所属の老スパイとか出て来て、しばらく東西ドイツ分裂時代について軽くお勉強した身としてはそのへん興味を惹かれました。人生ナニゴトもお勉強しといて損はないものですね(笑)。

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2011.05.22

花形勢揃い

Meijiza
 帝国劇場詣での合間、明治座に「五月花形歌舞伎」を観に行って来ました。昼夜通しで5本の豪華ラインナップ。役者も顔が揃ってます。
 まずお昼は1本めに市川亀治郎さんの狐忠信。いやー、かわいい、楽しい。宙乗りも華やかで幕開きにふさわしい外題ですね。「蝶の道行」、私はどうも舞踊は眠くなってしまうので苦手な方なのですが、これは振付や演出が現代風で飽きずに観ることができました。「封印切」、なぜか私はこの演目に縁があって、この短い歌舞伎歴で何度もいろんな役者さんで観てます。これは男のプライドの話かな。誰が演じてもその人なりの解釈が面白く、 リアルな心理劇である部分と歌舞伎の型のバランスがとても面白く、ググッと惹き込まれるのです。最後の場面、これから悲劇へと突き進む結末を周囲の人は知らずにいるという作りがとてもいいのですよね。
 夜は「牡丹燈籠」…とっても怖かったです。いや、幽霊が怖いのではなくて、登場人物それぞれの心の闇が怖い怖い…なまじ妖怪とかドロドロ出てくるよりもよほど怖いです。ひいきの中村亀鶴さんは女にそそのかそれて大名を殺し、そのせいで自分も自滅して行く男で、愚かといえば愚かなんだけどどこか哀れで切なかったです。歌舞伎の様式美よりも現代の演劇に必要な種類の演技力が求められる芝居でした。そして怖い怖い「牡丹〜」の後は明るく楽しく「高坏」で高下駄のタップダンス。これが現代の創作舞踊ではなくて昔からある演目だってところが歌舞伎、恐るべしです。
 オークスの予想は公式にて。東海Sはシビルウォーとキングスエンブレムの裏表だけでドスンだ。

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2011.05.09

ゴールデンウィーク

DpzexpoGnekomachi
 遅ればせながらゴールデンウィークの話題です。震災以来様々な方面に広がってしまった自粛ムードも「これでは経済が停滞する!」と思い直した観光客で連休中はいくらか盛り返したようでしたが、皆さんはいかがお過ごしでしたか?
 私は劇場通いの他、29日には@niftyデイリーポータルZのエキスポに遊びに行きました。憧れのライターさんと一緒に写真を撮っていただいたり、色々なお馬鹿ワークショップに参加したりして楽しい1日を過ごしました。生ハムおいしかったなぁ。アイスの棒にハンダゴテで「アタリ」と見せかけて「アタ××…」と書くというワークショップでは競馬者らしく「アタラクシア(馬)」と書きました(笑)。らくがきボードに馬の絵を描いていたら「馬なり〜」の読者だという人から声をかけていただいたりして、思わぬ交流ができて嬉しかったです。
 7日には劇場帰りに谷中のギャラリー猫町でもりわじんさんの「ネコ、弾んじゃった♪」展。わじん先生にもお会いでき、弾んで踊る猫に囲まれて元気になりました。
 「馬なり〜」の連載は1週お休みをいただきます。マンガの内容としてはNHKマイルCの週をお休みさせていただくことにしました。その後のマンガにエピソードを反映させて行くつもりです。

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2011.05.06

きっと夢見た明日が来る

Charity
 5月2日(月)、帝国劇場にて「頑張れ東北!! きっと夢見た明日が来る レ・ミゼラブル東日本大震災チャリティー・コンサート」が開催されました。現在出演中のメンバーに加え、24年前の初演のメンバーなどが顔を揃えるこの上なく豪華なコンサート。でも今回の目的は何をおいてもこの度の震災の被災地支援です。出演者もスタッフもすべてボランティア、わずかな休演日のこの日たった1回のコンサートのために大変な準備と稽古を重ねての実施と聞きました。当日はチャリティーTシャツの販売や様々な関連グッズのオークション、出演者自らロビーに立っての募金の呼びかけ等、役者・スタッフ・観客が一体となっての素晴らしい催しになりました。この作品にはそういう、人の心を結びつけ、奮い立たせる力があります。募金の列で私の前に並んでいた男性は「仙台から来ました」と言っていました…支援される立場であるかもしれない彼も、やはり募金箱に気持ちを投じていたのでした。私も及ばずながら精一杯の協力をさせていただきました。最後にみんなで歌った「民衆の歌」、感動的でした…劇場に響き渡ったあの歌声を忘れることなく、これからも長いスパンで自分のできることをして行きたいと思っています。「新しい世界/勝ち取るための/歌を聴いたか?」
 NHKマイルCの予想は公式にて。京都新聞配はなんといってもレッドデイヴィスですよね。歴史に残る最強せん馬となっていただきたい。新潟大賞典はサンライズベガからシャドウゲイト、アルコセニョーラへ。

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2011.05.01

悲しいです

Tuitou
 やっと何か書ける心境になったかな…というところで。
 私は田中実さんという俳優さんが大好きでした。私が滝田栄さんと鹿賀丈史さんの大ファンだということは読者の皆様にもかなり知られていると思いますが、このお2人については最も当てはまる気持ちは「畏敬」という感じで、もっと素朴で素直な感情で「この人好きだなぁ、ステキな人だなぁ」と憧れる役者さんとして名前を挙げるとすれば、その筆頭が田中実さんでした。出逢ったのは鹿賀さんが主演の刑事ドラマ「ジャングル」で、これが彼のTVデビュー作だそうです。それからずっとファンでした。長身で端正な顔立ちで、たたずまいに品があり、それから何年経っても少しも雰囲気が変わらない人でした。役者としての技能は一流のもので、発声も滑舌も美しく、声を張った時の凛とした響きは彼独特の物がありました。近年、隊長役を務めた「ウルトラマンメビウス」での「GUYS sally go!」という号令…あれは誰でも出せる声ではないぞエッヘン!と勝手に誇らしく思ったりしていたものです。
 かなり昔に舞台を観に行ってサインを頂戴する機会があり、その時にほんのひと言ふた言お話したことがあるだけで、彼個人のことはまったく何も知りません。だから、今回の痛ましい出来事について何かを語る資格は私にはありません。今は悲しくて淋しくて胸が痛いけど、私にとってかけがえのない、魅力的で大好きな役者さんだった彼をこれからも心の奥にとどめておきたいと思います。

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