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2010.08.28

舞台もいいけど映画もね

Nekotaxi
 ここしばらくで観た映画。「ねこタクシー」は平凡な中年タクシー運転手に起こった小さな奇跡と再生の物語。のんびりしたテンポで進む物語の中で、決して声高な主張ではないけれど、人は心の持ちよう次第で変われるのだというテーマがあたたかい作品です。主人公の人生を変えるきっかけとなる猫の“御子神さん”を演じたのは珍しい三毛のオス猫。なぜかいつも舌が出ていて、モノに動じない雰囲気がとってもいいのです。
 それから「ベスト・キッド」を観て来ました。私が行った映画館は吹替版しかやってなくて、まぁどっちでもいいかーと思って観たのですが、これは失敗だった。突然中国へ引っ越すことになって言葉もしゃべれず不安な主人公の気持ちがダイレクトに伝わって来ない。これから観るという人はぜひ字幕版をおすすめします。ジャッキー・チェン、渋いっす。しょぼくれたオッサン役でもちょっと動き出すとめちゃめちゃカッコイイっす。この後は「キャッツ&ドッグス〜地球最大の肉球大作戦」を観に行く予定です。大好きバカ映画!
 「エリザベート」はその後、城田優さんのトートを観ました。長身ですばらしい美貌、舞台映えする容姿で実に目を引く逸品でしたが、演技がやや淡泊なため、回数を観るとやや飽きるかな…という気がしています。年齢的にかなり若いことですし、この後まだまだアッと驚く化けっぷりを見せてくれることを期待してます。それにしてもルドヴィカ役の阿知波悟美さんはどうにも文句のつけようがないくらい巧いなぁ。歌も上手だし存在感のある演技は安心して観ていられるし、こんな素敵な舞台女優さんってなかなかいないと思う。
 新潟記念はアドマイヤオーラ。前走の鬱憤をここで晴らして見せていただきましょう。スマートギア、テイエムプリキュアといった馬なり常連さんはもちろん応援するとして、気になるのはドモナラズがサマー2000を勝てるかどうかですね。この名前が日本競馬史のあちこちに残っちゃうのはお笑い競馬推奨派としてはおおいに望むところであります。キーンランドCはローレルゲレイロの応援。
 

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2010.08.22

成長ということ

Garasunokamen
 前作が案外面白かったので今回も期待に満ち満ちて「ガラスの仮面〜二人のヘレン」を観て来ました。北島マヤ役の大和田美帆さんは切れのいい力いっぱいの演技が変わらずイイ感じ。姫川亜弓役の奥村佳恵さんは前作では見映えは良いし踊りはうまいのだけど少〜し演技に難ありかなと思っていたら、今回ずいぶん成長していました。そういえばここ何年かの間に初舞台では「なんじゃコリャー!」と思ったような人がアッというまに一人前の舞台役者になって行くのを目撃したっけ。若い人は伸びるのが早いなぁ。この作品の見所、亜弓の母親である大女優・歌子とマヤが劇中劇で演じる「奇跡の人」の場面はことに素晴らしく、これを観ただけでその作品を1本丸々観てしまったような感動を覚えました。このキャストでやってくれればいいのに。
 札幌記念はロジユニヴァースの応援かな…痩せても枯れてもダービー馬、強くあって欲しいのです。

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2010.08.15

ウィーン→宝塚→ベトナム

ElisaTakaradukaboysTs
 この夏から秋は「エリザベート」をけっこうな回数、観る予定です。最初に観た日、物語の進行役であるキャラクター・ルキーニが劇中で客席に投げたカードが手元に飛び込んで来ました。ヲタクの神様のプレゼントかな(笑)。これからの観劇の日々の良い励みになります。新しくトート役に入った石丸幹二さんがグランドミュージカルに相応しい伸びの良い歌声と今までの彼のイメージとは違った役づくりで新味と実力を見せてくれ、今後が楽しみです。同じく新ルドルフの田代万里生さんの新鮮さや新エリザベートの瀬奈じゅんさんの特に2幕以降の落ち着いた演技にも興味を引かれました。
 この土曜には「宝塚BOYS」「タン・ビエットの唄」を観ました。かたや日本の戦後、かたやベトナム戦争と、この季節に戦争を題材にした演目を続けて観て、色々と思うところアリでした。平和であること、やりたいことをやって生きて行けることの幸せを深く考えました。
 北九州記念はケイティラブからエムエスワールド、前走負け過ぎだけどサンダルフォンへ。クイーンSはヒカルアマランサスからブラボーデイジー、アプリコットフィズ、ピエナビーナスへ。

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2010.08.08

脱力系邦画×2

Houga
 ミニシアター系の邦画を2本観て来ました。まず「おのぼり物語」。カラスヤサトシさん原作の、大阪から上京してきた売れない漫画家さんの日常を淡々と描いた作品です。主演はミュージカル界のプリンス・井上芳雄さんで、やっぱりルックスがスカッとし過ぎててとてもダメダメなおのぼりサンのお兄ちゃんには見えないのだけど、随所で細かい笑わせる演技をしていて、大劇場サイズじゃない芝居でも面白い味わいを出すものだなと感心しました。連載が始まったばかりの雑誌が休刊になったり持ち込みで相手にもしてもらえなかったりの色々のシーンはまがりなりにも同業者としてアイタタタタって感じでしたが(苦笑)。
 もう1本は「ちょんまげぷりん」。関ジャニ∞の錦戸亮くんが江戸時代からタイムスリップして来た若侍を演じています。これがとても良い声を腹から出すし、しっかり腰の入った所作もきれいでなかなかステキなのでした。爽やかにほのぼのと笑えるストーリーも良く、観ている間中ずっと楽しくて、これはちょっとした佳品だと思いました。おすすめ。
 関屋記念はキャプテンベガから、スピリタス、レッツゴーキリシマへ。函館2歳Sは…2歳馬はまだわからん。ルリニガナから買っておくのが得策か。トラストワン、マジカルポケットへ行ってみましょう。

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2010.08.01

絢爛豪華

Geihinkan
 迎賓館・赤坂離宮の見学に当選したので、行ってまいりました! 洋館好きとしては憧れの建築物、しかも非公開中の非公開ですからね(笑)、以前から何度も応募し続けてたんですけどなかなか当たらず…ここ数年は改装工事に入って見学が中止になっていたりでどうしても門戸が開かなかったのですが、公開を再開した今年、やっと夢がかないました。調印式などが行われる「彩鸞の間」、公式晩餐会が催される「花鳥の間」、表敬訪問や首脳会談などに用いられる「朝日の間」、そしてかつては舞踏会場、今はレセプション等に使われる「羽衣の間」などを時間も自由にゆっくりと見学させていただきました。国内で考えられる限り最高のものを揃えた豪奢な調度、内装、備品の数々は素晴らしかったです。館内は撮影禁止で残念でしたが、前庭と正面広場から建物の撮影はフリー。めったにない機会なのでたくさん写真を撮りました。建物全景はもちろん、塔や装飾など細かいところもあれこれ。
 小倉記念、ドモナラズの重賞連覇はあるのか? うーん、そこまでは信用できないなぁ。アドマイヤオーラの踏ん張りと、スマートギアの2着狙いに期待します。それとこの季節、アルコセニョーラも忘れるわけにはいかないかと。

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