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2010.07.04

追悼

 オグリキャップがなくなりました。今日のスポーツ新聞の1面はすべて「オグリ」の大見出し。改めて日本の競馬にとって大きな存在だったのだなと思います。
 当時からホントによく質問されました…「オグリキャップのこと、嫌いなんですか?」…私にしてみればどうしてそう思うのか、理解できないという感覚なんですが。マンガの中の馬のキャラクターづけは好き嫌いとはまったく関係ありません。そもそも私には“嫌いな馬”というのは基本、いない。どんな馬にも魅力があり、かわいらしいと感じる部分がある。強いて言えばオグリキャップは“みんなの馬”過ぎて“私の好きな馬”ではなかった。それが答えになるでしょうか。ファン的な熱意からは1歩も2歩も引いていたかもしれないけど、私もあのジャパンカップやあの有馬記念には震えるほど感動して現場で涙ぐんだ1人です。
 そして、オグリキャップが現れなかったら今の私は絶対になかった。それは言い切れます。彼があの凄まじいまでの競馬ブームを巻き起こしてくれたからこそ私がたまたま持っていた競馬の知識とちょっと絵が描けるという能力が必要とされ、競馬マスコミが隆盛を極めサブカルチャー的な切り口もアリという展開になったことによって作品を求められ、それが以来20年も続くことになったわけです。本当にどれだけ感謝しても足りません。
 サラブレッドの命は短いものです。いつかは来る日と知りながら、それでもなんだか他人事のようでどうしても実感がありません。「ご冥福を」といったありきたりな文句もどうも似つかわしくない気がして、何かもっと彼を送るのにぴったりの表現はないものかと、探しあぐねているところです。

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